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林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

扇風機を抱きしめて

2010-08-20 | 歌の翼に

たった15分間、鉢に水遣りしただけで、着ているものはびしょびしょになる。
しかし、こんなに過酷な日が続いても、高砂百合が咲き始めた。

見かけは、日本原産の山百合より清楚、無香。実態はなかなか強靭かつ、したたか。鉄砲百合より野暮。
光を求めて屋根を越えるかと思うと、コンクリの隙間にも、どっこい生えてくる。
流石に台湾出身である。

シャワーで汗を流す。

昼間っからのエアコンは後ろめたく、経済もある。
嫌がる扇風機をひっぱたいて抱きしめ、エーゲ海を想う。
いつまでもステキなジュディ・翁(媼じゃないよ)嬢のカンバセを夢見る。

魅せられて

Wind is blowing from the Taiwan
オジイは昼寝

昨夜の暑さが すみずみに けだるい火照りを 残してる
Uh-Ah-Ahe-Ahe-

レースのカーテンを引きちぎり カラダに巻きつけ 夜 歩きたくなる
オジイは昼寝

 

まだカッカしてる方は、デーモン・小暮閣下をどうぞ。

魅せられて

たいしたものですね。 

Youtubeが途切れ途切れです。原因と対策を教えて下さいませ。
あ、原因はいいです。聞いても分らないから。

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感動させて下さる

2010-08-20 | 先輩のお言葉



美人書家の紫舟さんは、朝日新聞によると、

   世界の人を(自分の)書で感動させたい

のだそうだ。
へ~凄い鼻息だねぇ、感動させて下さるんだ。しかも、世界の人を、だよ。

それもそのはず、紫舟さんは「龍馬伝」や「美の壷」の題字を担当し、朝日新聞購読者のためのアスパラクラブでも、頗る好評らしい。
天下のNHKと大朝日が認めた無敵の書家であり、書道甲子園なんてメじゃなく、既に大リーガーである。

しかし、「感動させたい」、とは随分お高いところからのご発言だ。
やたらに「感動を与えたい」とか「感動させたい」とかノタマウ選手や芸人と同じ。奥ゆかしさが無く、道を外してる。

かれらは何かと「.......させて頂きます」とヘリクダル。
だったら、「感動して頂きたい」、が正しく、せめて、「感動させて頂きます」、でしょうね。
ん? なんか彼我が入れ替わったようだな.......。

紫舟さんは美しい。けれど、肝心の書については、どうもなぁ.......。ケレンとハッタリが目立ち過ぎるなぁ。
アスパラ内カルチャークラブ連載、正しい投書欄「一期一会」、いや失礼「一語一会」の題字だって、誰が読んでも「口語口会」だわさ。

   画像のなめくじが這ったような「道」と、美しいお姿は朝日新聞からです。
   他の作品はご本人のHPをご覧下さい。年齢と本名以外は詳しいですよ。
   「一語一会」を覗くには、色々面倒な手続きが必要です。

「美の壷」に表示される柴舟さんの作品は我慢できます。
しかし、草刈のバカ旦那。早いとこ、財産をお子さんに生前贈与して頂きたいですね。
記事は8月6日朝刊です。

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待ち合わせ

2010-08-19 | 林住期

一回り年下の友人と会う約束が、メール交換で急にまとまり、早起きして約束した駅へ出かけた。

約束の時間に彼は来ていなかった。
改札口で、のほほんと1時間待っていても、彼は現われなかった。

最近、日時や場所を勘違いすることが多いので、前夜念の為、就寝前にメールを開けた。
「用事ができた、時間を1時間半繰り上げて」、とのメールが入っていた。「よろしいでしょうか?」とはなっていなかった。

宵の内に電話を寄越せばいいのにな。メールじゃ気付かなかったかもなぁ。
既に深夜だったので了解を伝える電話は憚られる。それで「了解」のメールを返信した、つ・も・り。

もしかすると、一字足りない別の駅が約束の場所だったかもしれない。
炎熱地獄の商店街を死の行進をし、その駅に着いたが当然彼はいなかった。
使ったことが無く、使いたくないケータイは電気が切れており、公衆電話は見当たらず、万事休す。

今、メールを調べると、やはり「了解」の返信をしてなかった。
でもね、キミの都合で時間を繰り上げたんだから、メールだけでなく確認の電話が欲しかった。森生には、メールを日に何回も開ける習慣は無いもんな。

 ....... 以上は暇人の言い分。

普通なら引退する年齢になって、新しい仕事を始める彼は、猛烈に忙しかったのだろう。
急に時間を繰り上げたのは、ダブルブッキングだったのかも。
だが、うっかり、はまだ10年早い。新しい仕事を始めるには、気配りが不足している。大丈夫だろうか。

いや、これはイヤミだな。



森生はサンデー毎日なのだ。
寝る前に返信してなかったこと、朝早く出かける前に、確認の電話をしなかったのが悪い。
そして何よりも、メールやケータイなどを使いこなさないのが悪いんだろうな。
情報機器の猛烈な進化。使うのはロートルだわさ。

この1~2年、約束や予約のすっぽかしを連発してる。
今日は、そのお返し、つまり因果応報ということ。以って瞑すべし。
人生は差引ゼロ。悲しいけれど.........。



おかげで、街の写真がいっぱい撮れたよん。

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ほんもの

2010-08-18 | 拍手

元加治駅に、わざわざ途中下車させた木の椅子。背筋が伸びる正しい椅子。
まがい物に慣れたカラダに、ほんものは痛い。
でも、ウチに担いで帰りたい椅子だ。

ほぅ、そうですか。

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ピーターラビット資料館

2010-08-18 | 風に吹かれて

資料館の正式な名前は「大東文化大学 ビアトリクス・ポター資料館」で、「ピーターラビットの絵本の世界」という但し書きが付いている。

資料館は大学構内ではなく、「埼玉県こども動物自然公園」の中にある。
行った日は猛烈な熱さだった。広い動物園の見物どころではなく、資料館へ避難して一息つくことができた。

建物はポターの旧居を正確に復元したものだそうだが、冷房が効いている。
2階の研修室では、何冊もの絵本を読むことができ、半日は楽しめそうな場所だった。
親切な係員が説明をしながら付いてくるが、やがて事務所に引っ込む。
そうなったら幅が広い窓枠に腰掛けて、午睡をするのにいい。

なにしろ資料館だから、絵本をまだ読めない幼児には退屈な場所だろう。
絵本好き、特にピーターラビットが好きな小学生なら喜ぶにちがいない。もちろん大人もです。
夏休みの宿題対策に、お孫さんを連れていってあげるべし。

本当は絵本よりも、イギリス湖水地方のナショナルトラスト運動に関心があった。
運動はポターの絵本に触発されて始まり、ポター自身も絵本の印税で広い土地を購入し、景観や環境保護のために土地を寄付している由。
しかし、絵本のことばかりで、ナショナルトラスト運動についての説明や資料は無く、残念だった。

    

    なお、資料館の詳しいことはHPをご覧下さい
    また、日本ナショナル・トラスト協会への入会申込書兼年会費払込取扱票が置いてあります。
    館内は、1階の1室(▼)以外は撮影禁止です。

資料館がある丘の下に、日本唯一というピーターラビット専門の売店がある。
ここも涼しく、洒落ていて、品揃えは豊富。店員は親切です。
じじばばはここでお孫さんたちへのお土産を買うこと。
貴重な資料を公開してくれてる大東文化大学や、お店の人たちを応援しましょうね。

ご参考に、ウィキによる「ナショナル・トラスト」と「ナショナル・トラスト運動」などもご覧下さい。
また、絵本の舞台になったイギリス湖水地方の、民宿案内と美しい日替わり風景写真「LAKELAND CAM」をどうぞ。
               
▼きのうの湖水地方です。

資料館は、動物園とは別料金ですが、65歳以上は双方とも無料です。
カンカン照りの駐車場はがらがら。夏の間、無料開放すれば、動物園やじゃぶじゃぶ池が賑わうはず。
料金所の人件費が節約できます。意見してやって下さいね。

子ども動物自然公園の真夏のご報告は先行記事「木陰でぐったり」をどうぞ。

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こんな日に歩くバカ

2010-08-17 | 高麗便り

家に閉じ篭っていると、ワルクチばかり書いてしまう、ような気がする。
飯能か毛呂山のカインズホームへ避難しようと思うが、車に藪蚊が便乗してきて運転の邪魔をする。

37度の予報だ。俄か雨は外すが最高気温だけはよく当てる。きっとわが町は40度を軽く超えるはずだ。
こんな日に外を歩くバカは森生ひとりだった。
以下は、決死の高麗の里歩きです。


特産(?)高麗川マロン。小肥りさんのご領地より、「た・た・わ・わ・わ」だからね。
手が届く高さだ。今から早起きの習慣を付けておかないと。


赤茄子は彼岸花ビジネスの準備か。訊ねたくても畑は、既に無人。食茄子は早朝に収穫済み。
やはり朝寝坊を改めねば。


炙られる胡麻畑。開け、ゴマの花! 
お宝はどこだ? 財布は落ちてないか? まごまごしてると、命を落としそうな熱さだ。


赤まんまに唐辛子。坦々麺、麻婆豆腐、ほうとう......。
火の味がするだろう。食いたくないや。


熱中症だっ。刈払機が仰向けに倒れた。
地面にへたるごろり瓢箪。


耐えかねて帰途につく。おっ! 賢い親子だ。
今朝、男の日傘を冷笑した日テレのヤツラを、灼熱の街に引き摺り出せ。テリー・伊藤氏は分ってて偉い。

 

ふらふらへろへろ。坂の上のわが猫額亭はまだまだ遠く、駅売店に避難。冷えた水で生き返った。
早い昼食はカレーライス。レトルトは美味い。

@@@

 
埼玉県熊谷市のあつべえです。
きのう、県内各都市は、涼しい百葉箱の中でも軒並み37~8度でした。
今朝も既に......。もう止めよう、熱くなるから。


橋を もう一つ

2010-08-16 | 高麗便り

 1

休日ともなれば、巾着田を囲む高麗川には都会から人々が殺到する。
車は巾着田のだだっ広い駐車場から溢れ、周辺の農地にまで進出している。

 2

買物難民が住む団地を票田とし、最下位当選ながら順番で市議会議長になったご高齢の先生がいる。
先生は、巾着田に入る橋をもう一つ架けさせたいようだ。

先生の6月定例議会での一般質問の要点を、先生のちらしから抜粋します。

 ・二十数年前、市振興計画審議会で、巾着田観光振興のために二つの橋の建設が計画された。
  しかし「あいあい橋」しか実現しなかった。
 ・巾着田観光事業が活発化し観光客が増え、彼岸花の時期は人と車が混雑し危険だ。
 ・この状態を解消するため、新たに吊り橋の建設を進めるべきだが、どうか。

これに対し市側の回答。

 ・新しい橋は、西武高麗駅からの歩行者の導線が確保でき、歩行距離を短縮できる。
 ・また、新しい橋は歩行者の安全を保てる。
 ・しかし、橋を造るカネが今は無い。
 ・ここ数年は巾着田内で車道と歩道を分離したり、トイレの水洗化などを優先整備する。

更に先生は質問し、市が答える。

 ・橋を造れば、西武高麗駅からの観光客誘致により、周辺地域の商業的発展が期待できるのではないか。

 ・そのとおりです。

先生は補助金をアテにして質問し、市が答えた。

 ・新しい橋の建設に、国や県の補助金など、期待できるものはあるか。

 ・この橋の建設は高麗川を横断する大規模工事になる上、完成後、国道を観光客が歩くようになる。
 ・従って国や県との長期間の調整や、多額の費用がかかるだろう。
 ・当然色々な補助金を検討し、市の財政負担を少なくする方法を模索してゆく。

なんという愚かな質問と回答であるか!
二十数年前と言えばバブルの最中ではないか。
その時の決定を今頃持ち出して、実行を迫るとは、とんだ石頭だ。
市は、「状況が変わったので計画を再検討したい」、と答えるべきだった。

新しい橋ができてトクをするのは建設業者だけ。西武鉄道の乗客が増えるわけがなく、仮に増えたとしても、一般市民には何のトクもない。
だいたい彼岸花の季節は、既に人と車が満杯であり、これ以上の集客は無理だ。
それでなくても「少子高齢化」だ。先生の頭は化石か。

架橋予定地は、あいあい橋同様に導線に無理があり、彼岸花の季節でも、橋を渡る観光客はゼロに近いだろう。
従って「商業的発展」はない。せいぜい多少の露天商が、彼岸花の季節に出店するだけだろう。
我ら買物難民が利用できる日用品の小売店には不適切な場所である。
商工会傘下小売店は、巾着田臨時出店で刹那的売上増を狙うより、日常の地道な努力で市民の要望に応えて欲しい。

吊り橋を造れば、完成後、維持管理費が当然必要になる。
木造の「あいあい橋」はふるさと創生資金1億円で建設したが、現在でも利用する人は極めて少ない。
しかも、完成後の維持管理修繕費に市税を相当投入している、と聞く。合計幾ら費やしているのか、回答してくれ。

彼岸花の季節は人と車が混在し確かに危険である。
しかし解決方法は、新しい橋を建設することではなく、

 ・巾着田の駐車場を廃止し、車を締め出すこと。
 ・入場料金を現在の2倍にし、観光客数を半減させること。

だと思う。観光客数を減らしても、収入は減らないような価格設定と工夫をすればいい。

そもそも、市は巾着田をどうするのか。完成予定図を市民に示し、意見を聞いて欲しい。
それを示さぬまま、補助金頼りにブザマなモノを追加し続けている。
未来に何を残し伝えるのか。恥ずかしい老先生と市役所の人たちである。

 5

   因みに現場近くの菜園で作業していたお父さんに聞いてみた。
   橋が計画されていることをご存知だった。
   そして、「全く意味が無い計画だ」、と笑っていた。

   混雑で迷惑している巾着田周辺の住民は、吊り橋がムダである事を分っている。
   しかし周辺以外の多くの市民は、

     「賑やかになっていいね」、
     「巾着田の彼岸花と日高市が全国的に有名になって嬉しい」
     「補助金で造るなら市民の負担にならないから賛成」

   とあくまでも脳天気である。
   本来は要らないことに、市税が使われ、行政サービスが充実しない。
   そういうことを、この老先生と善良な市民は知らないのである。

ご高齢の先生は、バブル真っ盛りの頃策定した無駄な計画に拘泥せず、団地から撤退した店の後釜になるスーパーを誘致するよう、奔走して頂きたい。
そうすれば、次の選挙で、少しは順位が上がるかもね。

1.鹿台橋下の高麗川と左岸は巾着田。 2.台地区内臨時駐車場。
3.沢を埋め立てた架橋予定地入口。右は台地区自治会館。 4.架橋予定地(林の下が高麗川)。
以上は8月14日(土)昼前に撮影しました。
5は6月に撮った
あいあい橋です。

付け足し。
この先生は「こやの先生」を後ろ盾にしている。
市役所は補助金を引き入れ、余計なモノを作る名人だ。だから、この吊り橋、実現してしまうかも。
先行記事「巾着予算1億円獲得」もご覧下さい。
県や国には、本当はカネが余っている。

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骨のうたう

2010-08-15 | 歌の翼に

きょうは敗戦の日。
「終戦」ということが多いけれど、曖昧に美化せず、「敗戦」としたい。

今朝、天声人語に竹内浩三という人の詩の一部が紹介されていた。
有名な詩らしいが、知らなかった。

       骨のうたう     
               竹内浩三  補作 中井利亮

      戦死やあわれ
      兵隊の死ぬるや あわれ
      だまって だれもいないところで
      ひょんと死ぬるや
      ふるさとの風や
      こいびとの眼や
      ひょんと消ゆるや
      国のため
      大君のため
      死んでしまうや
      その心や

          白い箱にて 故国をながめる
          音もなく なんにもなく
          帰っては きましたけれど
          故国の人のよそよそしさや
          自分の事務や女のみだしなみが大切で
          骨は骨 骨を愛する人もなし
          骨は骨として 勲章をもらい
          高く崇められ ほまれは高し
          なれど 骨はききたかった
          絶大な愛情のひびきをききたかった
          がらがらどんどんと事務と常識が流れ
          故国は発展にいそがしかった
          女は 化粧にいそがしかった

      ああ 戦死やあわれ
      兵隊の死ぬるや あわれ
      こらえきれないさびしさや
      国のため
      大君のため
      死んでしまうや
      その心や

竹内はフィリッピンで従軍中にこの詩を書き、戦死したそうだ。

        ●●●

今日は、茨木のり子の詩を転記するつもりだった。胸に刺さる詩だ。しかし記事が長くなる。
この夏はとりあえず、加賀美幸子さんの朗読で済ませます。

      「わたしが一番きれいだったとき

        ●●●

海ゆかば」。
天皇に忠誠を誓う万葉歌人大伴家持の長歌に、信時潔が作曲したこの歌は、本来は戦意高揚を意図した歌だ。
しかし学生が戦地に赴く事態に、信時は苦しんだそうだ。
今は長歌の意味を曲げて解釈し、鎮魂歌として受け止めたい。

「玉音放送」は覚えていない。ラジオが壊れていたのかもしれない。
中学生たちが、家の前を道路を無言で、ぞろぞろと歩いて帰って来た異様な光景は覚えている。学徒動員から解放され、学校に戻ってきた、と親から聞いた。

あの日の空が、天井が抜けたように蒼黒く澄んでいたことも覚えている。

運が良く、家族に直接の戦死者はいない。空襲も受けなかった。
戦後、不在地主として農地を二束三文で取られた祖母は、昭和天皇を良くは言わなかった。無責任、と言っていた。

そして、凄まじい筍生活が始まり、いつも腹がへっていた。

社会面に、「全国空襲被害者連絡協議会」が結成され、被害者救済法の成立を求めるそうだ。
空襲で家族を失い、塗炭の苦しみを味わされた76歳女性は、「国は謝ってくれ」、と言っている。

それはそのとおりだが、アメリカの無差別殺戮を非難する言葉がない。
空襲は天災ではない。朝日新聞がアメリカに遠慮してるのか。

        ●●●

きょうは、高麗川の川原にバーベキューの煙といい匂いが漂っている。
今日一日くらいは慰霊と覚悟の日として、歌舞音曲野球グルメ番組を自粛したい。
 ね。

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待機中

2010-08-13 | じゃじゃ馬馴らし

降り出しそうで降らず、出かけようとすると降ってくる。
それにしても、ニッポンは暑過ぎる。
することが無く、今日はこれで3本目の記事だ。ご迷惑お掛けしますね、すいませんです。

ブログやインターネットの画面を開くのに時間がかかる。人生の残り時間が少ないのに、と焦る。
若い友だちに教えてもらったデフラグというのと、不用ソフトの削除というのを敢行した。
一時間以上もかかった。

しかし、きれいさっぱりしたはずなのに、却って凄く時間がかかるようになった。
接続中から待機中になり、掃き出し窓の緑の歯は、考えてるだけで次の歯が生えてこない。
ESC釦で作業を中止して、何回繰り返しても待機中から先へ進まない。

えーい、ままよっ、と全部閉じて、コンセントから電線を引き抜いた。
ADSL箱(というのかな、NTTから借りてる小箱だ)の電源も切った。
一緒に受話器が止まっても、なんら問題なし。

花カッパとクインテットを見て、夕飯を食い、電線を差込み、電気を通じ、作業を再開する。
.......と、あ~ら不思議、直ってる。早くはならないけど、ブログの画面がゆっくりと現われるようになった。
やれやれ、パソコン野郎も熱くて草臥れていたようだ。

土日は零細店「林住記」の客足が遠のく。
お盆ともなれば、尚更だろう。店を開けてもムダなこと。休むほうがマシ。
そういうワケで今日はこれにて、オ・シ・マ・イ。

 

●明日は「待機中」にしますね。お天気次第であさっても。
ふぅ、あちー。

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墓じまい

2010-08-13 | 林住期

お盆が来ても実家には行かない。簡単に行ける近い町だが、父母の墓参もしない。
両親が亡くなると、きょうだいは他人の始まりである。
兄が主催する法事に、きょうだいは誰も参加しなくなった。
代わりに、近所にある他人さまのお墓を撮りながら、頭を下げることにしている。

ご先祖と両親の墓所の他に、分家筋や事情があった親族の古い墓所があるが、その墓に入る気はなくなった。
姉が買ったビルの中の墓には妹も感心し、そこを購入した。
あれにしようか、と考えていたが、家族葬や直葬、散骨や樹木葬のことを知ると、葬式は要らない、散骨がいい、と考えるようになった。

お釈迦さまは、死んだら何も無い、葬儀も墓も、寺も経典も何も要らない、と言ったそうだ。
戒名も葬儀も、墓も寺も、みんなその後の葬式坊主や観光坊主どもが考え出した集金システムに過ぎない。
その点、学法さんのブログはためになり、気が楽になる。

「墓じまい」を決断し、ご先祖やご両親の遺骨を瀬戸内海に撒いた80歳の先輩に、深く共感した。
そして、涙がこぼれた。


記事は8月11日朝刊です。

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TSM48

2010-08-13 | 拍手

  としまえんプールの一捻りしたポスターに感心しました。
  去年は「冷し温水プール」に呆れましたけどね。
   (その意味を読者から教えて頂き、納得しましたが)

としまえんはアグネス・ラムちゃん以来、毎年、傑作ポスターを捻り出している。
最近は後発のセレブなプールに押され、開き直ったところがあり面白い。

森生は最近あまり西武電車で出かけない。
今年の夏のポスターを画像検索をしてみると.............。

なななななんと「TSM48」だ▲
これは人気絶頂のAKB48のもじりですね。
 (人気のAKB48をご存じない方はご自分でお調べください)

だが、ネット画像では単なる美女軍団だ。やはりこれは現物に当るべし。
と、わざわざ飯能駅に行き、ポスターを細かく点検した。
今年のポスターは絵としては、あまり目立たない。

しかし、全員「年増」女性で揃えてる。
前列の女性たちは年増ではあるが、それなりである。
目を凝らせば最後列は相当の大年増。水着がはち切れるか脱げそうだ。

迫力ですねぇ。可笑しいですねぇ。
こういう元気でケバイ年増園って大好きだ。

同じ系列の西武園プールを担当する、杉山さんのご苦労は尽きません。

48人いるか、いないか、お暇なら数えてね。

  なお、豊島園にはプールの他に「機械遺産」もあります。

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もやもやいがいが

2010-08-12 | 知ったかぶり


この木 何の木 不思議な木

この実 何の実 不思議な実

もやもやとした疑問をもったままだと、頭がいがいがします。
知ってる方、教えて下さいね。

もやもやは3mくらいの高さの木でした。花と実(?)は同時撮影です。
いがいがはユリノキの下に落ちてましたが、木には実が一つも付いてませんでした。
子どもがどこかから、運んで来たのかもしれません。

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花火大会

2010-08-12 | 遠い雲

この迫力の感動は、きっと忘れない。

打ち上げ花火を由比ガ浜で最後に見たのはいつだったか。
しかし、初めて見た時のことは忘れない。

夕方、海岸で打ち上げる花火の音が、遠い谷間の家まで聞こえてきた。
暗くなってから、急に母に誘われて花火を見に行った。
海岸近くに、母の姉が住む家があり、そこに寄った。

縁側から眺めた後、暗い海岸を歩きながら花火を見上げた。
花火の見事さと、近くで聞く大音響に感動するより、魂消たものだ。

母に連れられて遠出した思い出は、花火大会の夜だけである。
あの時、母は家に帰りたくなかったようだ。

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日焼け

2010-08-11 | 遠い雲

このスリル満点の瞬間は、きっと忘れない。

西武園プールで、こんがりと日焼けしたきみはエライ!

最近、矢鱈に紫外線の害を言い募るが、あれは化粧品業界の陰謀だからね。
ママの顔のシミ・ソバカスは女子高生の頃から厚化粧をしてきた報いなのさ。
紫外線、関係なし。

田舎のひいお婆ちゃんの顔を見てごらん。つやつやした、いい顔色だろ?
皴は長く生きてきたことへの勲章だぜ。

       この子は、ゴーグルをし、滑り台があるプールに来ている。
       豪華な施設に、贅沢な持ち物。
       両親をお供に従え、お昼はスペシャルランチだろう。

       
             ~

森生が子どもの頃、町にプールは無く、ゴーグルなぞは見たことも無かった。
海水浴に行ったが、海パンは無く、浮き輪も無く、お結びが昼飯だった。
友だちに貰った、ただ真っ白なだけの食パンが美味かった。

新学期は、真っ黒に日焼けした子が多く、白い肌では肩身が狭い。
それで、わざわざ日向を選んで歩いたものだ。もっとも、30度を超える日が今ほど無かったこともあるが。

あの頃のナイナイ尽くしは今になれば懐かしい。繰り言は古記事「海水浴」をご覧下さい。
ついさっきのことは忘れてるけれど、あの頃のことは忘れない。

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