先日、女子大で講演をした池上彰さんが、朝日新聞夕刊に連載している。
「池上彰の新聞ななめ読み」です。
池上さんは朝日新聞に掲載していながら、朝日新聞批判をしばしばしている。
2月15日(月)は「トヨタ大規模リコール・ジャーナリズムの試金石」では、朝日の記事の腰の引け方を、読売新聞と較べて批判した。
例えば、10日一面記事で、「トヨタ 不具合を認める」と、微温的に書いた。不具合ではなく「欠陥」が適切なはず、と。
その他頁の記事見出しが「絶対にごまかさない」とか「自分の言葉で語っていく」とか、トヨタ社長に好意的だ、とも。
一方読売は、「《安全》から一転《欠陥》」、「トヨタ社長歯切れ悪く」、などとトヨタを厳しく批判する姿勢で、広告主に遠慮しない記者の心意気が伝わる、とも書いている。
その他、トヨタの広告を取らないNHKの報道は堂々たる扱いで、日本経済新聞はトヨタを持ち上げ、批判的な視点が見当たらない由。
立派ですね、池上さん。また、こういう意見を載せる朝日も偉い。
以前、朝日は天敵・読売新聞渡辺社長のユカイな朝日嫌いの弁を、大きく載せたことがある。
朝日新聞にはどうかと思うことも多いが、いいところもありますね。
ところでマスコミは、溺れかけた小鳩を一斉に叩き始めた。朝日も同様である。
こうなると、ちょっと違うのでは?、と感じないでもない。
なにしろ日本のマスコミは付和雷同し、同じ方向に走り始めて止まるところを知らないから。
小鳩が有害鳥獣である事は認めます。しかし検察もかなりいかがわしい。
検察と自民党の怪しさと、マスコミのいい加減さについては「永田町異聞」というブログが詳しい。
池上さんの「新聞ななめ読み」同様、一読の価値があります。
お詫び会見写真はトヨタではなく、どこか他の会社か役所です。
朝日新聞から、ずっと前に転写しました。