林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

大声で思い出

2017-05-16 | 林住期

池袋西口にある和食の「えん」は、素晴らしい会場だった。
出された料理は、固い固い固い丸ごと牛蒡を除きどれも美味しく美しく、分量はややもの足りない適切さだった。
昔の池袋駅西口に、こんなに洗練された店はなかったはずだ。

この会場を探し出した幹事くんを、褒めてあげたい。

一方、集まったわれわれOBGは、いささか行儀が悪かった。
とにかく声がデカイんですね。まるで大陸からやってきて店を占拠した感じだった。

目の前のおばばと話しているのに、声が聞こえない。だからこっちも大声になるから、周りも大声になる悪循環。

  がやがやわいわいがやがやわいわい・・・・・・・・・

会話の内容は、欠席した旧友の噂話か、昔、職場で発生した大事件の真相とか、病気自慢ばかり。
どうでもいい話なのに、とにかく声がデカかく、概ね元気なじじばばだった。

宴がお開きになる時に、幹事くんが来年の予定を発表した。
忘れないように、来年の今月今日の日、同じ場所で開催するつもりとか。

酸素ボンベをお供に連れて来た人、掘り炬燵式座席から立ち上がれない同い年も来ていたのだ。
お互い八十路前後。来年のことなんか覚えられないし、生きてるかなぁ。

写真はどれもイメージです。

170516



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