出光美術館で目の保養をしたあと、仲通りを東京駅までてくてく歩いた。
仲通りは人も車も少なく、道の両側のビル群は威風堂々。並木は美しく、有名なブランド品を扱う店舗は洒落ている。
中国語が喧しく響き、人と車で雑踏している銀座通りよりも好きな道だ。
ただ、昨年から一部の高名な店舗が美しい仲通りの街並みを破壊し始めている。
例えばエルメス。ありゃ何だ! 飾り窓の装飾も野暮。エルメスは銀座店の装飾も野暮ったく、新聞広告は稚拙。
こんな店が何で有難がられるのだろうか。多分、値段が高価だからだろうな、と思う。使ったことがないので想像ですけどね
ま、飾り窓は各店の裁量に任せても、店の外装や看板についてはビルの所有者が厳しく管理し、指導してもらいたいものだ。
その点、清水寺近くで街並みの景観保全のために、行政代執行をした京都市はエライ。
東京都心は埼玉県の外れより温暖なようで、銀杏も他の木々もまだ葉を付けていた。
以前なら東京駅を横切り、日本橋丸善と高島屋まで足をのばした。
今年は中央郵便局ビルのクリスマスツリーを拝んで、そのまま地下鉄東京駅へ直行。
池袋から埼玉県へ一目散。
買いたいもの、買えるものがなくなると、体力も気力も好奇心も、衰えますなぁ。
それが後期高齢者というもんでしょうな
141214