林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

オバマ・サミット

2016-05-31 | 床屋放談

大騒ぎした伊勢志摩サミットは一体全体何だったんだろうか。
消費増税を延期するためのアリバイ作りだったという説もあるようだけど..........。

安倍晋三総理による、舛添都知事を大幅に上回る公私混同だったような気がする。

オバマ大統領がゼッサンされているようだけど、本当は一杯食わされたのではあるまいか。
たった1回の演説でノーベル賞を受け取り、たった10分間の原爆資料館視察で、簡単に感動してしまうおめでたい日本人。
高邁な演説をしていながら、核戦争のボタンがある鞄を携行し、老朽化した核爆弾を改良し始めたんですよ。

塩野七生さんの意見に賛成し、この際「謝罪しろ」とはいわないけれど、原爆投下を赦してはならない。

安倍首相は、オバマ大統領の広島訪問を、どう活用するのだろうか。

伊勢志摩サミットとオバマ大統領に関しては、どうも、もやもやしますね。

塩野七生さんの意見は、5月25日付朝日新聞朝刊オピニオン頁「オバマ大統領の迎え方」に拠ります。

160531


マンドリンコンサート

2016-05-30 | 林住期

シャモじぃに誘われて、マンドリンのコンサートに行った。
鑑賞は去年に続き2回目である。

演奏会は36回も続いているだけに、所沢市民の演奏は相当巧い。
ただ、楽器にパワーがないため、迫力がイマイチ。
メロディはフルートとクラリネットが引っ張り、低音は2丁のコントラバス、リズムは打楽器が頑張ってた。
マンドリンは、100人くらいの会場がいい、と思うよ。

所沢ミューズにある音楽専用アークホールの2000席の会場は満席。幼児連れのママが目立つけれど、殆どはばばじじ。
演奏にはメリハリが無かったが、陽気で優雅なマンドリンの音色に包まれて、2階桟敷席で寝そべり、うつらうつらするのは幸せだった。

ところで。

近頃ご無沙汰のシャモじぃは元気元気。
自分のことは棚に上げて、老人施設を駆け回り、慰問激励活動に励んでるそうだ。


この日だって友だち3爺で行ったんだけど、人混みでは人を掻き分け先頭を歩き、エスカレーターは歩いて上がり、階段は先に上り詰める。
脊椎管狭窄症の手術は上手く行かなかったとか、入歯が鬱陶しいとか、ぼやくこと頻りの癖に、行動力が前のめりに歩いてる感じだ。

平均的後期高齢者に較べ、至っての元気はご本人も認識している。
そこで、その秘訣を尋ねたら。

    他人の思惑は一切気にしないことだ

と。だったら階段の上でジリジリしないでよ。2爺は草臥れてるんだから。

160530


終の棲家

2016-05-26 | 拍手

シンポジウムに行った。
会場になった有楽町「よみうりホール」は満席。9割以上がおばばたちだった。
おばばは勉強している。おじじが敵うはずがない、と痛感した。

シンポジウムのお題は、

   私の老後は私が決める! 
   最期まで私らしい人生を送るために必要なこと教えます

だったが、内容は少し違った。「老後」を「最期」と書き換えるベキだった。
おばばたちは「最期」に狼狽えるようには見えなかった。

基調講演は、かの勇ましい上野千鶴子先生だった。でもこの講演、素晴らしく良かったんですねぇ。
森生はこの上野先生の人生相談(朝日新聞土曜版「悩みのるつぼ」)を愛読讃嘆していて、桁外れの猛女を想像していたが、まるで違った!
小柄で美しくイト淑やか。優しく美しい声色に関西系の方言を交え、微笑み、言語明瞭意味明瞭。それでいて綺麗ごとではなかった。

講演の結論は、

    最期をどうするかを息子や娘に任せてはいてはダメだ。自分で決めておこう。
    最期は病院や施設でなく、自宅で迎えよう。ひとりでも最期は迎えられる時代だ。ひとりは自由で楽しい。
    でも、財布は最期まで握っていること。なるべく上手く遣いきること。
    遠くの家族より、近くの友達を大切にしよう。

ということだったろうか。メモを録らなかったため勘違いがあるかもしれない。既に持っている4冊を読んでみようと思う。
上野先生も「私の本を買って、読んで下さいね」と言っていたので、森生もご同輩に、お勧めしますね。

このシンポの主催者は「サービス付き高齢者向け住宅協会」と「読売新聞社」で、後援は国交省と厚労省だった。
つまり主催者の「サ高住協」は「自宅で最期」ではなく、ビジネスとして「施設で最後を」と勧めているるはずですね。
ところが上野千鶴子さんときたら.........。勇敢なお方だなぁ。

シンポジウムのパネリストでは、樋口恵子(高齢社会を良くする女性の会代表)さんが、何度も爆笑を誘った。
この先生、84歳になって、今まで施設に入るために溜めていた虎の子で蔵書の重みで傾いた自宅を取り壊し、新築中とか。
同居している「鬼娘」とは断捨離を巡り、死闘を繰り返し、体重が随分減った由。

それでも、主催者に配慮したのか「いよいよの時は施設を選ぶかも、まぁ成り行きですね」だとさ。

最高齢のパネリストは91歳。曾孫が4人いる寡婦。藤沢市の「ココファン湘南片瀬」入居者会田千枝子さんだった。
片瀬(実は藤沢市大庭)では通じないので鎌倉と言ってる由。往時、片瀬・江の島は鎌倉郡だったもんね。

この元気ばばさま、司会者そっちのけのマイペース。
しかし「サ高住」選びの経緯を愉快に紹介し、その快適至極な毎日を謳歌して笑いをとり、主催者側の期待に十二分に応えた。

厚労省課長・杉並区課長・別府市参事・医療法人理事長等4人の小父さんパネリストが何を話したかは、覚えておりません。
かれらは数字を並べ、漫画を見せ、台本を読み、詰まらないデータしか語れない、退屈な紳士たちだった。

高齢化社会に入った日本は、女性陣営に運営をお願いした方が上手くゆく、のではないかと思った。

今回の急なシンポジウム出席は、畏友・韋駄天じぃの勧めだった。
題を聞かされウンザリしたが、目玉は上野千鶴子先生だった。他にサミット厳戒下の銀座をぶらぶらしたかった。
だけど韋駄天じぃは、シンポが終わったら、地下鉄有楽町駅に一直線。
ガッカリしたよ。

《お勧めする上野千鶴子本》
①おひとりさまの老後 ②男おひとりさま道 ③おひとりさまの最期 ④上野千鶴子のサバイバル語録

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2016-05-25 | 林住期

朝から蚊が1匹いる。この夏、初めて蚊に刺された。
あっという間に4カ所も射された。なにしろ「清流ブン蚊都市」だからね。

刺した蚊は、毎年、今頃から出没する、縞の股引を履いて柄が悪い、大型の黒い蚊とは異なる、新種の蚊である。
体長はおよそ1㎝。全体に透明感がある貴族的な蚊で、動きは割合鷹揚だ。

腕に停まらせ観察し、針を刺す寸前に叩き潰すつもりだが案外なすれっからしで、足の甲やふくらはぎを刺したりした。
すっかり干乾びちゃったじじぃとは異なり、まだ蚊を惹きつける魅力があるわぃ。
などと考えるのも愉快ではあるが、痒いものは痒く、やはり迷惑である。

 

腹いっぱい血を吸われても大した分量ではない。そのくらいくれてやってもいい。
ただ、あちこち少しづつ刺し散らかすのは止めてもらいたい。

160525


質問責任

2016-05-23 | 床屋放談

舛添要一都知事の2回目の記者会見を見た。

うわべは頗る低姿勢だったが、何の説明にもなっておらず、1回目より目つきが険しくなり、説明は後退した。

全ては「政治資金規正法に詳しい、複数の弁護士による、詳細な調査をした後に、ご報告する」ことにたそうだ。
弁護士の選任は、舛添都知事自身が行う、とか。きっと費用はちまちま溜めた「政治資金で落とす」んだろうね。いや「都知事の機密費で」かな?
記者諸君はシッカリ見張っていて欲しい。

記者会見場の記者たち全員が若輩者ばかりだった。そしておよそ半数が女性だった。
舛添をたじろがせるような、迫力があり、はぐらかせない質問をする記者は、当然、皆無だった。
かれらは、回答が分かり切った、愚にもつかない質問を繰り返した。

会見は2時間あまり続いたそうだが、バカバカしくなり1時間でTVを消した。

何故、各社は未熟な記者を指導しないのだろうか。
また、こういう時こそ、マスコミ各社は辣腕記者を出席させ、舛添を問い詰め、吐かせるべきだった。
いずれにしてもマスコミは怠慢である。

マスコミは何かと言えば「説明責任を果たせ」と繰り返す。
じじぃは、「マスコミこそ質問責任を果たせ」と野次を飛ばしたい。
そう思いませんか、ご同輩。

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疑惑の祭典

2016-05-20 | 床屋放談

          
             次々と「オソマツと不信と疑惑」の祭典  山田 紳

不祥事続きの東京五輪に、今度は招致にまつわる贈賄疑惑である。
竹田恒和日本オリンピック委員会(JOC)会長▲は贈賄を否定する根拠として、

  コンサルタント業務委託契約書があり、その契約書に基づく支払いで、契約先は電通が保証した会社だ。

と言っている。
だが、そもそも「電通」という日本最大手の広告取次会社そのものが怪しく、そのお墨付きもあやふやである。
相手先の「ブラック・タイディング社」は、TV報道で見て取れるとおり、舛添要一の自宅事務所よりも実態がない。

竹田会長を支える平JOC事務局顧問は、

  守秘義務があり、契約書も、招致決定前の3通の報告書も、招致決定後の報告書も公開できない。

と民進党調査チームの会合で発言した。

まさに「オ・モ・テ・ナ・シ」そのもので、ウラばっかり。俗にいう「語るに落ちる」とはこのことだよね。

  

  山田紳の1こま漫画は、5月18日付朝日新聞朝刊から。

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昼はもりそば

2016-05-19 | 林住期

鱈腹食ったわけでもないのに、OBOG会以来、体重が70kを超えている。
中華料理1回で2k増えた勘定である。

一週間に一日、一食の日にするだけで、高血圧も何もかもが好転するという本が発売されたようだ。
(数日前の朝刊に広告が載っていたはずけれど、見つからない)

一挙に一日一食を実践するのはカラダに悪いだろう。
とりあえず、昼飯はそばだけにするつ・も・り。

写真は無料写真素材「花ざかりの森」さまから拝借しております。
わがまちには、こんなに趣味の良い蕎麦はありません

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つもり

2016-05-18 | 林住期

すべてがどんよりと停滞しているので、ミラーレスデジカメでも購入して、心機一転するつもりだった。

花が終わったばかりの躑躅を刈込み、来年の開花を促進するつもりだった。

仁丹のグルコサミンコンドロイチンか、初めて聞く製薬会社のヨクイニン錠のどっちかを注文するつもりだった。

もう20年以上も、一度も履いたことが無い本革のリーガルブランドの通勤靴2足を捨てるつもりだった。

清流高麗川を穿りかえしている遊歩道工事の、滅茶苦茶な現場写真を撮りにゆくつもりだった。

まだやってれば、吉野屋で牛鋤鍋御膳を食い、栄養を付けるつもりだった。

暖房器具の埃を払い、収納するつもりだった。

雨の日は、林住記の記事を3本書いておき、楽をするつもりだった。

そのほか、つもりつもりとつもりが降り積もり、つもりの山ができている。
何事にもエンジンがかからない昨日今日だ。
多分、明日もね。

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疲れを予防する

2016-05-17 | 林住期

気温が高くなると、ぐったりする。
湿度が高い日は、げっそりする。

坂道が辛い。
駅から我が家の猫額亭まで、以前は歩いて10分だったが、最近は20分を超える。
途中、おばぁさんに追い抜かれても「お先にどうぞ」だ。人間が円くなった、というわけではない。

6年前に発症した急性心筋梗塞の直前の体調に似てきて、嫌な予感がする。

まだ若い清水ミチコさんは「ケータイを携帯しないと疲れない」ことを発見したそうだ。
それで、「週に1日はケータイを持たない日にしようか」、と考えておられる。

じじぃもケータイを持っている。
前回の心筋梗塞騒動の退院直後に買った「らくらくフォン」とかいう簡易ケータイである。

しかし使ったことが無く、使い方を覚えなかったし、番号を知らない。
それでいて、一向に不便を感じないシンプルライフだ。

でもなぁ......。
健康のために、疲れを防ぐために、止めるものがもぅ無いのも、寂しいもんだ。

160517


元妻の感想

2016-05-16 | 先輩のお言葉

舛添要一ってせこい男ですねぇ。あの釈明記者会見には笑止千万、呆れたね。
猪瀬都知事の周章狼狽ぶりの方が、可愛げがあった。

チャンネルをぐるぐるしていた時に偶然見た片山さつき議員。
このケバイ先生、舛添の元妻だったんですねぇ。なるほど、やっぱりなぁ。
余計なお世話だろうが、この夫婦、離婚していて良かった。

片山さつき先生は、舛添要一都知事の記者会見を冷笑し、こき下ろした。
その中で印象に残ったお言葉です。

  ・人間て、いくつになっても、基本的には変わりませんからね。

  ・以前一緒に暮らしていた人に、トドメを刺すようなことは言えません。

このインタビュー、TV局(フジTVかも)の目の付け所が良かった。
だが、インタビューに応じた片山議員は、利口な顔をした愚かモノだった。
それをにやにや見物し、林住期に書いたじじぃはカバだね。

もう一人、かっての天敵・田嶋陽子さんの、コテンパンなご意見はこちらです。
大分丸くなった感じですが。

記者会見に出席した記者たちの間抜けさにも、呆れました。
舛添先生には説明責任を、記者諸君には質問責任を、シッカリ果たしてもらいたいですね。

160516


OBOG会の効用

2016-05-13 | 林住期

今年もまたOBOG会に出席した。毎年開催し、今年で確か5回目である。

5年前。あれから40年後の再会は、お互いに吃驚の連発だった。それほどみんなの容貌や体型が、激変していたのだ。
職場はファッション販売系だったので女性が多く、じじばばになった今も、お洒落である。

こういう会合は普通「OB会」だが、ここでは「OBOG会」という。
何故なら、OB=old boyではなく、old ばぁ。OG=old girlではなく、old じぃ、というわけだ。

古稀殿の中華料理は、個人別の器で次々。これ、バイキングのように、立ったり坐ったりしなくて、いいね。
量は少なかったが味は良かった。コラーゲンやコンドロイチンを、たっぷり摂取できたような気がする。これもまた、いいね。
3年前から幹事をやってくれている、若じぃさん若ばぁさん3人の配慮である。

第1回目に、共に幹事を務めたじぃも、2代目会長も、急に体調を崩して欠席。古い順で不肖森生が開会の挨拶をさせられた。
挨拶は苦手だが、場所柄を弁えてよいしょづくし。ヘマをしなかったつもりだ。



2時間ほどのワイワイガヤガヤで、今年分の老化を少し先送りできたと思う。
意地でも、来年、また会おうね。

中華料理の写真は、サンシャインプリンスホテルから。

160513


ゲゲゲな朝

2016-05-12 | 林住期

朝5時には、目覚めるようになった。

そこで布団から出て、パジャマをポロシャツに着替え、朝刊でも読み始めれば、上等なんだけどね。



じじぃは日に6時間も眠れば充分だそうだけど、ここで起床したら睡眠時間は1時間も不足する。

そこでカーテンを閉め、朝の光を遮ると、至福の2時間が訪れるというわけ。

160512


しどけない

2016-05-11 | 知ったかぶり

まるで風呂上がりのように、しどけない花姿だ。

「しどけない」とは、旧式な電子辞書(広辞苑)によると.........。

   ①身なりなどが乱雑でしまりがない。「しどけない寝巻姿」

   ②(年少なので)しっかりしていない。分別がない。

とある。

しかしながら、じじぃは、年少どころか大年増の女を連想し「いいんじゃないかぃ」と思ふのであります。

ところでこの花の正体は、

   あやめ・かきつばた・花しょうぶ・いちはつ・ジャーマンアイリス

のどれですかね?

160511