林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

紅葉狩り

2010-10-24 | 林住期

紅葉の便りが頻りで、心ならずもそわそわさせられる。

だがしかしだ。渋滞を我慢してまで、日光赤城那須など観光地には行くことはない、のだ。



ご近所の柿の葉にだって「錦秋」はある、のだ。


じ~っと見詰めると、福沢諭吉先生が見えたりして......

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タオルケット

2010-10-23 | 遠い雲

夏中使っていたタオルケットを捨てた。
母が元気な頃、部屋に物が溢れているので、「少しは減らしたら」、と提案したらくれたものだった。
死後、そのことを思い出して使い始めて5年間。あちこちがほつれてきた。

大きな家に一人で住んでいた母は何度か医者が来た後、同じ敷地内に新築した兄の家に移り住んだ。
暗がりの多い家はまだ充分使えたが、きれいさっぱりと取り壊し駐車場にした。
新しい文化住宅であてがわれたのは一部屋。それも仏間兼用の和室だ。

母の部屋だけが煤けた箪笥や襤褸布で溢れていて、旧盆前に和尚が来る時は片付けが一騒動だったらしい。
兄にはそれが目障り癪の種。毎日顔を合わせていれば、やむを得ないことかもしれないが、度々「不用品」を捨てるように迫り、兄嫁が両方を宥めていたようだ。

文化住宅には縁側が無く、兄には隣近所の人望が無い。
古い家には毎日遊びに来ていた友だちは新しい家を敬遠し、やがてみんな先に逝ってしまった。
母は、「もういいよ」、と繰り返しながら、百一まで生きた。

母に関わる品々は身の回りから殆どなくなった。
しかし、母が行った彼岸にまた一歩近付いているともいえる。

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楽しい収納

2010-10-21 | 拍手

山茶花が咲き始めた。朝から冷たい雨が降っている。まさか、もう暑い日は来ないだろう。
肌寒い日が三日続き、最後の扇風機を片付けた。

この扇風機、なかなかの優れモノである。
扇風機に性能の優劣は殆ど無いと思うが、これは格段に収納し易いのだ。

他の4台の収納はまとめにくく憂鬱。この扇風機は見事に小さくまとまり、ささやかな達成感を味わえる。
贔屓にしている電器屋の青年から、勧められて買ったこの扇風機は合格以上。

しかし同じ会社の冷蔵庫は落第。冷凍庫奥に氷塊が発達し、半年弱で引出しが入らなくなる。
これで14回目。氷塊の掻き出し作業が、30分で済むようになった。喜んでる場合か。


大きな氷のカケラで洗面器が一杯に。

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祭りは終わった

2010-10-21 | 風に吹かれて


川越祭りはいつもながら物凄い人出である。
いくら混み合っていても、お上に指図されなくとも、大群衆はゆるゆると大河のように流れ、また淀む。
いい場所から写真を撮ろうとすると、抜け出せなくてイライラするのは愚か。むしろ一体感を楽しもう。



わが夕暮れニッポン人はウンカのように集まっても、中華ジンミンのように石を投げたり叫んだりはしない。
地べたにも坐れる清潔な町で、上等のデジカメを持ち、いっときのささやかな平和を楽しむのだ。
見に来て下さい、習近平さま。...... 来るわけないやね。



西武本川越駅バスターミナルは一日中、大休憩場になっていた。
祭りの日、蔵造りの町には腰を下ろす余地が殆ど無い。
ほんとに草臥れたよ。


............. 祭りは終わった。秋は深い。

            
              このあと夜中まで、お祭りは続きます。その模様は「デジカメ写真集」さんをどうぞ。
それから正調「川越祭り」のHPもね。

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欲しいなぁ

2010-10-20 | 風に吹かれて


川越祭りでいい写真を撮るために、もっと高級なカメラにしなければなるまい。
それに脚立と三脚と望遠ズームレンズは必携である。レンズに嵌める黒い花びらのような輪っかもだ。
脚立を支えてくれる助手を雇えればもっとよろしいが.........。


被写体を求めて雑踏をうろうろするより、ここぞ、という場所を山車がやって来る前に確保しておきたい。
逆光の場合や、おかめひょっとこ踊りを撮るにはどうするか、予め使用説明書を読み、指先に覚えさせておくこと。
ピントを手動に切り替えたまま、気付かずに十何枚も撮る無駄は、今後控えたい。


それにしても、現役諸氏はともかく、ご同輩はみんな立派なモノを持っている。........... いいなぁ。
よほど高額の年金を受け取ってるのではなかろうか。ついつい僻んでしまう。
言いたくはないが、言いたい。「羨ましい」、と。


続きは明日。

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もっとシズル感を

2010-10-20 | 風に吹かれて

川越祭りに露店は幾つ出てるんだろうか。とにかく主な道路にはぎっしり立ち並んで隙間がない。
見て歩くのは楽しい。だが何か、もの足りない。
......... そうだ、シズル感が足りないのだ。売り手に「芸」が無い、のだ。



よほどキッチリ管理されているのか、夫々の店は小ざっぱりしている。
売り子(おじおばですが)はお行儀がいい。
でも露店には、ある種の猥雑さや、一寸した不潔さが、いい隠し味になりますがね。



レントゲン眼鏡、記憶術、蝦蟇の油............。
アセチレン灯の匂いは何処へ。
怪しげな啖呵売のオッサンに罵倒され、まんまと騙されたいね。

薬研堀のご同輩のいでたちがいい。飴細工のご同輩は、子どもも大人も釘付けにした。
祭りの露店・夜店は、こうありたい。

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川越祭りは日本一

2010-10-19 | 風に吹かれて


川越祭り売り物(売ってませんが)の山車は豪華絢爛、賑やかに、続々(かなりゆっくりですが)とやって来る。
背景になる蔵造りの町並みは威風堂々だ。
山車の露払いをするお姐さんは当然ながら、祭り装束のおじぃたち。派手な衣装はブランド品より似合うのね。


町の旦那衆の、観光客に対する気配りは万全。
小中学生が声を張り上げ、屋台造りのリヤーカーでのゴミを収集奉仕。雑踏する町は極めて清潔。君たちは偉い。
常設・仮設便所はあちこちにあり、大いに助かる。


でもなぁ。西武本川越駅から蔵造り一番街へゆく途中の狭い道路、何とかならないの?
特に連雀町は道幅が狭く、両側の家並みは「土金」以外は貧弱でばらばら。電柱は林立しまるで場末の雰囲気。
脇道にしている「大正浪漫通り」も街並み造りはイマイチ。


現・りそな銀行を創業し、電力王福沢桃介を育てた天領・川越の町衆だ。
ふやけた「さいたま市」に名を変えた浦和大宮連合には一歩も引けをとらない。
川越祭りは日本一の祭りなのでアル。


川越市民のみなさんに、一層の努力を期待します。

福沢桃介をポチッと押すと、下に関連記事が出現します。
川越祭りは一昨日終わりましたが、記事は明日も続けますね。

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川越祭り速報

2010-10-18 | 風に吹かれて


川越祭りへ行った。凄かった。
感動して、写真を200枚(って言うのかな)余りも撮ってきた。
昨夜の内に速報しようとしたけれど、撮った画像は、玉石というより石ころばかりだったようだ。
大体、数多く撮り過ぎた。取捨選択を夜更けまでやったが、頭がクラクラして途中で断念。


いい場面には必ず邪魔なヤツが入ってる。
「全自動」とは「カメラが勝手にピントを合わせる」ということ。狙った被写体はぼんやりし、周りがクッキリだぁ。
凄い人混みに押されブレまくって、前にいたオヤジの尻を写したものまであった。
飲まず食わずでへろへろだった。


そういうわけで今しがた約80枚に絞った。もうへとへとだぁ。目はシバシバ、パソはのろのろ。
しかも、今日は残りの人生であと何回もお目にかかれぬ上天気。
ブログ如き不健康なアソビに耽ってはおられぬ。とはいえ、継続はチカラ也。
とりあえず、「乞うご期待」、の記事ではありまするが..........


お祭りは昨日終わりました。記事は明日に続きます。

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夕方 山へ

2010-10-16 | 高麗便り


夕日に照らされた東京スカイツリーを期待して、夕方、多峰主山に登った。
東京はスモッグに覆われ、朦朧としてた。
代わりに西方浄土、秩父奥多摩の夕焼けは.........。これも薄ぼんやり。


しばらく頂上で夕焼け待っていたが、再会したご同輩たちは先に山を下りた。
足元が暗くなってきたので中腹の町へ下りた。


こんな時間になっても、山に入る人がいた。