林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

寝不足のわけ

2009-09-22 | 知ったかぶり

晩飯後、買ってきた栗を眺めていたら、ふと、渋皮煮を作ってみる気になった。
本当は、栗の渋皮煮は大変な作業なのであまりやりたくない。

それでも渋皮煮を作ろうとしたのは、茹でただけの栗を、前歯で齧って鬼皮に隙間を開け、歯で中味を噛み出す、という芸当が出来ない歯になったことに気付いたからだ。
そんな乱暴なことをしていたら、総入歯になるもんな。

正しい作り方は友だちの奥さんに聞いているけれど、あまりにも大変。
政権も変わったことだし、新機軸でいこう、と考えた。

 まず、栗を洗って水をタップリ張った鍋にぶちまけ、約30分茹でる。
 沸騰し、栗が口を開けたら、茶色くなった湯を、新しい水に入れ替え、また30分。

 火を止め、鍋が冷めるまで待つ。
 冷めたら、1個ずつ、毛抜きで鬼皮を慎重に剥く。
 毛抜きは大型のものでないと、時間がかかる上、指が疲れて痛くなります。

 鬼皮剥きで重要な発見がありました。つまり、栗を乾かさないことです。
 一旦乾かすと鬼皮が硬くなり、なかなか剥けなくなります。

 なお、鬼皮はシッカリ剥きますが、渋皮は少し残すこと。
 渋味が無くなり、コドモ向きの渋皮煮になるので、ここも大切なところです。

合計25個の鬼皮向きに、1時間20分もかかってしまい、終わったのは午前1時近く。
これが寝不足の原因ですが、後はカンタン。

 栗が隠れる程度に水を入れ、砂糖をぶち込み、就寝します。
 栗25個に対して、ザラメ糖約味噌汁茶碗1杯分を使いました。

 翌朝、起きたら直ぐに、弱火で約1時間煮るだけ。
 あ、砂糖を入れる際、塩小匙1杯を忘れないように。
 これが無いと、砂糖をいくらぶち込んでも甘味が引き立ちません。
 火を消したらそのまま自然に冷し、約半日で出来上がりです。

どうだっ! この見事な出来映え! ワタシは料理の天才であるな!
と自惚れたが.........。

綺麗に出来上がった渋皮煮は、ちっとも甘くない。栗の味そのまんまだ。あの大量の砂糖はどこへ消えたのだろう。重曹を入れなかった所為だろうか。
栗25個に茶碗2杯分は必要だったかも。
まぁいいや。この方がカラダにいい。

これほど苦労して作っても、つまみ食いばかりして、2日で無くなった。
この秋、もう一回、今度は砂糖を増やしてやろうか、と悩んでいます。


敬老の日に

2009-09-21 | 床屋放談

敬老の日だそうだ。そんなもの、ふんっ、だ。

今年のシルバー川柳大賞が発表された。いいな、と思ったのは以下の2句である。

     妬ましや妻の犬への言葉かけ     (西岡  博61歳)

     お辞儀して共によろけるクラス会   (石岡和子82歳)

それから、川柳大好きな田辺聖子さんのお作、

     老いぬればメッキもはげて生きやすし

も好きだ。これは「楽老抄」に載っている、と教えてくれたのは天声人語氏で、覚えていなかった。確めようとしていたが、未だに文庫本が見つからない。

                                                  

歳をとると、畳に躓いたり、片足で立ったまま靴下が履けなくなる(そうだ)。
筋肉量が減ることが原因で、「筋量減少症」という分り易い言葉があるのに、今後は「サルコペニア」と気取るようだ。
サルコ体操をすれば進行を遅らせられるそうで、これからメタボ対策同様流行りますからね。70歳以上は特に要注意です。  

「老いを、寿ぐ」、とは本音だろうか? どうも偽善の臭いがする。
少なくとも厚労省の役人や小泉一派に代表された自公民の皆さんの本音は、老人は困った存在、だったはずである。
介護が必要な高嶺者が永年いる家族も、心の奥では困っている方が多いだろう。

老人が長生きしなければ、いいことの方が多い。年金も医療費も福祉も世代交代もすんなり解決する。
老人が増えれば価値が下がるのは当然である。社会の変化が猛烈な速さで進めば、老人の経験智はあまり役に立たない。

世界一の長寿を喜んでいる場合か。
長寿を本当に喜んでいるのは製薬会社か健康食品会社であろう。
普通は、老人が先に逝かなければ、後がつかえて困る。

   

まだタノシミがあるかもしれないから、(若いので)まだ死にたくはない。
だが、死は当たり前で、怖いことでも避けるべきことでもない、とは誰も言わない。
あの世から帰って来た人がいないので、あの世はよほどいいところだろう。
そういうことを教えてくれるのは坊主かと思うと、さにあらず。

坊主専門「月間・寺門興隆」の広告を見れば、坊主も浮世の暮らしに必死なのだった。
臓器移植や自殺や犯罪について、葬式仏教業界は発言しているのだろうか。

               

永六輔先輩のラジオを拝聴している。
ご本人もこぼしているが、滑舌は益々悪くなり、咄嗟に次の言葉が出ず、声もよぼよぼしてきた。中曽根大勲位と同じ症状であり、当たり前とはいえ、心を痛めております。

森生の滑舌が悪くなったのは、入れ歯が合わないからですからねっ。
草臥れ易くなったのは、メタボ対策で食費を抑えてるからですからねっ。
路上で躓くように見えるのは、「林住記」の不人気でイライラして、小石を蹴ってるんですからね。ふんっ。 

挿絵は中川学画「ペットの効用」(雑誌サライ「老い先案内人」から。
人形写真はサントリーウェルネス社新聞広告から。
                    


蛸運転手

2009-09-21 | 高麗便り

火葬場前バス停からバスに乗る時に、

       コンニチワッ

と車内の拡声器に怒鳴られてビックリした。
怒鳴ったのは運転手で、その後、録音してある車内放送を重々しく、いちいち訂正する。

 女・道路が渋滞中でご迷惑をお掛けしましたぁ

 運・彼岸花渋滞でご迷惑をお掛けしてお・り・ま・す

 運・渋滞は滝不動交差点までかと思います。しかし行って見る迄分りません。

 次はぁ西武高麗駅ですぅ

 運・この交差点を右に曲がると巾着田です。

 運・申し訳ありませんが直進し、左折して西武高麗駅にまいります。

おいおい、このバス、定期運行乗り合いバスだぜ。
運転手はこの間、しばしば意味不明のデカイ掛け声を呟く。
ドスの効いた声で凄味があるが、マイクが近過ぎ音が割れ、聞き取れない。

運転席の後ろにいたおばばが渋滞停車中、話しかけてビニール袋を渡した(吊り下げてある)。
カレはおばばのアイドルか?

降りる時に顔を見たら、口を尖がらせた、蛸運転手だった。
吉本からハケンされて来たのかもしれないひょうきんな顔だった。

 運・足元にお気を付け下さい。

は、小さな親切大きなお世話。でも、好きになった。


追い抜かれた

2009-09-21 | 林住期

昨日は稀に見る快晴爽快だったので大車輪だった。
ぐるっと山巡りの後、大分草臥れていたけれど、夕方、山を越えて買物に行った。

草は伸び、道は一層荒れてきた。
陽射しは傾き、薄暗かった道にも秋の日が入るようになった。
秋だなぁ...........。

途中、山の神に叩き出されたに違いない、何人もの買物難民に追い抜かれた。
いい歳してるくせに、悪路を、すたすた、と歩くおっちょこちょいなヤツラだ。
道で立ちはだかるか、倒れてやればよかった。

キヤツラには思ひやりと言ふものが無い。先輩に対して、お先に失礼します、くらい言へないものか。さういえば団子世代だ。
ごろた石で捻挫しやがれ、と道祖神に願をかけてやった。

山を抜けて陸橋に来ると、毛色の違う電車がいた。
おや、東京メトロである。
ようやく江戸の空気が、西部の地、飯能にも届くようになったのだ。

帰り道は荷物があるし、疲れている。アイツラより先に家に帰りたい。
で、火葬場前からバスに乗ったが.....。


ぐるっと多峰主山

2009-09-20 | 高麗便り

二人の間に武甲山。石塔の後ろが大持小持山です。

夜通し北風が雨戸を揺さぶり、時々目が覚め、7時まで眠ってしまった。
窓を開けると陽射しが眩しかった。こういう滅多に無い快晴の日に、家になんか居られようか。昼前に多峰主山に登った。

途中の山道では殆ど人に遇わなかった。ミーハーが多いから、どうせ巾着田だろうな、と思いながら頂上に辿りついたら、やややや、人山の黒だかりだ。

狭い木陰に押し合いへし合いしながら、早目の昼飯中だったのだ。

多峰主山は、北向かいの日和田山とは異なり、危険な道は無いので幼児でも登れる。

山頂から東側の急な石段を下り、尾根道を天覧山に向かう人々。

道標の向こうの鞍部に富士山が見えるが、デジカメには写っていない。右は奥多摩の大岳だ。

今年初めて顔馴染の3人に会った。「生きていた!」、とはお互いさま。
スナック氏に、黒蘭が自生している山頂直下のヒミツの場所へ案内して貰った。

蝮の季節。半ズボンでは怖かったが、いいところを教わった。
ご報告は、生きていれば、来年の花時、7月にしますね。

3人によると、新しい方の団地の住人は、まだ殺風景な自分の庭に植えるために、山の花木や山野草を根こそぎ持ち去る、とか。ありそうなことで、新住民のケシカラヌ振る舞いである。

今日は檜根坂から山中に入った。空気が乾いていて、木漏れ日がスポットライトのように綺麗だ。

見返り坂を下り、能仁寺前に向かうご同輩。暫くは檜林の中の比較的平坦な道が続く。

山頂東石段は心臓破りの坂なので、左の道を雨乞池へ。♪今はもう秋、誰もいない道.....。

渇水期にも水がある雨乞池。傍の暗い林に、飯能領主黒田家と常盤御前の荒れた墓がある。

さっき頂上に上がってきた坊や。実は、途中、へばっていたのだ。(.....実は、森生おじぃも)。

西側岩場から山頂を見上げると、人人人。一斉にこっちを見る。シロクマじゃないやぃ。

山頂で雑談後、天覧山経由で飯能に帰る3人と別れ、西側のつんのめりそうな木段を下る。

針葉樹林帯を過ぎ、カサブタ団地の真上。団地下に高麗川。正面は日和田山。巾着田は右奥。

そして買物難民が住む限界団地。通行人より電柱が多い中央通りを下りきると、西武高麗駅だ。

以上、30分の雑談時間を除き、1時間少し。
カラダ中に新しい酸素が行き渡り、フィトンチッドを吸い込んだはずなのに、ああ、草臥れた。
写真日記は時間がかかるのに、評判は良くないようで、余計に疲れます


日和田山で

2009-09-19 | 高麗便り

近頃、日和田山にはご無沙汰だったけれど、今日は比較的ラクな女坂を、えんやこら、と登って下界を見下ろし、考えた。

堤防沿いの駐車場は木立で見えないが、巾着田は「田」ではなく「駐車場」になった。
これは、大仏殿の回廊に囲まれた前庭を駐車場にするようなものであり、しかも毎年少しずつ拡張している。
先進観光地で試行している「パーク・アンド・ライド」なぞ考えもつかないようだ。


他人のことは言えない。買物難民である新住民の限界間近団地も、日和田山中腹から見下ろすと、まるで地球のカサブタである。
ヨーロッパの町並みはそれなりに綺麗だが、経済大国の景観はどこも醜い。
日本人は小さな美には敏感でも、大きな醜さには鈍感、という外国人の噂に同感だ。


日和田山に登るのは、低山ながら結構キツイ。
県と市が山道に施工したウッドチップ舗装は、10年もしない内に、雨水が舗装を穿ち始めている。必ず補修する、と口約束したが担当部長は人事異動し、補修はしないだろう。今の内に補修すれば、大した経費はかかるまいに。


素晴らしい眺望の金比羅神社前後の道は、土砂の流失が特に激しい。
木の枝や根を掴みながら岩盤の道を攀じ登ったが、半ズボンでは少し無茶だったかも。
ここも今の内に補修しないと、日和田山の山肌は崩壊し、岩山になりかねない。
岩場が連続する男坂と合わせて、景観と自然環境に配慮した慎重な整備が必要だ。



高麗の里を訪ねる際には、巾着田だけでなく、日和田山にも登って下さいね。
心臓破りの坂道で、一部に危ない場所もあるけれど、小学1年生でも登れます。
森生はこの頃、日和田山の正面(南)にある、カサブタ団地の背後に控える、少し楽な多峰主山専門ですが。


日和田山は巾着田から、北に見える山です。
パークアンドライドは京都・奈良・鎌倉・岡山などで試行しています。検索して下さい。
山道のウッドチップ舗装については、後日、記事にします。


うこんのチカラ

2009-09-19 | 知ったかぶり

彼岸花全開の巾着田へ行く道に、ガラクタな売店が並んでいる。
地元日高市の産品ばかりか、というと必ずしもそうではないようで.........。
でも結構繁昌していて、結構結構。

台に並べてあるソボクな品物を撮っていると、「それ、うこんの花だよ」、とおばさんの声。
畑で栽培して、自宅で粉にし、ありあわせのガラス瓶に入れて、売っているのだった。

近頃、うこんの広告が多い。健康食品オタクなので、サンプル品提供広告を探しているが、よく売れているらしく結構な値段のままである。
うこんの効果は以下のとおりです。

ウコンの効能、効果とは何か?

一瓶僅か800円だ。
しかも、黄色いヘンな味がする粉を舐めさせてくれ、売り切りゴメン、とけしかけけられたし、おばさん、うこんが効いているようだったので、買ってしまった。
毎日、黄な粉と一緒に牛乳に入れて飲むつもりだ。
そうしてもう一度、鼻血ブー、になりたいし.........。

信じる者は救われる。
効き目を一層強くするために、効能書きをいろいろ検索してみると、うこんの摂り過ぎには害がある、とか。

ウコンの効能に注意!

とほほ......。
うこんは「ターメリック」、と名前を変えて。カレーライスに入っている由。
な~んだ、毎日1回、カレーライスを食ってりゃ良かったのでした。
だけどインド人って、元気もりもり、なのかな?

それでもうこんの力に頼りたいお方は、下のCMをどうぞ。

ウコン ウコン ウコン

そういえば、ハウス食品って、カレー粉のメーカーでした。
これでサンプル頂けるでしょうか.....。


前原国交大臣さまへ

2009-09-19 | 床屋放談

ここにもムダがあります。
黄色を白のところに設置すれば、1台で済みますですが。
1台、50万円以上掛かってるんじゃないでしょうか。
全国で何台ありますかね。

??

試しに何回か押してみましたが、結果に変わりは無かったです。
盲人用のようですが、音声は発しません。


高麗川に鴨かも

2009-09-18 | 高麗便り


彼岸花が見頃になったらしい。明日からは休日なので大分混み合うだろう。

昼間、彼岸花で賑わった巾着田も、5時を過ぎると観光客は大分減る。
川原の車も少なくなって、高麗川に水鳥が戻ってきた。
鴨かも。

彼岸花は薄暗い夕方の方が、本来の怪しい美しさがある。


上2枚は鹿台橋から、下2枚は天神橋からと巾着田へ行く道です。
この下は昼間の人出で、鹿台橋袂と巾着田への同じ道です。
9月17日(木)に撮影しました。




可愛い行進

2009-09-18 | 床屋放談

オモチャの行進がやってきた。
揃いの帽子を冠り、坂道を上がって来た。

 

嬉しくなって後を付けていくと、小さな公園で、紅葉のように散らばった。
託児所のお散歩のようだ。

 幼い子たちは見飽きない。
長い時間見ていると、怪しまれる恐れがあるが。

こんなに可愛い盛りの幼児を、人さまに預けて.........、と思う。
よほど困窮しているのか、凄い特技を持ったママさんたちだろうな。
そうでなければ、マスコミや「識者」の尤もらしい意見に乗らないように、と思う。
......と、叱られそうなので、控えめに書き足します。


清流の谷戸

2009-09-18 | 高麗便り


雑踏の巾着田を斜めに見て、まだ陽射しが強い「清流」の谷戸を歩いた。
清流は日和田山の北麓。観光客もここまでは来ない。


昼飯は家で、と考えていたけれど、ハラペコで倒れそう。
岡登さんちの脇の小道を上り、桃源郷を経て、高岡にある万年青へ下りて行った。


時分時なのにお客はおらず、今日はコンチネンタルタンゴが鳴っていた。
昼飯は今日もまたカレーライスを頂いた。

清流と高岡は地名です。
清流の谷戸も間も無く文化住宅が立ち並ぶでしょう。
売り地の看板が目立ちます。清遊はお早めに。


天滿おばさん

2009-09-17 | 先輩のお言葉

天滿おばさんを初めて見た場所は東京カテドラルだった。
あの巨大な聖堂で、演奏会の練習中だった。
パイプオルガンの壮麗な響きに、小さなヴァイオリンの音色は一歩も退かず、聖堂中に溢れかえっていた。

練習だったがひどく感動し、そばにいた人に名前を聞き、天滿敦子、と知った。
土管のような体形で、実に綺麗な音を奏で、それでいて伴奏のパイプオルガンにキビキビと注文を付け、頼もしかった。
しかし、威張ったところは全く無く、朗らかで気さくだった。

後で友だちの偏屈氏に報告したら、クラシック愛好家だから当然知っていたが、

   ふんっ、天滿敦子かぁ、ばあさんっだったろ? 
   あれはね、「望郷のバラード」で売ってるんだ。

とニベもない反応。クラシック愛好家は、なぜか偏狭で意地悪なところがある。
だから偏屈氏には声を掛けなかった。氏は年末恒例大工仕事の猛練習中だろうしね。

飯能で開催された「チャリティコンサート」へ行ったのは、そういう経緯があって、森生は天滿おばさんに参っていたからだ。

天滿おばさんの存在感は大きい。
あの体形でストラディバリを持つと、時価1億円以上もする名器が1万円くらいにしか見えず、可笑しかった。

独奏は2曲。五重奏が2曲だった。
肝心の「望郷のバラード」はどうということは無かったけれど、他の3曲は良かった。
演奏よりも良かったのは、天滿おばさんのお言葉である。

  この先の秩父のミューズホールには何度も来ている。
  収益金で、施設で使う移送用の車を何台も買っている。
  ここ飯能は初めてだが、親戚がいる。だから飯能に呼ばれてとても嬉しい。

  私はソロ専門で、合奏が苦手。
  昔、師匠の海野先生に相談したら、君は合奏をしなくていいんだよ、と言われた。
  ああ、やることが少なくなってラクになった、と思った。
  今日はビオラ氏に勧められて五重奏に加わったけど、上手くいったかしら。

アンコール曲の演奏を終えて、最後の花束贈呈になった。
身体の不自由な少女が、抱えられながらようやく舞台に上がったが、緊張した所為か身体がのけぞり、花束を手渡せる状態ではなかった。

天滿おばさんはストラディバリを持ったまま、空いた手で少女を支え、笑顔で頻りに何かを話しかけていた。
何を話したのか、客席には全然聞こえなかったけれど、少女は笑顔になっていた。

花束を手にした天滿おばさんは、ステキなお母さんだった。
森生は天滿おばさんが一層好きになった。
だから「おばさん」は、偏屈氏とは異なり尊称です。

●赤い花は、秋になると色が冴えてくるダリアです。
巾着田へ行く道路際の畑に咲いていたポンポンダリアですが、天滿おばさんに贈ります。


わざわざ工事中

2009-09-17 | 高麗便り


西武高麗駅から巾着田へ行く道で突貫工事中だ。
永年放っておいて、何も彼岸花の時期に、わざわざ工事をすることはあるまいに。
市・商工会・観光協会さん、どこを見てるの?

あっそう、「巾着の中だけ」、ですか。



警備員は、「どちらへ行かれますか?」、といちいち丁重ですが......。
どこへ行こうと、こっちの勝手だぃ。