林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

食細り足萎える

2011-05-16 | 林住期



都会に住んでいる職場仲間が一年ぶりに集まり、森生が逼塞している田舎で昼飯をした。
年齢はまちまち。合算すると.........、 暗算できないくらい凄い。



普通20分余りで着く清流谷戸にあるシェ・ノワまで、駅から1時間もかけてのろのろ歩いた。
小さい食卓をくっ付けるために移動しようと持ち上げたら、天板が外れてしまった。ナイショナイショ。



店内は珍しく混んでいて、オーナーシェフ氏が全てを一人で切り盛りしている。
忙しそうなので全員お勧めのハンバーグランチに。味はいいが、ガツガツ食うよりガヤガヤ喋るのが先。



食後、道無き道を分け入り非公開の旧新井邸に侵入し巾着田へ。これだけの行程で相当お疲れの模様。
新緑の峠を越え、飯能駅まで歩く予定だったが、途中で日が暮れる、と近くの高麗駅に戻った。



お互い口先だけはいよいよ達者。今なら社長だって総理大臣だってやれるぞなもし。
ばってん、確実に一つ歳をとったわなぁ........

シェ・ノワの詳しい記事は「シェ・ノワ(胡桃の家)」と「微笑む里山」をどうぞ。
また店内そっくりなHPもあります。ご自分で探してね。

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ギクシャク大極拳

2011-05-14 | 林住期



老後の健康のために太極拳を始めた。
二百数十派ある中で、「珍式」という武闘派に分類される大極拳である。舞踏ではないので結構キツイ。



先輩諸氏は既に何年も続けているので、猫背がに股でもとりあえず型を心得ておられるようだ。
森生は新入りなのでさっぱりワケが分からんチン。



動きは遅く、同じ姿勢を保ち続けるのが辛い。相当に筋力を要し、片足立ちが出来ず、汗が噴出してくる。
教授法はかなり曖昧で、先生や周りの先輩をマネすればいいらしく、習うより慣れろ、だ。



会場の端っこの後ろでギクシャクやってると、突然、全員が肩まで上げた右掌を左足で蹴り森生の方を振り返る。
前の姿勢のまま固まってるところを皆さんに無表情に見つめられ、
相当きまりが悪い。


                      
                  途中で足が縺れてデングリ返ったおばばがいて、皆で大笑いした。
            踏ん張った時、「VUY!」と御鳴楽をしたヒトが明らかにいたが、シ~ンとしていた。不思議だ。

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かわせみ保護区

2011-05-12 | 高麗便り



かわせみが営巣する川岸をコンクリートで固めても、「かわせみ保護区」、なのである。
これほど嘘っぱちで恥知らずな看板は珍しい。
川底を穿り返し埋め戻し整地した挙句、「川を大切に」、だとさ。日高市役所の厚顔無恥に溜息が出る。




この「水辺再生事業」は埼玉県知事と地元選出県会議長が企み、日高市長が支持。
住民は(巾着田を見ていないので)無関心か、「巾着田を素晴らしく整備してくれた」、と喜んでいる。
「水辺破壊事業」は上流のまだ美しい横手渓谷にまで及ぶ計画である。

日高市は、実は「土建業者保護区」なのである。

ほかに工事関連写真は「水濁る春」を、横手渓谷の手付かずの風景は「川沿いの村へ」と「村の一本橋」をどうぞ。

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サラダ記念日

2011-05-11 | うわごと

・・・ 「若葉の味がいいね」と君が言ったから5月10日はサラダにするか ・・・

《解説》
試しに齧ってみましたが青臭いだけ。サラダにはお勧めできません
なお本歌は俵万智さんの、「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日、です。
ごめんなさい。

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煙漂う巾着田

2011-05-10 | 高麗便り



首都圏内の観光地・巾着田は例年通りの人出だった。その状況を(ご迷惑でも)ご報告します。
先ずは苦労して見つけた巾着田本来の好ましい風景です。





県がグラウンドのように整地した高麗川の川原にテントが増えた。折角広い川原に来たのに、よほどやましい個人情報があるらしい。テントの上には五月の風ではなく濃厚なバーベキューの煙が漂っていた。





(毎回同じイヤミで恐縮ですが)狭い道に車が多く、うかうか歩いていられない。駐車場に不足はない。来年はもっと拡張しているだろう。じゃんじゃん車で来てオカネ下さいね、と時代遅れの日高市は言っている(ようだ)。





撮影したのは5月4日、よく晴れて暑いくらいの一日でした。





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母の日の歌

2011-05-09 | 歌の翼に



日中は色々用事があり目一杯身体を動かしていたので、夜、TVで母の日だったことに気付いた。



母の日は、「わが母の教へ給ひし歌」を聴く日である。

むかし 母がこの歌を教えて下さったとき 母の目には涙が浮かんでいた
いま この子にこの歌を歌ってあげると 私も涙がこぼれてくる

動画を聴き較べていたら今年もまた夜更けになってしまった。下は特に気に入った二人の歌です。

レニー・フレミング  アンナ・ネトレブコ



短い歌詞とともに極めて美しい旋律はいつも涙腺を緩ませる。

花は数日前に、ご町内でやっと見つけた牡丹にしました。
子どもの頃、中庭に牡丹の植え込みがあったので。

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風が通る道

2011-05-08 | 高麗便り



さわさわと音を立て、若葉をもみしだき、走り抜ける。
初夏の風は、見える。


・・ 夏きぬと目にもさやかに見えにけり 風の音にぞ驚かれぬる ・・

                                           ........... 猫額亭森生

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ねぎ坊主

2011-05-07 | 林住期

暑くなってきたので長かった髪の毛をスポーツ刈りにした。
爽快である。
毛がないご同輩には真似ができまい、あはは。

でもなぁ.........。
健さんに似て苦味ばしればいいんだけど、葱坊主に似てるんだわ。
葱じゃぁ苦いだけさ。ふん

       
                                        
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さぁやるぞ

2011-05-07 | お節介



裏の雑木山の手入れは一通り終わった。次は「はなのひろば」へ苗木を移植したい。
しかしひろばの周囲では間伐作業という猛烈な破壊作業が続いていて、まだ花木苗の移植どころではない。

鉄道会社所有の隣山は数年前に手を入れ付近で一番綺麗にしたが、県の間伐作業で滅茶苦茶にされてしまった。
山躑躅の群生地に甦らせたところに、伐採檜の梢数メートル分を横枝を切らずに積み上げてしまったのである。
数年かけて綺麗にした雑木林は、うず高いゴミ山にされてしまった。



役所のやることはいつもこうである。山や川に対して愛情も畏れも無い。
作業員は給金だけが目当て。県は一個人を問題外。住民は醜いものが見えない便利な目の持ち主である。
景観間伐実施林」といいながら、景観など糞食らえだ。

それでもまた山躑躅の群落を生き返らせたくなり、ごみの山を手作業で小さく切り分け、片付けることにした。
小さくし揃えて積めばごみの山は半分以下になり、一応見られるようになる。



        伐採直後の木は柔らかく鉈や鋸が使い易いが、乾いてしまった木は硬く、取り扱いは大変である。
        以前は一日働いても平気だったが、今回は天気がいい平日の午後だけにしよう。
        出鱈目に積み上げた檜は絡まりあって手におえない。誰か手伝ってくれないかなぁ.......。


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たんぽぽの綿毛に

2011-05-06 | うわごと



みちのくへ行きたしと思へども みちのく
はあまりに遠し
せめては新しい靴をはき きままなる旅にいでてみん。



わが里の道をゆくとき たんぽぽの綿毛にぶら下がり われひとりうれしきことをおもはむ
五月の朝のしののめ うら若草のもえいづる心まかせに。



                 ........ 萩
原森太郎

あ~あ、今年も家にいたわぃ。

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パン爺

2011-05-06 | うわごと



いま、どこもかしこもこの花ばっか。
そしてこの花が「爺さまに見える」というじいさんを知ってる。パン爺だからそう見えるのさ。
まだウラ若い森生には「ミッキー・マウスに見える」ってば。
あ、クシャミした

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出演者

2011-05-06 | 重箱の隅

          

     NHKの「日曜美術館」は、深刻な姜尚中先生がようやく辞め、作曲家・千住明が司会者になった。
     熟練の森田美由紀が慣れない千住を補佐し、重苦しかった番組が良くなった。




5月1日は世界的なグラフィックデザイナーだった福田繁雄を特集した。
騙し絵の手法で描いたポスターは意外性が面白く、今でも大好きである。
この番組の常連・日比野克彦の話は分かり易かった。ところが共に出演した写真家・梅佳代がダメ。
なにしろ出演するまで、福田繁雄を知らなかったヒトである。



関西弁を梅が多用すると下品に聞こえる。何か言う度に出る口癖「えっ?!」は耳障りだった。
そして語彙が乏しく、まるで幼児のような
話し方である。
日曜美術館に食い込んでいる日比野が、多分、強力に梅を売り込んだのだろう。
梅がたどたどしく話す時の日比野は、可愛くて堪らない、という表情だったから。



梅佳代には写真家として優れた才能があるのかもしれない。
しかし会話がきちんとできるようになるまで、出演は控えるべきだった。
NHKの歌番組も、素人なみの歌手を出演させることがよくある。
否応無く視聴料を徴収するのだから、出演者選びは慎重にして欲しいものだ。


日曜美術館は5月8日の夜8時から再放送があります。
紹介される福田繁雄の作品は面白いですよ。

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連休します

2011-05-03 | うわごと

昇進なんかありえない。
身の回りの環境に、変化なんぞ全く無し。

そんなこんながストレスになって、陽気がいいのに元気がありませぬ。
木の芽どきは気のヤマイに罹るとき。............ ふぅ。

そういえば世間は連休中。
毎日が日曜日だけれど人並みに連休します。

             なお、五月病の方は裏口へどうぞ。目が覚めますよ。・・・・・

あ、細かいことを指摘しないで下さいね。

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