林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

イイデス艦?

2008-02-21 | うわごと

 危機緩(管)理

 1400億円もする300人乗り高性能軍艦が、親子のちっぽけな漁船を沈没させた。
原因調査はこれからだが、これまでの防衛軍の行跡を覚えていれば、悪いのは軍艦であるっ、と断言します。

仲間達の激しい怒りと家族の悲しみと祈りには全く同感であり、流石漁師さん、率直で分かり易い。やはり、ここは激怒し、嘆き悲しまなければならない。
先頃、息子を殺された父親に歯痒い思いをしていたので、なおさらそう思った。

この事故で1400億円もする最新鋭の軍艦の弱点が判明した。
撃沈させるのは簡単。ラジコン船を.........、以下省略です。
ニッポン防衛に役立たずであることもさらけ出した。
総理に情報が達するのに2時間もかかってるようでは、ミサイルは東京に命中する。

海軍はあと1隻買いたいのだそうだ。
イイデス艦? と聞かれたってダメだね。

▲イラストは針すなお(2/20朝日新聞より)


でんぐり返る

2008-02-20 | お節介

 

 間が悪かったけれど、先週サボってしまった丘の上公園の作業に出かけた。

団地に住む仲間たちが、大方の作業を終えていたので、今日の作業は植えつけた紅葉の木に支柱を付ける作業。
余った時間で、既に伐採してあった杉丸太の皮剥ぎ。
まるで、ミカンやお菓子を食べに来たみたいで申し訳ない。

先週の作業は重労働。今日の作業はら~く楽。
少し油断していたようだ。2回もでんぐり返しをしてしまったのである。

1回目は、休憩するためにブル-シートに勢い良く腰を下ろしたら、勢い余って仰向けにでんぐり返し。
2回目は、剥いた丸太を二人係りで運び、地面に下ろした時よろめいて、また仰向けにでんぐり返し。

まずいなぁ。

昼前に作業が終わり、猫額亭近くの水路の枯葉を掬い上げながら、後ずさりしていたら、岩に躓いて3回目のでんぐり返し。
おお、痛っ。
足腰は弱ったくせに、口先と頭ばかりが肥大硬化してきたらしいぞ。

夕方、ブログを見たら、何と前項「演歌アノラック論」に対する中野香織先生ご本人のコメントが! 4回目のでんぐり返しです。

悪ふざけ、全く申し訳ありません。お詫びします。
森男の勘違いしたところが多々あります。
先生のコメントを是非お読み下さいね。勉強になりますよ。

尻が痛むので、風呂に入った時に確かめたら立派な青痣が。蒙古班ならいいが.....。
大分前に亡くなった縫製室代表の先輩から、

  君、年とるとな、気は強くなるけど、骨は弱くなるぞ。
  転ばないように気をつけろよ。

と言われたことを思い出した。そろそろ年貢の納め時、かも。

▲挿絵は「男鹿和雄画集」徳間書店刊より。


演歌アノラック論

2008-02-20 | 歌の翼に

 

 ちゃんと原稿料を頂いている先生でも、ネタ切れの時があるらしい。
服飾史家の中野香織先生の『「海雪」式にアノラック復活』(朝日2/8夕刊・ファッション特集頁)です。

先生は、

時代遅れの演歌を外黒人が上手く歌ったら、演歌が新しい意味を帯びてバージョンアップし、高次元な演歌に生まれ代わった。
ジェロ君の演歌「海雪」がそうだ。

安価で機能的なアノラックは「ダウン」に取って代わられて、一部鉄道オタクにのみ愛用されていたが、衣料品各社は新鮮なビジュアルの力をもって高次元の別物に変えて、この春、復活させた。

ステラ・マッカートニーが、メタリックな光沢を帯びた、春先の洗練された羽織るウエアに華麗に変身させたことに、各社が追随したのだ。
これを、「海雪」式復活という。

とルル、ファッショナブルなレトリックでイカニモに書いている。

先生は「ココロが熱くなるURLをどうぞ」という寒中見舞いメールを貰い、URLCしたらヒップホップを踊る黒人のジェロ君が演歌を唸っていて、感動したらしい。

原稿用紙の升目を埋めるために、かなり無理をして演歌とアノラックを縫い付けたに違いありませんね。

それで物は試し、ジェロ君にURLCしました。
歌は「釜山港へ帰れ」である。
ふむふむ、これはなかなか上手いね。
「津軽海峡・冬景色」は途中で切られているけれど、ご本家石川さゆりさんに負けないアノラックである事は認めます。

でも、ジェロ君の新譜「海雪」は高次元演歌だそうですが、ちっとも良くないや。

ま、ステラのHPを覗いても「アノラック起源の洗練された上っ張り」は見当たらない。
高麗の郷ではお百姓さんや植木屋さんはアノラックを愛用している。
八高線沿線のカラオケ屋では演歌はまだ生きてます。

演歌も歌だから外国人にも黒人にも歌われて欲しい。
外黒人が歌うからといっても、演歌は演歌のままがいい。別にバージョンアップする必要も高次元化する必要も無いですね。

ま、森男のように先生もネタに困って、洋服箪笥の奥からアノラックを引っ張り出し、初めて演歌を聴いたのでしょう。
お陰さまで森男も、かなり無理矢理な記事を書けました。

■大修館書店発行の「KY式日本語」714円にはまだ載ってないはず。
URLC=URLをクリックする、です。

■とろでこの本。キャッチコピーによると、「大反響!発売前増刷決定」とはどういうわけ?
「問題な日本語」840円じゃないかい?


葉っぱ

2008-02-19 | 知ったかぶり

 

 大発見、大発見。小さな葉っぱを大発見。
といっても霞ヶ関の埋蔵金ではなく、ゲージツ畑での大発見です。

上の葉っぱ1枚、何だと思いますか?
答え。......イチジクの葉っぱです。
小さいといっても高さは40センチ、石膏製です。

時は1857年、トスカーナ大公は大理石像から型抜きした石膏製の「ダビデ」をヴィクトリア女王にプレゼント。
外交的な見返りを期待してのことだったが、女王はこの巨像を検分に出かけて、卒倒寸前の「非芸術的」衝撃を受けてしまった。

女王陛下の反応があまりにも大きかったため、サウス・ケンジントン博物館の職員が急遽、石膏でイチジクの葉を特注し、以後の行幸に備えたのだそうだ。

チャールズ殿下のご先祖さまがそんなにカマトトだったとは、俄かに信じられないが、ヴィクトリア朝は「禁欲主義」が支配的だったそうな。そんなバナナ!

それにしても40センチ。ダビデ君、偉大ですねぇ..........。
森男だったら、タオルを挟んでオムツに致しますですね、そろそろ。

この葉っぱを装着したダビデ君の肖像写真がビクトリア・アルバート博物館のHPに載っていて、笑えるそうです。.......WAHHAHA↓...TOHOHO......。
葉っぱの現物は英国へ返されてしまったようです。残念ですね。

ウィキ・ミケランジェロ・ダビデ君

葉っぱを発見した芸術新潮2月号は「源氏物語」特集です。
10分で全部読める頁があったりして、知ったかぶりには最適です。ちゃんと買って下さいね。

▲ウィキ・ミケラン・ダビ君にイタズラしました。分かりましたか? ゴメンナサイ。


マラソンびと

2008-02-18 | うわごと

 

 趣味に熱中している人は、なんともアホらしい。

昨日、「第2回TOKYO MARATHON 2008」が開催された。
森男は群れるのがヤだし、大勢のマネするのもヤだし、美談ばっかもヤです。
だからブログもヤ印なんだけれど、誰も森男の演説を聞いてくれないし.....。

それで殆ど無視の「林住記」はますます過激偏屈になり、長生きが出来る、というものですね。この場合、趣味、役立ってる。それに、不愉快ならULRCしなけりゃいいんだからメイワクかけてません。

大体、用も無く、津波襲来でもないのに、走るなんてマラソンびとだけでありましょう。
ほら、呆れてたもんだ、と猫は無視し、犬、吠えかかる。
このお祭り騒ぎに30000人も参加した、と聞き、森男犬は吠え掛かるのであります。

10000人を超えるボランティアたちが、マラソン人を走らせるために只働き。栄養補給のために沢山のバナナを用意した。
そんな暇があるなら、森林公園にいらっしゃい。バナナも食えずに、雑木林をきれいにしてます。

しかも、東京の中心部を数時間にわたり封鎖した。マラソンびとって、そんなに偉いの? 西の果ての山峡の町、青梅で走るなら応援します。
紙コップ持ったまま、ゴミを拾いながら走るのなら褒めて上げますがね。

カラスも言ってました。

    バカァ バカァ バカァ.......。

イツワマユミさんの「恋人よ」。
いい曲だけれど、「マラソンびと」はナイ、と思いますが......。
おや、この歌、慎太郎さんの「東京五輪」の応援歌かも。
知事閣下、得意絶頂でしょうね。

森男の「たわごと」を読んで頂くために、たまにはTVも休んで下さい。
誰だ? 「林住記」も休め、というヤツは。


後始末

2008-02-17 | お節介

 

 今日はいろいろ用事があるし、凄く寒い。
前月、若い職員さんたちに苦言を呈してしまったので、休むのはちょっと拙い。
それで「大木」伐採作業に午前中だけ参加した。

大木と言っても幹の直径10センチ程度のもの。本職には嗤われてしまうだろうね。
伐採は事故も無く、職員さんが立てた予定より早く進捗した。
「大木」の伐採は気持ちがいい。

問題は、伐採後の後始末。
これも、前月の苦言を取り入れてくれて、剪定鋏は全員に渡るように用意してあったし、作業前に注意をしてくれたので、まあまあ合格点を取れて、密かに嬉しかった。

ただ、職員さんも仲間達も、もう一つ模範的な出来上がり図が思い描けていない模様。

そこで、森男が近所の雑木林や杉林の藪を切り開いときに体得し、丘の上公園の仲間達も同じように体得し実行している、伐採後の後始末の仕方について、書いておこう。
勿論、本職のおじさんたちには嗤われてしまう迂遠なやり方ですが。

●伐採後の始末の仕方

1.指定した木を伐採したら、必ず幹から枝を切り離すこと。
  そのまま積み上げると異常に嵩張ってしまい、見苦しい。

2.幹、枝は180センチ以内に切り分ける。
  これ以上に長い幹や枝が混じると見苦しくなる。

3.「く」の字型の幹や枝は、折れ曲がっている部分で切り分ける。
  180センチ以下の長さになるが差し支えない。
  二股以上の幹も、分かれ目で切り分ける。

4.枝に付いている葉はなるべく小さく切り落し、その辺に「広く薄く」撒き散らす。
  10日もすれば、落葉と見分けが付かなくなるので、寄せ集める必要は無い。
  要するに、林間で不自然に突っ立った、または膨らんだ堆積物を作らないこと。

5.幹と枝はなるべく別々にして積み上げる。
  積み上げる高さはせいぜい腰以下にする。

6.積み上げる場所は、窪んだ場所、土砂が流失し始めている場所にする。
  伐り残す樹木の根本に積み上げると、虫が集まるり、腐敗してゆく伐採木の影響
  で、樹木が弱る。また、美観的にも良くない。 

7.積み上げる幹や枝は横に揃えること。
  その際、向きは水流に直角、言い換えれば等高線に並行に並べる。
  急斜面の場合は、幹から杭を作り、崩落止めにする。
  伐採は普通地際で行うが、杭の代わりに、多少上のほうで伐採してもよい。

180センチ以内に切り分けた幹や枝を、いちいち拾い集め、丁寧に積み上げる作業は、色々な体形をとる必要があり、いい体操になるのである。

鋸を使うと実は非常に疲れるけれど、枝から葉を切り落とす作業は面倒だが一種の休憩時間になる効果があるし、雑談を楽しむ時間にもなる。指を使うので呆け予防にもなる。
丘の上公園での作業では刈込鋏で行う人がいる。立ったりしゃがんだりする必要が無いので、腰痛持ちにはこれもいいやり方ですね。

作業はいつもより上手く行われ、うず高い無残山は発生しなかった。
職員さんも、仲間も納得してくれたようだが、それでも面倒くさそうに、構わず焚き火にくべる薪のように投げ、積み上げる仲間がいる。

見れば違いは一目瞭然だが、人には夫々好みも流儀もある。なにも喧嘩をしに来たわけではない。まあいいや、ということにして、嫌味に見えたかも知れないが、黙って少し積み直してあげたつもり。
その辺がボランティア同士の限界だから、職員さんはよく理解して、指揮してね。

ボランティア作業は時間給で働いているのではありません。
時間がかかっても、作業の跡が綺麗に仕上がっている方が、嬉しいのではないだろうか。そもそも、ここは公園だし。

▲森林公園梅林の福寿草が咲き始めたそうです。


暖かいお通夜

2008-02-17 | 林住期

 「道ぞいの家並」(河原町)

小島喜八郎先生のお通夜は予想どおり、大勢の人々が集まった。

焼香を済ませると、別室に料理が用意してあった。
これまで体験した多くの通夜では、挨拶もそこそこに帰ってしまう人が多かったが、今夜は先生の死を惜しむ人ばかりで、隣り合わせた見ず知らずの人と話が交わされて長居となった。
お陰さまで夕食をここで済ませてしまいました。

出口で、秋の個展の後、流れて寄った作業場をアトリエに転用してしまった老職人さんに逢った。お通夜の手伝いに来ていたのである。

  県展に入選出来たのは、先生の指導のお陰だもんね。
  だけんども、こんなに早く逝くんなら、おれ、先生の仕事の邪魔をしちまったようでなぁ...........。

思わずほろり。つられてほろり。

百山さんと体調を崩していて欠席した入間川さんとで、また作業場で制作中の大きな油絵を見せて頂く約束をした。

外は底冷えする寒さ。会場は悲しく、暖かく、しめやかにさんざめいていた。

家に着いて紙袋を開けると、中にお清めの塩と先生の絵葉書セットが。
間に下手(失礼)な先生の似顔絵入りの小さな紙片。

   父、喜八郎のスケッチポストカードです。
   思い出の品として
   お持ちいただければ幸いです。
          2008年2月  ○○・□□

.......ずっと持っていますとも。

そのうちの一枚の原画は、わが猫額亭に飾ってある。
ありがとう、先生。どうぞ、ご冥福を。

▲先生は飯能ペンクラブ会員で、16号に、小説「少年の夏の日」が掲載されています。
表紙絵は最期の作品になりました。


徒然王子

2008-02-16 | 拍手

 長官が異例の苦言である。
いい大人で、あれだけ高位のお役人が、言わずもがなの苦言とは、よくよくのドロドロがあるのかも......。
平成の乱が勃発しないことを祈ります。

お若いお二人は真面目過ぎる、と思う。過ぎたるは及ばざるが如し、です。
弟宮さまくらいがいいか、と存じます。

忘年会で、この制度について森男の予測を述べたら、普段は温厚な人から猛烈に叱られてしまったことがあるので、この話題はこれまでです。
お断りしておきますが、森男は右翼リベラル日和見ですからね。

それよりも、朝日新聞朝刊の連載小説「徒然王子」が大変面白い。

世界で一番古い王室の跡継ぎ、テツヒトは、この頃深い憂愁に囚われて、またお嫁さんにする女性に巡り会えないことを悩んでいる。

借金で首が回らなくなった売れない芸人コレミツは、宮殿のお壕に飛び込もうとしていたら、早朝ジョギング中のテツヒトに声をかけられた。

二人はウマが合い、テツヒトはコレミツを庭園掃除ボランティア待遇のパシリとして、身柄を庭師の技官に預け、借金をチャラにしてやった代わりに、社会の窓口にした。

テツヒトはミャコの底辺を知り尽くしたコレミツをお供に、宮殿から出奔。
市民アズマテツヒトとして、これから魔都トーキョーを彷徨おうとしている。

詳しくは小説を読んで頂きますが、これって、何かモデル小説のようで、癒し系の文体ながら、今からハラハラしております。

「椿山課長の一週間」、「花はさくら木」、「愛しの座敷わらし」に続く傑作になるのではないでしょうか。

その筋の方からイチャモンが付かないように......。
でも、ハラハラドキドキを期待しています。

途中でひっこめてしまった話題については、「ご公務とご静養」をご参考まで。


祭りの品格

2008-02-15 | 床屋放談

 

 昨日から今朝にかけて、民放TVでは例の蘇民祭の話題で賑やかだった。
例年の全裸姿は消し、下帯と足袋を着用した男達ばかりで、「無事」行われたそうだ。

事前に警察から、全裸の参加者を「猥褻物陳列罪」や「公然猥褻罪」で逮捕する、との警告を出した「効果」だそうだが、下品で嘆かわしいことですね。

聞けば、全裸は1000年の伝統の由。
警察の安っぽい警告に従順過ぎると思う。あんたたち、オトコだろ?

普通の日に、また他の場所では「猥褻物チン列」であり「公然猥褻」であることは当然。だが、奥州市の蘇民祭に「猥褻」を持ち出すのは、頭の中が「猥褻」で一杯だからに違いない。

何故こういう騒ぎになったかと言えば、地域千年の神事を、観光のために売り出そうとする品格の無いヤカラが多いからである。ポスターなんか必要無かったのだ。

ただ、少しいい話があった。

それは、五穀豊穣を約束されるという「蘇民袋」を、裸の群集の中に運び込む係りの男が伝統に則り全裸だったことである。
勿論TVには写らなかった。その訳は、警察の目を晦ます為にその瞬間、電灯を消してしまったからである。気が利いてますね。愉快だ。実にいい。

一方、警察の方は、フラッッシュが盛んに焚かれていたので、素裸の男を目撃出来たはずだが、暗くて見えなかった、として見逃した。
粋な計らいですね。実にいい。褒めて上げます。

多分、警察が警告を出したのは、ごく少数の他所者猥褻人間のキツイ訴えを慮ってのものだったのだろう。
そして、お祭りの世話役と警察が、事前に談合したのかも知れない。
こういう談合は賛成です。

お祭りは商売っ気抜きで、地域の人々が地域だけで盛り上がればいいのである。他所者は邪魔をせず、噂を聞くだけでいい。
大体、あんな寒いところへ駆けつける他所者の気が知れないや。

もう一つ。

あのちょっとグロなポスターの毛だらけお父さんが、TVの取材を受けていた。
祭半纏を着たあのお父さん、いいですね。印象すっかり変りました。

話し方は穏やか。丁寧で、明瞭。俳味があり、ものの哀れさえある。
こういうお父さんたちに蘇民祭を任せておけば、全裸でもお祭の品格は保てるでしょう。

来年は、観光客や報道は追い出しましょう。宣伝も止めましょう。
蝋燭の明かりの下で、全裸でお祭りやって下さいね。

▲写真は2/14朝日新聞朝刊より。画面中央、鉢巻のお父さんが騒ぎの発端。


My Funny Valentine

2008-02-14 | 歌の翼に

 

 MFVを聴く夜は、my sad Valentine night

いつもは電気代もったいないから消している門燈は、まだ点けてある。
玄関の鍵は、まだ掛けてはいない。
サァ、いらっしゃい、いらっしゃい。

  ....................................。

       音を小さくして、ヒッソリと聴く「My Funny Valentine 」

       My funny Valentine, sweet commic Valentine
               You make me smile with my heart.
               Your looks are laughable, unphotographable.
               Yet you're my favorite work of art.
               Is your figure less than Greek?
               Is your mouth a little week?
               When you open it's to speak are you smart. ?
               But don't chang a hair for me
               Not if you care for me
               Stay little Valentine...... stay
               Each day is Valentine.......
               Stay Valentine
               Each day is Valentine
               My Valentine
               Each day is Valentine

あの頃の Sarah Vaughan がチョコに見える。
でも同じ老舗ブランドならあのシマクラチヨコの方が、

この「名曲」を音を絞って聴く訳は、お隣の姫たちに催促してるようで、森男の沽券にかかわるからだ。
ま、姫たちは、聞いても、ソンナノカンケーナーイ、だろうよ。

きのう、宅急便のおばさんに飴玉上げとけばよかった
今夜は誤配達でも受け取ってしまうぞ。

       amour du chocolat !

 ...........人生いろいろ、ジジイもいろいろ夜は更けた。森男も老けてしまった

チョコレートのカタログをじっと眺めている。
あれもいい、これも欲しい......。
迷うほどに、貧乏。

  ....................................。

義理も同情も廃れちまったようだ。
女性の品格はどうした? ニッポンの行く末はどうよ。

       誰もくれないチョコレート 寒さこらえて待っている
       男ぉ心のぉ未練~でしょう
       千代子ぉ恋いしい~ 北ぁの宿

高島屋さん、明日からチョコバーゲンやりますか?

  ....................................。

待ち侘びて、待ち侘びて、126円のご褒美チョコを大切に食べました。
暫く飾っておくはずの見栄チョコまでも、ヤケ食いしちゃいました。
嗚呼

♪ところで、原詞、ちょっと酷いんじゃないの?
             Valentine ちゃん、可哀相。

♪ローレンツ・ハート詞、リチャード・ロジャース曲、サラ・ヴォーン歌。 

まだ続く愚痴▼

そんなもの要らないよっ、と言ってたスコア爺さんにはプレゼントがどっさり。
若いシャープ君にはたった一つ。

これって、どういうわけ?不条理ですっ。


小さい春

2008-02-14 | 高麗便り

         

 陽射しは明るいけれど、刺すように冷たい北風が、轟々と山を揺さぶっている。
名残の雪は日陰の庭にしがみ付いている。

でもね......。

     小さい春 小さい春 小さい春見つけた

えっ、どこに?、ですって?
ヤだな、近所のスーパーのちらしの中にですよっ。

▲菜の花はスーパー「マミーマート」のちらしから拝借。


訃報

2008-02-13 | 林住期

 小島喜八郎先生が、昨日12日に亡くなられた。

高麗へ移住して直ぐに、鹿台橋袂の画廊で開催された先生の個展を見て、それ以来のお付き合いだった。

普通の田園や山村を、麗しく懐かしい水彩画にして、沢山残して下さった。
汚れ、壊れかけた町角さえ、美しく瑞々しい水彩画に描かれた。
先生の素晴らしい作品で、飯能や日高の風景をまた見直した人が多いはずである。

展覧会の準備作業に、弟子でもないのに潜り込み、準備の邪魔をしたにも拘らず、ご苦労様の乾杯に入れて下さったことは、忘れられない大切な思い出である。
今、部屋にある早春の顔振峠を描いた水彩画は、その展覧会でようやく入手できた宝ものである。

少なくともあと、夏秋冬の水彩画を欲しかった。
昨年秋の個展でお会いした時に、次の個展を催促していたのに......。

誰に対しても暖かく飾らないお人柄に、多くの人々が魅せられた。
森男のような素人にも、惜しげもなく水彩画の技法を話して下さった。
まだまだお若かった。

先生の教室に加わった名山さんと、お通夜に参ります。      

合掌。

お通夜は飯能市新光の飯能市新光の「法要殿」で16日(土)、18時より。
告別式は翌日同所10時30分より。

▲絵は先生がお好きだった「顔振峠周辺の眺め」と「オオイヌノフグリ」の花。
地域同人誌「飯能ペン」表紙絵と絵葉書より。
昨春個展作品の一部は「ようやく顔振峠・飯能愛惜」に。


聞かぬは一飯の損

2008-02-13 | 風に吹かれて

 

 壮麗な超高層ビルのレストラン街。

地下2階に料理教室! 間仕切りは無く、出入りは自由!
ランチタイムにステーキなお嬢さまばっかりじゃないか!

ここのレストランは地下なのに高過ぎる怪。

もしかしたら、ダ・サイタマ・ジェントルマンに試食させてくれるかも。
聞くは一時の恥、聞かぬは一飯の損。

......ケンもほろろ飯でした。五月蝿いっ、と追っ払われました。

オノレェ、次来た時は殺虫剤を噴霧してやるぅ。


初午稲荷寿司

2008-02-12 | 林住期

 

 書家先生から、初午記念昼食会のお招きである。
他に約束があったが、雨か霙の予報が出ていたので、急遽行き先を変更した。

先生のお宅のお稲荷さんに真新しい赤い鳥居が出来ていて、庭の紅梅は満開である。
高麗もこの辺は暖かいようだ。

常連の元骨董商先輩が先着。既に、行成の帙入り書集をご開帳中。
もうそろそろなので身辺在庫整理中の由だが、どうしてどうして、油断も隙も無い裏話の展開である。

床の間の掛軸は寺山旦中の最晩年作「天下第一峰」。
書家先生は弟子だそうだ。
富士に登り龍の話題から始まり、隣市某絵馬作家の新作が、某有名収集家の画集に江戸の名作と紹介されて(以下略).........。

その他骨董商や書道業界の噂、近くの神社仏閣との落語的駆け引きは奇々怪々。
時が経つのも忘れる面白さだったが、詳しくは差障りがあるのでヒ・ミ・ツ。

昼食は奥方手作りの稲荷寿司に暖かいけんちん汁。
美味でお代わりをおねだりした。

雨は昼近くにようやく降り始めた。予報より6時間も遅れたので約束の作業は実行したかも。まずいなぁ......。
作業をすっぽかしたことに、心は痛むけれど、お声がかかるのは嬉しいこと。
悪いのは気象予報士のヤツラですよ、会長さん。
来週ガンバルから赦して、会長さん。

普段はひねもす瀬戸内海。
用事が重なるときは重なって困ります。