建築中の漫画家邸が騒ぎを引き起こしている。
閑静な住宅街に、赤白の大柄縞模様の外壁と、屋根に自作漫画の人物像を載せて、かなり騒々しい住宅だ。
毎日付き合わされるお隣は迷惑だろう。
ネットでどんな意見があるかを調べると、相当滅茶苦茶なことになっている。
やはり漫画家に賛成する人が多い。
そして賛成派はオトナになってない人が多い、と思う。
1.別に法律で制限されている地域じゃないのだから、何を建ても勝手でしょ。
2.らしくて可愛いじゃん。
3.反対してるオバサンは......、以下罵詈雑言。
以上が賛成派の大方の意見。
1.を認めるなら、赤城絆創膏も許してあげなくちゃ。
2.は同感。でも住宅街なら、周囲100mは空地か緑地でないと.......。
3.こういうの近頃増殖中。恐怖劇場。
建物は確かに個人のものだ。内装は勝手でいい。
しかし外観は公共のものだ。周辺の景観に配慮するのが大人というもんでしょ。
漫画家とその作品は個性的であって欲しい。
しかし、工事中のお邸は個性的だが、住宅街では趣味悪い。万国博覧会か遊園地のアイスクリーム屋なら歓迎だが......。
なお、TVに出演中の同業先生のご意見。
「人の趣味に関わる問題を規制することはファッショだ、賛成出来ない」
出た!、という感じ。黙れっ、という感じ。呆れますね。
それでは、自分の趣味を人に押し付けるのは、何と言うのだろうか?
これは規制や法律で縛る以前の、共同体での常識に係る問題であり、他人に対する気配り、と思いますがね。
漫画家先生はお邸の外観でなく、本業の漫画作りを再開して下さいね。
お暇なら栃木県那須町の「ニキ美術館」を見てね。
▲写真はアメリカ雑貨の店「フィフティ ファイブ」さんの通販頁から。