林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

春の山道

2014-04-10 | 高麗便り

昼食は、飯能駅前の吉野屋で牛すき鍋定食にした。
暫く振りの牛肉で元気もりもりの気分になって、よーし、二つ山を越えて家に帰ろう。

飯能駅を出発。能仁寺から天覧山を制覇(大袈裟だね)。



ここで早くも、来た道を引き返したくなったけれども、多峯主山が呼んでいる。
一旦山を下り、胸を突く急坂を上る。あとはなだらかな尾根道を西へ。



山道には、春の日差しが十分に入り、明るく気持ちいい。
行き交う人はなく、牛歩で疲労を回復し、雨乞池に。

多峯主山へはここからまた急坂になる。坂道を迂回して、長らくご無沙汰していた御嶽八幡社へ向かった。
断崖上の祠は、背後の深い木立が皆伐されて丸裸。有難味に欠け、お賽銭はなし。

また尾根筋を北に向かい、10カ月ぶりの多峯主山頂上にへたれ込んだ。やれやれ。

ご同輩がいるかも、と期待していたが、若いじじぃがコンクリのベンチで寝そべっていただけ。
牛すき鍋効果はとっくに使い果たしていた。

休息後、西側の急坂を下る。
山を巻いて団地に着くまでは、膝が崩れないように、岩や木の根っこに躓かないようにしたので、周囲を眺める余裕はなかった。

 

カラダはすっかりナマクラになっていて、夕食後、アリナミンを2錠飲んだ。ふぅ。

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団塊世代について

2014-04-09 | 床屋放談

 

「週刊ポスト」今週の総力大特集(4月19日号)は、日本の最大勢力664万人の功罪を問う「団塊世代の罪と罰」なんだそうだ。
新聞広告に拠ると、ポストはこの世代の特徴を6つ挙げている。

  ・自己顕示欲が異常に強い。

  ・勘違い、思い込みが激しい。

  ・人の話を聞かない。

  ・追いつめられると逆ギレ。

  ・意外に権力や地位に弱い。

  ・同級生は多いのに友だちは少ない。

ふむふむなるほどね。だけどこれらは後期高齢者の森生にも、多かれ少なかれ当てはまる。
「まだ気は若いんだ、しめしめ」と勘違いし、思い込むことにしよう。

次に広告で、各業界人の実名を何人か挙げて断罪している。

  ・政界 菅直人、猪瀬直樹、舛添要一、仙石由人、名前だけでわかるでしょ。......あはは、分かるわかる。

  ・財界 護送船団方式の「ぬるま湯経営」が今日の景気低迷の元凶である。......今の八方塞がりは団塊の世代の所為だからな。

  ・球界 星野仙一、山本浩二、田淵幸一ほか、エラそうだけけど2流監督ばかり。......へぇ、やっぱりそうなんだ。

  ・教育 ゴリゴリの日教組教師が蔓延させた「悪平等社会」の病理ほか。......なぁるほど。だけどそんなに「平等」かなぁ。

財界など、本文には会社名や経営者名が具体的に書いてあるかもしれないので、詳しいことは買って読んで下さいね。

それはさておき、以下は身近の場合です。

昨年あたりから、公園にある雑木林でのボランティア作業が億劫になってきた。
これは暑さ寒さが厳し過ぎ、衰える一方の体力気力が追いつかないのが原因と思っている。
ご同輩たちもご同様と見え、活動日の参加率がますます低下しているらしい。

それは、まぁ自然の成り行きでやむを得ないこと。困ることは、若いじじばば、つまり団塊さん会員が入ってこないんですね。
団塊の世代はまちにはあふれているのに、何故か雑木林の保全活動など3Kな作業を避けるようだ。
以下は数日前に会ったご作業仲間とも話したことです。

  ・団塊の世代を雑木林に集めるには、バーベキュー大会やコンサート開催など、お遊び要素を採り入れないとダメ。

  ・口は達者で要求は多いけど、体力が無く踏ん張りが利かない。世も末じゃ。

 

さて、ご同輩が見る団塊の世代は如何でしょうか?
週刊ポストを読まずに感想を書くのはいい加減だけれど、この「林住記」はもともとそういうものですから。

写真は西武飯能日高団地内「丘の上公園」で撮りました

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目覚めよ

2014-04-07 | 林住期

今月もまた、隣の団地にある公園での雑木林の保守管理作業に、参加しなかった。
去年も、参加したのは確か1~2回くらいだった。

サボった理由はいくらでもある。
雷雨予報が出ていて雨が来そうだとか、昨夜の雨で地面が濡れているとか、昨日からバカに寒いなどだ。
だが
決定的な理由は、今朝も朝寝坊したことである。このごろ、やけに眠いんですね。これは黄昏を迎えているためなのかもな。

それなら前の晩、早く寝ればいいじゃないか、という声が耳の奥で聞こえるけど、就寝時間と起床時間との関係はないね。
例えば10時でも、布団に入ればすとんと眠れるけれど、夜中にお叱呼で起きる回数が増えるだけ。
寝覚めの時刻が早くなることはない。

朝、1時に就寝しても、朝6時には一旦目が覚める。でもね、覚めた後が長いのよ。
きのうも布団の中で、ガッツリマンデー喫茶店特集と、関口宏をうつらうつら見ていたら、公園に行く時間をとうに過ぎていたというわけ。

これから、団地を囲む山々が一年中で一番美しくなる。昼間が長くなり、寒さにもめげず木々は目覚めたのである。
淡い緑になる前の、少し紅色を帯びた雑木林の微妙な色合いをお見せしたいですね。


だが、そういう景色を撮影するには、もっと早起きをし、光線を選ばなければならない。

いや、そうじゃない。「公園の作業に参加するには」だった。

写真は一昨日のものです。

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パスワードパニック

2014-04-04 | じゃじゃ馬馴らし

うっかり配信を希望した通販各社の煩いメールマガジンを断ることにした。
また、別のウィルスソフトに替えたので、今まで何かと作業の邪魔をしていたマカフィーとの契約を解消することにした。
更に、某通信大手系アンケート会社から来るしつこい回答督促を絶つために、退会することにした。

ところが、ここで困ったことになったのである。
手続をメールでしようとすると、相手はしきりにIDとパスワードを要求するんですね。
そんなものいちいち覚えちゃいないよ。

手っ取り早く電話で手切れ話を進めようとしても、敵は電話を隠してる。
ああでもないこうでもないとやっていているうちに、パスワードは再設定すればいいことが分かってきた。

だけどここへ来るまでも、来てからも、何度も何度もやり直し、なかなか目的が達せない。
加入はたやすいが、退会や解約は極めてし難い仕掛けになっているのである。
とうとう、私は誰?ここは何処?という錯乱状態に陥った。

うーぬ、チクショウメ...........。
                                                                                                     

相手のアジトが分かっていれば、住民票・運転免許証・健康保険証を懐に忍ばせ、怒鳴り込んでやりたいね、全く。
消費者庁って、いったい全体、何をしてるんだぇ?

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在庫写真を活かす

2014-04-03 | じゃじゃ馬馴らし

Windows8.1にも大分慣れてきた(つもりだ)。
教則本は始めの1章で七面倒臭くなり、結局、いろんなキーを押しまくり、試しまくることにした。
するとやっぱり「ヨムよりはヤルが早し」。何とかなるものですな。

新しいパソコンでも「応答なし」と度々応答するし、Excelはショートカットキーを何度押しても画面に現れない。
イライラしてると、あらら、絆創膏サイズに縮んだExcelがデスクトップ画面の左上にこっそり出てました。
ま、こういうこともママある。これは初期不具合というものだろう。ガマンガマン。

朝から春雨がしとしと降っていて、暇である。
暇だとWindows8.1が使っている画像がますます気に入らなくなってくる。
マイクロソフト社の社員はエリートだろうに、センスが悪い。

データの引越をしてくれた大型販売店のプロ氏は、「画像の交換はできません」と言ってたけれど、そんなことはあるまい。
そこで雨の日だから、「
パーソナル設定」とやらに狙いを付けて弄ってみた。

ここでもいろんなキーを片っ端から押してみたら、ほうら森生好みの画像に変更することができたじゃないか。
因みに上から、

  ・パスワード画面の人間標的を、匠さんちの木彫り人形に

  ・いちばん始めに現れる悪趣味な渦巻画面を、贔屓にしてる三ツ星れすとらんのチキンソテーに

  ・つまらないデスクトップ画面を新緑に笑う高麗の山並に

であります。
新しいパソコンに搭載されていた写真処理ソフトは実にややこしく、とてもサクサクと新しい写真が取り込めない。
それに、割増引越料金まで払った在庫写真を、使わないのはもったいないからね。

140403 


怪進撃

2014-04-02 | 床屋放談

深見東州こと本名・半田晴久、またの名を戸度阿見(とと・あみ)氏の進撃が止まらない。
少し前に朝日新聞全15段ぶち抜きの「予備校」の広告を出したばかりなのに、全4段の広告の4連打だ。
以下、言い回しをなるべく生かしながら、広告に載った惹句を転記してみます。

   知の巨人は何人かいるが、知の阪神は深見東州だけです。
   たちばなビジネスコレクション

これは「カリスマ中小企業経営者」として知られる深見氏が、経営者のあり方を説いた書籍全12冊の広告です。

   怒涛の英語力!93.8%の難関大学進学率を達成!
   今年度のテレビコマーシャル紙上サミット みすず学園

これは「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と呼ばれるようになった半田晴久氏が学苑長になっている大学受験「予備校」の広告。

         Amazon 1位 たまたま1位になっただけです。そのうち落ちます。
   
きわめて地味な万能の天才!!!

これは、華道・茶道・書道・能楽の教授や師範の免状を取得した、深見東州氏の画集・作品集・ハウツウ本・小説など12冊とDVD。

   シェイクスピアやチャップリンと、同じ舞台に居るつもりの演出力、演技力、ユーモアをお楽しみ下さい。
   万能の舞台芸術家深見東州の作品群

これは、オペラ、京劇、能、創作バレエ、演劇、パントマイムをこなす「万能の舞台俳優」深見東州氏が演じているDVDと書籍かな?

まぁ要するに、あれもこれもなんでも詰め込んで、真面目なんだかふざけてるのか、結果、何が何だかよく分からない新聞広告です。
しかし、細かい活字を読めば読むほど怪しげで面白く、お暇なあなたさまにお勧めします。

今年は、佐村河内守氏、小保方晴子氏、渡辺喜美氏とガッカリな人を輩出している。
猪瀬直樹氏ですか? あんなのは小さい小さい。

で、次は深見東州氏ではないか、と期待したり、はらはらしておりまする。

ごちゃごちゃと読みにくい深見東州氏の新聞広告から、目が離せませんぞ。

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咲いた咲いた

2014-04-01 | 高麗便り

明日ありと思ふこころのあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは ........ 親鸞上人

散る桜残る桜も散る桜 ........ 良寛和尚 

 

「サイタサイタサクラガサイタ」と毎朝毎晩テレビが騒いでいても、百近くにもなると、そう簡単にはついてゆけませんや。

高麗の里は、怖いくらいの激しい北風が吹き荒れ、怯えたのか、桜は満開にはあと一息だ。

昔はあちこちの花便りを聞くと、浮き浮きしたものだ。今は全くそんな気にはならないけど、これも浮世の約束事。

何はともあれ、高麗の里の花便りですが.......。

***

 桜は高麗神社と聖天院で撮りました。

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