林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

猫柳の芽

2013-02-11 | 高麗便り

上越国境の山から氷のヤイバのような風が吹き付け、家に引き返そうかと思った。
お天気は猫の目のように替わり、今日は酷寒になった。

零細ブログは自転車操業。ここで引き返すわかにはゆかぬ。とにかく更新しないことにはね。

そこで、ご町内の外れにある春の基準木、猫柳を観察に行った。
偉い!猫柳の芽は春に向かって確実に膨らんできた。

それも当然。猫柳の防寒コートは暖かそうだ。
ホームセンターで買った安物とは、出来が違うよ。

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黒い土

2013-02-09 | 高麗便り

毎日、おじいさんが一人で耕している畑。
黒い土にも、春の足音。

といきたいところだが、きのうからまた物凄い寒さだ。特にきのうは北風が吹き荒れた。
さすがに、おじいさんの足音は聞こえない。

吹き飛ばされなかったことを祈る。

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原因物質

2013-02-08 | 病院巡り

猛烈な鼻水の原因物質はハウスダストとコナヒョウダニだった。
どうも人聞きが悪いね。

それなら何故艦長先輩やシャモじぃやCar-gが平チャラなのか。
猫額亭は整理整頓かつ清潔に、ヒビ努力しているのに、世の中、不条理だよ。

ああそうかぃ、千代に八千代に生き永らえた三爺の鼻の穴は、岩窟並みなのかもしれないもんな。
それならしょうがない。

分析対象にした原因物質は、なんと33種類もあった。
シラカンバなら高尚な感じで吹聴できる。
ヨモギ、ハルガヤなら何やらもの寂びて奥床しいが、埃やダニじゃぁな。

原因物質には初めて聞くものがあった。
ペニシリウム、クラドスポリウム、カンジダ、アルテルナリア、アスペルギス、ラテックスである。

花粉症ではなかったんだから、アルテルナリア・アレルギー性鼻炎ということにしておこう。
埃やダニよりかっこいいもの。

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密葬

2013-02-07 | 重箱の隅

市川團十郎の密葬が6日、都内目黒区にある自宅で執り行われ、大勢の芸能人に混じり小泉純一郎氏や隈研吾氏ら400人もの人々が参列した。
ふ~む、あんなに盛大では密葬とはいえないね。

密葬は親族やごく内輪の親しかったひとたちで、しめやかに行なわれるべきものだと思う。
そして近頃増えてきた家族葬とも違い、後で本葬が営まれることになっている。当然、団十郎の場合も、本葬は後日営むことになっており、大多数の人は本葬にこそ出るべきだった。

市川家としては密葬だからといって取材を断れまい。マスコミが遺族の心情を慮って遠慮すればいいだけのことだ。
TVの取材がなければ、密葬は参列者も少なく、静かで心の篭った、いい葬儀になっただろう。
本葬は盛大に執り行い、賑やかに、そして華やかに団十郎を送ればいい。

さて、次の團十郎が約束されている海老蔵である。
先頃急逝した勘三郎の遺児、勘九郎・七之助兄弟に較べて、あまりいい感じはしません。
生まれながらの役者だから多くの人々に見られるのは当然にしても、海老蔵にはケレン味が過ぎるようだ。

 

TVは朝から晩まで團十郎だった。
ただ内容はどの局も同じ。宮尾登美子の小説「きのね」で知られた、團十郎の母について言及する局はなかった。
母のことは価値を下げるどころか、團十郎の人間としての深さを強調できるのにね。

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淡雪

2013-02-06 | 高麗便り

外は雪が降っているそうだ。TVは大騒ぎしていた。
どうせ誰も来るわけがない。また布団を被った。

次に目覚めたのは9時過ぎ。
障子を少し開けると、まだ雪がちらちら降っていた。

遅い朝餉を済ますともうお昼だ。寒くて愚図愚図しているうちに、雪は雨になった。
雪は殆ど融けてしまい、雪中徘徊をしようにもできなくなった。

残念なような、助かったような.......。

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目覚める山

2013-02-05 | 高麗便り

 

山は眠りから目覚め始めたようだ。
だが、時々北風が山を揺さぶると、轟々と鼾をかいて眠っているふりをする。

 

木々の梢は少し色付き、春の息吹が感じられるようになった。
明日は雪が降るらしいが、芽吹いて笑う日は近い。

 

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小さい春

2013-02-04 | 高麗便り

 

月が替わり、寒さの質が変わったようだ。
一月中のような陰険な寒さではなく、少し優しい寒さである。

立春。夜明けは知らないが、日暮れは遅くなった。
道端の叢には、早くも、ほとけのざといぬのふぐりが咲いていた。 

いぬのふぐりについて面白い解説を見つけました。
オモシロ自然観察」をどうぞ。

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丘の畑で見たもの

2013-02-02 | 高麗便り

今日の徘徊。西武線高麗駅からまた坂道を下り、歩いて10分。鹿台橋交差点に着いた。

 

車が多い県道に並ぶ家の間の狭い路地に入ると、路肩が傾いた坂道。こんな場所にも住宅があった。

 

坂道の先は広い畑。丘下の県道と高麗川の向こうには日和田山・高指山・物見山、その他。ハイキングの名所だ。

 

だが、農閑期の畑は、まるでごみ捨て場。そして丘の下の集落はごちゃごちゃで、素晴しい景観は台無し。

 

遠景は自慢できるけれど、近景は他のまちと同じように、写真には撮りたくない乱雑さだった。

この町に移住して30年。すぐ近くにあったのに、初めて見た風景だった。

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独りでお詫び

2013-02-02 | 重箱の隅

柔道女子日本代表の園田隆二監督の記者会見を見た。見る前に想像していたほどおバカさんじゃなかった。
記者諸君は今まで見て見ぬ振りをしていた癖に、厳しい質問を連発した。
あういう場所には不慣れなはずなのに、園田監督は逃げずに一生懸命応えていた。

 選手時代に自分も叩かれた。そのことを体罰だとは思わなかった。
 最近、暴行暴言と謗られる行為は自分だけである。
 金メダル至上主義に囚われて焦っていた所為だ。

などと記者諸君の詰問に答えた。
園田監督は上司や同僚には気を配り、自分の行為を分析できる人だった。

記者会見は独りで行なわれた。
普通、こういう場合同席するはずの体格がいいお偉方は居なかった。
園田監督は見捨てられたのである。

全日本柔道連盟と日本オリンピック協会(JOC)の不手際は、八百長騒動の時の相撲協会を彷彿させた。
オリンピック村、教育村、原子力村、相撲村、そしてマスコミ村。
村に長く住むと村の外の常識が欠落するようだ。

猪瀬都知事はこの騒動が、五輪招致に悪影響すると見て「極めて不愉快」と言った。
不肖森生はこの騒動で、東京オリンピックが招致できなくなるのはいいことだと思っている。

税収不足の下、東北復興ほか喫緊の課題は山積しているのだ。
オリンピック如きに浮かれている場合ではない。

大勢で謝っている写真は確かセコムさんの方々です。

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新国立競技場

2013-02-01 | 色めがね

信じられないけれど、東京オリンピックに賛成する人が70%を超えたそうだ。
わがニッポン人は、なんてアサハカさなんだろう。まるでお猿さんだ。

現在の国立競技場は取り壊し、6年後に新しい国立競技場ができあがるそうだ。
そんなことを、誰がいつ決めたんだろうか。

新国立競技場のデザインは世界中から46案も集まり、ザハ・ハディド氏のものに決めたそうだ。
イカニモな、大袈裟で子ども騙しのけばけばしいデザインだね。

 ・スポーツの臨場感を思わせる流線型のデザイン
 ・世界に日本の先進性を発信し、優れた建築・環境技術をアピールできるデザイン
 ・未来に向けたメッセージ

などと日本スポーツ振興センターは新聞広告で自画自賛し、しかも「OUR STADIUM 新国立競技場」だもんね。
建設費は1300億円だそうだ。多分全額が税金だろう。スポーツ振興センターのお歴々は一銭も負担せず、居場所が確保できるんだから図々しく「OUR」というのだろう。

決定したデザインについて、選考委員の内藤廣氏がTVでちょっと漏らしたとおり「コストをまるで考えていないデザイン」である。採光空調掃除修繕など膨大な維持管理経費が、今後何十年も必要になるだろう。


柔道女子日本代表の園田隆二監督。あの可愛らしい顔で、暴言や暴力を繰り返していた。
監督に叩かれた選手たちも、マスコミから叩かれている園田監督も、オリンピックに逆上してしまったのである。
東京でオリンピックを開催したら、金メダルの悪影響はもっと大きくなると思うよ。

日本スポーツ振興センターの言い分はこちらをどうぞ。
同センターは独立行政法人で、天下り組織のようです。HPはこちらをどうぞ。

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