林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

酷暑日

2009-07-15 | 風に吹かれて

 梅雨明け途端の物凄い暑さになった。駅前は40度を超えていたに違いない。
猛暑というような生優しい暑さではなく、「残酷暑」だ。
これは最早「災害」に等しく、これから先が思いやられて、げんなりする。


美術館庭園に逃げ込んだが、緑陰を渡る風は熱風だ。
フェルナンド・ボテロ作、肥満裸婦像は暑さで熔けかけている。
触ったら、火傷をしそうな熱さだった。


お終いの赤い玉

2009-07-15 | うわごと

  

あぢ~........。もう蒸暑くって、まいったまいった。

三ツ星れすとらんがある病院へ昼飯を兼ねて避暑にいった。
患者待合室でヤな人形をみつけてしまった。

以前、小沢昭一さんか野坂昭如さん(いや田中小実晶さんかな)博識な先輩が言ったことを何故かハッキリ覚えている。

    赤い玉が出たら、♂としてお終いだぁ.....。

覚えはナイ。 赤い玉、見たことありませんヨ、まだ。
ホントですよ、ったら。
だけどこのごろつくづくゲンキがナイのね..................

病院のくせに、ヒトが弱ってるところに当てつけがましく、これ見よがし。
無礼一億一千万な病院だね、ここは。

暑い夏の間、涼しい病院に入院してカラダ中を検査して貰おうか、と思っている。
...... 結果が怖い、けどね。

なお、田中小実昌さんはこういう先輩でした▼

                          

挿絵は山藤章二「軟派にっぽんの100人」(スポーツニッポン新聞社刊)より。

090715


おあずけジャンボ

2009-07-14 | 林住期

           

ったく、西田のおっさんには騙されっ放しだ。
ああいう芸達者な役者さんは、敷島の大和民族の公序良俗を破壊する。

まだ半年あるのに、定額給付金は使い果たした。
デジカメには不足なので、命より大切な貯金を取り崩した。
断崖太郎のオモワクどおりに行動しちゃったわい。

たまに通販届けてくれる逞しいクロネコおばさんだって、一応オンナだ。
フンドシ一丁で出ちゃ、問題だろう。

特売のステテコぐらい新調しても、バチは当たるまい。

打ち出の小槌からは、もうな~んも出てこない。
今年のウンは、昨年末に使い果たした感じがする。
ジャンボは来年にしようっと。

笑うなっ


結び方

2009-07-13 | 知ったかぶり

一つ前の記事「体重2キロ減」の写真に、「杭にロープ」がありますが、この結び方、とても便利です。
なかなか解けません。お宅の広~いガーデンで確めて下さいね。

なお、この結び方を一昨年、公園の職員さんから教わった時、

   「ウチの女房しょっちゅう出かけてやがる、これで縛ってやろ」

と口走った仲間がいたけれど、それは誤っている。ほんとは、

   「女房、丈夫で留守がいい」

にしといた方が家内安全です。逆に、

   「亭主、元気で留守がいい」

と言われてるなら、あなた、森林公園へ働きにいらっしゃい。
結び方を覚え、社会の役に立ち、奥方に喜ばれ、少し痩せられる。

 ・・・・閑話休題。

結び方、以下に図解します。

        

    1.ロープの途中に輪を作り、                  
                  2.その右隣にもう一つ輪を作る。 3.右の輪を左の輪に重ね、

                      
               4.そのまま二つの輪を杭に通し、両端を引っ張り、結び目を締める。

 写真は上の図の後ろ側(=散策路側)になります。
 ロープはピンと張ると、杭を交換するとき結び直すのがタイヘンです。
 だから少したるませておくこと。  

上図は職員さんから頂いた資料から転写しました。
写真は「おかとらのお」です。

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体重2キロ減

2009-07-13 | お節介

森林公園の緑はすっかり濃くなり、林間は昼間なのに薄暗い。
誰もいない道を早足で20分。集合場所に着いた時には既に戦意喪失、汗みどろ。
伐採でないせいか常連は少なく、若いオジイばっかりでおっかさんがひとり。


予報では埼玉県は「スポーツ原則中止」の猛暑日だが、作業はスポーツじゃない。
しかも公園は煮出して冷した麦茶を用意しておいてくれた。

ラジオ体操を始めてもまだ元気が出ず、よろよろ。
そして作業は散策路にある腐りかけた杭の差し替え作業だった。杭打ちは草臥れて、ねぇ。

猛暑日の作業は体力を消耗するし、未経験の若いオジイを育てなければならない任務もある(ワケない)。
加えて、午後の作業のために体力を温存しなければ、倒れる恐れあり。
......で、ややこしいロープの結び方など口先だけで、実作業は結構ズルをした。


午後は場所を変えて、誰もがニガテとする笹刈だった。雑木林組は伐採が何よりなのだ。
去年伐採した雑木林は日が当たるようになり、笹が頗る元気である。膝に達する笹むの中で、ワッセワッセ。
団塊ジジイはみんな真面目。この真面目さを現役時代に発揮してればねぇ。

公園がようやく採用した新品の鋸鎌は威力があった。
バッサバッサと笹を薙ぎ倒していい気分だが、職員さんは、山百合ぎぼうしほととぎすは残して、とはらはらしてる。
そんなこと、このクソ暑いのに気にしてられるカッ。

雑木林組は荒っぽい。山野草組の繊細強気なおっかさんたちから、後日惨状を発見して責められるのだそうだ。
下草なぞ全部刈ってしまっても再生する。それが雑木林の正しい手入れでしょうが......。

リクツはともかく、とにかく猛烈な蒸し暑さで、またもや汗みどろ。
笹刈は大分残して2時間で切り上げ。あと1時間やったら本当に倒れたかも。


作業終了後、公園特製で本屋では売らない「花のさんぽみち」を、ご褒美に下さった。
こういう役得はささやか(失礼)でもホントにホントに嬉しい。
暑かったけれど来た甲斐があった。ありがとね。あ、特製の麦茶も美味でした。

*

山百合はもうじき開花するだろう。今は、藪かんぞう、桔梗、おかとらのお、ぎぼうしの花々が盛りです。


家でシャワーの後、体重は2キロ減っていた。だが寝る時、計ったら元の木阿弥水膨れだわ。

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雨やどり

2009-07-11 | 歌の翼に

「都はるみが好き」、と言うと、蔑みのマナコを向けられる場合が多々ある。
その癖、蔑みマナコたちは「ひばりさん」だからね。ふんっ。

実はあの唸り節はあまり頂けない。だが「北の宿」以後は大分改善された。
フォークソングだけを集めた「新しき装い」をゲテモノ扱いする人は、アタマ固い、と思う。はるみさんの歌唱力はつぶしが利くのだ。

「雨やどり」は、さだまさしの同名コミックソング(これも傑作)の少し前に発売された名曲だが、前年に大評判をとった「北の宿から」の余韻のため、世間から殆ど無視された、とか。
雨宿はショパンに似た北宿に負けない、しみじみとしたヨロコビが胸を打ちます。
決してホテルへ直行するようなオンナじゃない。

今日も雨が降りそうである。蒸暑くて飯能銀座へ女傘買いに出かける元気も無い。
なにしろ「買物難民」だからさ。ふんっ。

口惜しいけれど、一人侘しく「雨やどり」を歌いました。
ほら、知らなかったでしょ。

      「雨やどり」      阿久悠作詞 小林亜星作曲

      傘は あなたが さしかけて
      私がさせば ぬれるから
      こんな形に 寄りそえば
      むかしのことを 想い出す
      あなたどこかで あなたどこかで 雨やどり
      お酒でも飲んで行きましょか

      少し はしゃいで いいでしょう
      何年ぶりの ことだから
      外はしとしと 銀の雨
      ゆっくり飲めと 降っている
      あなた好みの あなた好みの 古い歌
      終わるまでここにいましょうか

      肩が そんなに びしょぬれで
      あいあい傘に ならないわ
      もっと自分に さしかけて
      私はいいの ぬれたって
      あなた手にした あなた手にした 女傘
      写真でもとってみましょうか

どうです?
これでも「はるみはヤだ」、と言う人とは付き合いたくないすね。

           

            ざわざわしている舞台中継より、このEPレコードのはるみさんが好みです。
     写真は日傘じゃないか、ですって? そんなコマカイことどうでもいいでしょう、この際。
     買物に行けないんだから。


買物難民として言う

2009-07-11 | 高麗便り

わが町が、彼岸花の巾着田と同様に有名になってしまった。
住人は「買物難民」なんだそうだ。
親戚からは早速お見舞の電話があった。「難民」は事実だから情けないね。

山奥だけどスーパーあるから便利だよ、と家を売りまくった東急不動産は、物件を売り尽くしたら、採算がとれない、とあっさり系列のスーパーを閉鎖してしまった。
スーパーは別会社だからしょうがない、んだそうだ。

利用しなかった住民にも責任がある、との自虐的な意見もあるが、それは違う。
スーパーに、品揃えやサービスで努力した気配は見えなかった。のんべんだらりな商いで、終いにはお粗末100円ショップを引き入れる他力本願だった。

もともと系列のスーパーは、単なる目晦ましの一つだったのだ。
一生モノを売る企業責任などは持たない、場末の不動産屋だったのだ。

まだ若いから車で新しいスーパーに行ける。山坂越えて、歩いてだって行ける。
だがこの蒸暑さ。道は雨のためガレ場が増え、一層歩き難くなった。
道には蛇、叢からは猪が飛び出す気配。夏場は敬遠したい長~い坂道である。

ようやく自治会が本気になっているらしい。
会長が日本最大のスーパーに出店を頼みに行った、とか。
2200世帯じゃぁね、8000世帯はなければね....、と断られた、と。

失礼だけど作戦ミスですね。大手は莫大な本部経費がかかるので出店のハードルが高い。今さらスーパーにブランドなんぞ不要です。小企業の方が熱心だ。

一方、ボランティア集団「福祉ネット」は高嶺者世帯や子育て最中世帯に対し、次から次へと新機軸を繰り出し大車輪。大いに期待して、手伝いたいくらい。

町内に住む市会議員センセが、発言せず、行動しないのはどうしたことか。
選挙の時は五月蝿くガナルのに、お声は聞いたことも、見たこともない。
月給貰ってるんだろ?

福祉専門と提案力が自慢だったお二人じゃないかぇ。懸命に働けば、選挙の時、駅前でみっともないご挨拶なぞ、必要無くなりますよ。
ふんっ、文化の香り高いまちにしたい、だとさ。

読売やNHKに報道される以前に、不動産価値は急降下したはずである。
固定資産税都市計画税は、買物に行く交通費分くらいは安くして欲しい。

行政や市税、市会議員の行動について、関心の無い脳天気な住民が多かった。
これを機会に、自分の住む町に関心を持つ人が増えればいいのだが........。

なお、放送記者は「フード・デザート」と言っていた。恐らく「food desert 」のことだろう。
バカバカしい、格好付けないでくれ。
こういう言い方は直ぐ流行り、「リストラ」と同じ使われ方になるだろう。
「買物難民」でいいよ。


買物難民は見た

2009-07-11 | 高麗便り

フードデザートに不動産屋が置き忘れていった立て看板がある。
「ライブタウン宣言」だ。

さっさと片付けなさい。
子どもの教育上、...........置いとく必要あるかも。

ご先祖様へのお土産にお線香を、という旗指物の方が目立つ。
ご先祖に再会が近い高嶺者にはイヤミであるし、宣言がよく見えない。
ので下に書きます。

  ライブタウン宣言

  私たちは

  1.英知、労力を惜しみなく出します

  1.笑顔あるふれあいの輪を広げます

  1.活気ある街づくりをめざします

  1.魅力ある商店街づくりをめざします

.........笑っちゃいますな


剣岳 点の記

2009-07-10 | 拍手

物凄い蒸暑さに耐えかねて、「剣岳 点の記」を観に行った。
会場入口は珍しく長い行列。殆どがオジイ。昼涼みらしい。

映画の粗筋は簡単だ。始めの30分で凡その筋は分り、感動的な結末も予想出来た。
隠居の先輩、威張る将校たち、銀歯の行者等は大幅削除して、相当短く出来たはずだ。

だが、山岳風景は実に素晴らしい! 空撮は無く、全部現場撮影とは偉い!
雪崩、隊員転落、巨石落下場面などには息を呑んだ。

そしてちっぽけな人間に襲い掛かる大自然の猛威に圧倒された。
明治の粗末な装備で演技した俳優、撮影機材を担ぎ揚げた技術者、その他関係者たちの艱難辛苦はいかばかりだったか。

助演の香川照之が見事に山岳案内人になりきっている。
自然体の主役に難は無いが、他の助演男優たちはどうも力み過ぎて浅く、好かない。
篤姫は可愛い新妻役。大河ドラマよりずっといい。

ビバルディの四季やアルビノーニのアダージョが効果的だった。
池辺晋一郎の作曲は、もっと歌い上げても良かったのではないか。現在主流のシンセサイザーを使わなくて良かった。

映画の終わりに、名前が続々と出てくる。役名職名肩書など一切無く、字の大きさも同じ。ただ「仲間たち」とあり、これには感動した。
それから、日本海の波涛越しに赤く輝く立山連峰の神々しさに呆然とした。

あえてケチを付ければ、2時間半は長く、尻が痛くなったこと。
ま、充分楽しめたから、これで良かったかも。

「剣岳」ほか近頃観たい映画が多い。
この夏の消夏法の一つとしたいですね、小肥りさん

                             

写真は「asobist.com」さんの「剣岳 点の記」監督トークイベント記事から拝借。
版画は、かって一世風靡した山の版画家畦地梅太郎の「季節を待つ」。


日本橋

2009-07-09 | 知ったかぶり

道路元標のあるお江戸日本橋の彫刻群は見事だ。
中央の怪獣は龍ではなく、麒麟(きりん)という瑞獣ですからね。

日本橋の麒麟には翼があるが。麦酒の麒麟には無い。
売上げ競争に勝つために翼を付け加えれば、飛ぶように売れるはずなのに。

日本橋の麒麟は、東京オリンピックの頃に建設した高架道路に挟まれて、翼が拡げられずとても飛び立てない。瑞獣は夜間、空から東京をパトロール出来ないのだ。
今だったら、こんな乱暴な工事は大騒動になったはずだ。

ニッポン人は錦の御旗を掲げられると、一斉に同じ方向へ突っ走る。
次のオリンピックは余程注意しないと、何を壊して何を作るか分ったものではない。

いま、莫大な資金を使い景観を復旧する計画が検討されているようだ。
だがいずれ人口は減り、高速道路は朽ちる。その時まで今のままにして、昭和の反省材料として残しておこう。

あの時賛成した老舗の旦那衆は景観復旧運動は止め、反省の石碑を建てること。
石碑の文言は以下のようにして。

              過ちは二度と繰り返しません。

日本橋については「東京都公文書館」のHPをご覧下さい。


草むす車

2009-07-08 | 高麗便り

川ゆかば車ばっかり 里ゆかば草むす車

マイカーの邊にこそ死なめ かへりみはせじ

                                     ・・大伴森持

と言ひ、再び高速千円を喜ぶ人が多い、と思ふ。
地球温暖化を省みて、高麗の里ぐらゐは、わが足で歩かねば......。


この替歌だって深刻でマジなんですから、右席にお座りの方、立ち上がらないで下さいませ。
名歌名曲であるモト歌は敗戦記念日の頃に考察しますからね


艦長さんの出帆

2009-07-08 | 拍手

郵便受けに本が入っていた。
「滝渕龍」という知らない立派な名前の人が書いた本なので、?、と思った。
中を見て、ははん、と了解した。あの艦長さんがとうとう本を出版したのだ。
艦長さんは傘寿を過ぎて、古代史の海へ公に船出したのだ。

翌日、艦長さんが山坂越えてやって来た。
その翌日もまたやってきた。その後電話を何回も頂戴した。
このところすっかりヤル気が起きないけれど、ご本を気合を入れて読んでみた。

艦長さんが出版した「日本神話の里から核廃絶まで」は、46判160頁、全9章から成る。
イザナギ・イザナミから始まり、古事記・日本書紀を艦長さんなりに咀嚼し、故郷「神話の里」を詳しく紹介し、少年時代を回想しながら教育勅語を論じ、核廃絶実現を訴える、という物凄い内容である。

艦長さんの思い出を除き、内容を四捨五入すると以下のとおりです。

始めのタカマガハラは朝鮮半島南部にあった。
天孫女神アマテラスはその後山奥にあるタカチホではなく、福岡県前原市に降臨。
やがて鹿児島県日置市内艦長さん故郷の村に、アマテラスの孫のニニギが落ち着き20年間。ここで天孫族は勢力を伸ばした。
その地でニニギ2代目3兄弟は水死や兄弟喧嘩をして、3男ヤマサチが勝ち残った。
天孫ニニギ家4代目一家は「奈良はヨイトコ」と聞き、東征の旅に出た。
北九州、瀬戸内海を経、大阪から奈良を攻撃。太陽が眩しく一度は敗退。長男戦死。
方角を変え吉野山からヤタ烏や金鶏に案内されて遂に奈良諸族を征服。
奈良県橿原市で三男坊がジンムとして初代天皇に就任した。
後の聖徳太子もこの事実を知っていて........

等々と縷々書いている(と読んだけど違うかも)。

艦長さんは記紀を比較しながらイザナギ家4代目ニニギの行跡を追い、九州全土、吉野山や伊勢志摩を実地に踏査検証し、現在停泊地飯能市、都下五日市や日野市にまで足を伸ばした(と読んだが合ってるかな)。
本当にご苦労さま、だったこの10年余である。

不肖森生は記紀はややこしくて苦手。神様たちの名前を少し知っているだけで実は何も知らない。だから艦長さんの考察の正否は判断出来ない。
時空を超えた大胆かつ緻密な考察は、土地勘が無い森生にはイマイチ飲み込めない。
元祖裸踊りのウズメやウミヤマサチヒコ、オオクニヌシなぞ主役級のカミ様がぞろぞろと登場し、灰色の脳味噌はぐちゃぐちゃ。

また、少し我田引水か牽強付会なんじゃないかと思えなくもない解釈を展開してもいる。
地元の幼馴染には痛快であろうが、東夷にとっては不可解、森生は愉快だった。
ただただ情熱的な行動に脱帽し、ここに書かれたことはマコトだ、と信じることにした。

もし、鹿児島や九州の方が「林住記」を読まれたら、是非この本を買って頂きたい。
その他無為な毎日を過ごすご同輩は、その気になればこのような広大無辺偉大不敵な著書を出す凄さを、この本で認識されたい。
不肖森生も元気が出て、何時もの森生じゃない文体の記事になるのです。

いま心配は艦長さんの「これから」である。
ご母堂は昨年104歳で天寿を全うされた。艦長さんも間違いなくご長命であろう。
しかし偉業を遂げて、燃え尽き症候群になる恐れが無きにしもあらず、である。

熱き想い溢れて、この本に載せきれなかった情報が沢山あるらしい。
豊富に取り揃えた図版は、非情な編集者により大幅に割愛された。
それ等を改めて追加補足しなければなるまい。

昨年座礁したままのブログは急ぎ修繕して欲しい。
次はネットの海への出帆をお勧めしたい。

滝淵龍著「日本神話の里から核廃絶へ」、文藝社刊、税込定価1260円。
ご注文はクロネコヤマトブックサービス(電話0120・29・9625)へ。

艦長さんに関する参考記事は、新しい記事から、
出版会議、往診ブログ、月がとっても青いから花見の宴潜水艦です。

★お断り
「往診ブログ」は操作を誤り、今日付けの記事にしてしまいました。
ですからリンクをクリックせず、下の記事をお読み下さい。
以上、謝りますね。


往診ブログ

2009-07-08 | じゃじゃ馬馴らし

 

まだ目が醒めていないのに、艦長さんから119番だ。
ようやく始めたばかりのブログに新しい記事を発表したいが、どうすれば記事が書けるのか、というご質問で、なるべく早く往診してくれ、と重篤である。

>>>

内緒の話だが、艦長さんはおん歳80歳。見た目は60歳台と大したものである。
以前から記紀の読み解きをやっており、故郷の村がニッポンの始まり、皇室のふる里だそうで、そこんところはよく分からないが、まあいいや。

朝日新聞朝刊連載小説の「徒然王子」を愛読し、今、王子が八王子近辺に潜伏しているので現地調査をしたい、とあの辺から桧原村辺りまで走り回った由。桧原村といえば東京の山奥ですよ。
皇室を敬い応援する者として、ブログで所感を具申したい、そうだ。

また、御母堂は百歳を大幅に超え、最近は解決困難な問題が多く頭が痛い、とか。
老々介護の実態を暗くならないように、ブログで報告したい、とも。
長寿に困っている人が多いので、このカテゴは相当お客を釣れるかも。

構想は広大無辺、技術はこれから。
今後が楽しみだが、実はブログタイトルがまだ揺れている。カテゴリーも流動的だ。
テンプレートもイマイチの由。
そりゃそうさ、goo blog のテンプはガキ向きばっかだもの。

明日になれば、記事書き込み頁の開き方を忘れてしまうかも知れない。森男も始めはそうだったように。
とにかく始めることはいいことである。ブログをもっとオトナのものにするために、高貴高嶺者の参入を歓迎します。

無給で goo blog のセールスをした森男としては、なるべく早期に、投稿操作が軌道に乗るように応援しよう。そして、提灯を持とう、と思っている。
実は未熟な森男でも、頼りにされると鼻が高くなっていい気分なのだ。
どんどん119番かけてきて下さいね。まだ若いから、朝は滅法弱いんですが.......。

>>>

潜水艦の操舵室は急いで整頓したそうだが、足の踏み場も無い混沌だった。
しかし全てが目の前にある便利極まりない男の砦でもあった。
パソ前2時間の斜め座りで、腰が攣りそうになったが。

▲挿絵は氏原忠夫画「類は友を呼ぶ」。「にっぽんいろは絵本」(ダビッド社刊)から。

★お詫び
この記事は08年3月19日に投稿したものです。次の「艦長さんの出帆」にリンクしよう、
と操作しているうちに誤って今日付けの記事にしてしまいました。
訂正出来ませんのでお赦し下さいませ。


八千草薫さん

2009-07-07 | 拍手

 

「家族に乾杯」は、「日本っていいなぁ」、と思える好きな番組である。
いつもは他の事をしながらちらちら見ている程度だが、この2回は膝を乗り出して観た。
崇拝する八千草薫さんが北海道森町を訪れたからである。

おっとり、ほのぼの、気取らなく、明るい八千草さんが健気にあちこちすると、地元の皆さんは異口同音に、「お若いですねぇ」、「おキレイだわぁ」、と感嘆の声を上げる。
森生は姉を褒められているように嬉しく、ウキウキした。

町で偶然出逢った人たちも、みんなみんな魅力的で、愉快だった。
八千草さん、森町は民放ドラマ出演で訪れて以来34年ぶりの再訪だった、とか。

森生は馬車馬の頃、八ヶ岳山麓別荘村縁日で八千草さんと立ち話をしたことがある。
飾らず、美しく優しい、眩しく輝いているお人だった。
あれから20年余。それなりにお歳を重ねたが、まだ、まだ、ま~だ美しく、可愛らしい。

この番組に出たのは、鶴瓶氏主演の映画に出演した縁だろう。
鶴瓶氏は八千草さんに、「貴女のような方は見ているだけで出て欲しくなかった」、と労わっていたけれど、どうしてどうして........。
映画の評判もいいようだ。必ず観ますからね。

八千草薫さんに乾杯。そして八千草薫さんに完敗。
森生はお姉さまの永遠のシモベです。

番組の詳しい内容はブログ「FromSapporo」さまをどうぞ。
挿絵は竹久夢二「七夕」です。別の絵に変えるかもしれませんが、とりあえず.......。


争点と業績考課

2009-07-07 | 床屋放談

例のお調子者の大騒ぎなんかバカバカしくって、新聞TVなんか見てられない。
と、無視していたら、分り易い新聞記事があった。
朝日新聞7月3日朝刊「やっと政権選択の争点が見えてきた」です。
本文は二人の教授と幹部(?)記者の鼎談。これは少しかったるいので割愛します。

読みどころは鮫島浩氏(政治記者・与党担当長)の「問題提起」欄である。
読み違いがあるかもしれないが、要約すると以下のとおり。

 1.自民と官僚がが主導する「支援」は業界経由の間接支援。
   民主は国民への直接支援。

 2.財源について自民は、消費税増税で、時期は自民に任せろ、と包括委任。
   民主は、消費税増税は4年間凍結、当面はムダの排除で工面、と限定委任。

毎日、細かく新聞を読んでいれば分るのかもしれないが、福祉、外交、国防その他両党の差異を、以上のように短く平易に、一覧表にして欲しい。
また、、議員たちの業績考課・勤務態度一覧表も報告して貰いたい。
全然的中しない解散選挙時期予想や、お調子者の言いたい放題はもうタクサンだ。

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自民民主は結局同じ。民主に交代しても、上手くゆくまい。
だが、ダレ切った自民はとりあえず引き摺り下ろし、懲らしめてやる必要はある。
自民別働隊であるお調子者に掻きまわされて、追っかけてばかりでは、肝心のことが見えなくなる。

新聞も放送も一線で取材する記者が若過ぎるのではないか。簡単に言い包められて引き下がっている。
「総理、総理、解散は何時ですかぁ」など、連中のぶら下がり取材なぞ愚の骨頂。
愚劣な政治はマスコミと国民が愚劣だからである。

&&&

ところでお調子者「クビチョウ」。
目立たなかった宮崎県を有名にしたが、ああ出歩いてたのでは、お膝元は監督不行き届きのはず。
この「クビチョウ」についても、厳密な業績考課をして欲しい。

▲挿絵は山藤章二画「嵐山光三郎」(新潮社85年刊「オール曲者」より)。