林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

そばのお庭拝見

2015-06-09 | 風に吹かれて

そば処・勝呂(すぐろ)は期待以上の蕎麦屋だった。吉田家住宅が休館していたのは、不運でなく幸運だった。

われわれ2爺はざる蕎麦700円と野菜天麩羅300円を注文。
ボリュウムたっぷりで、蕎麦猪口に入れた刻み海苔はあふれ出て、野菜の掻き揚げは大きくて分解しないと汁に浸せないほど。
蕎麦・天麩羅とも美味く、満腹し満足した。

お江戸の名店に馴染んだ保谷偏屈さんには気に入らないかもしれないが、鄙の2爺にはおトク感がある蕎麦屋だった。
店全体の感想は森生も切株さんも、食べログ埼玉のゆ~うりん氏の投稿に同感なので、そちらをご覧ください。

食後、店を出て、立派な門の庇の下から周囲を見回していたら、畑を耕していた若いおじぃさんから声を掛けられた。

  うちの庭はオープンガーデンになってるので、どうぞ、ぐるっと回ってみて下さい。
  いま、皐月と京鹿の子が満開ですよ。

お庭そのものは失礼ながら、実は大した造りではない。背景になる新しい母屋は、洋風でセキスイハイムのようだ。
ただ、樹齢300年の桧葉、150年の銀杏が見事な巨木で、更に完璧な手入れは恐れ入り谷の鬼子母神。
芝生には「雑草が全く」混じらず、広い庭園には「落葉1枚」落ちてはいなかった。

若じいさんはこの家と蕎麦屋などの主のようだ。
作業中だったし、切株さんをいつまでも待たせておけないので早々にお庭拝見は切り上げた。
作業中の若じいさんにお礼と称賛の挨拶をしたら、いいことを教えてくれた。。

  これから金勝山の「元気プラザ」へ行くといいですよ。
  今日なら日光連山が見え、頂上近くまで車で上がれるようになりました。

完全なお百姓姿の若じぃさんは、少し前まで都会で働いていたらしい雰囲気があった。
こういう方と、お
友達になりたいね。

 

もちろん切株じぃさんの運転で元気プラザへ向かいました。
続きは明日のお楽しみ。

150609


葺き替えた大屋根

2015-06-08 | 風に吹かれて

   

新聞に「吉田家住宅」の大屋根葺替工事完成を知らせる記事があった。
切り抜きを、猫額亭へ遊びに来た切株じぃさんが見つけて、急遽見物に行くことになった。
もちろん、運転は切株さんだ。

じじぃになったばかりの頃、毎日通った県道寄居飯能線は、今年も初鰹である。
窓を全開にした助手席は快適だなぁ。るんるんランランランだ。

およそ1時間のドライブで、懐かしい吉田さんちの大屋根が見えてきた。

一面の砂利だった駐車場は舗装し、真正面に囲炉裏用の薪が、絵になるようにきれいに積んである。
入口は場所を少し変えていた。

坂道を上がり切ると、眼前に木立に囲まれた堂々の古民家が現れた。

ん????? 雨戸が全部閉まってる! 
縁側に腰掛けた若い女子がふたり。かわゆくふて腐れてる!

..... あれれっ! 本日は臨時休館、だと!? 

森生がじじぃになったばかりのあの頃は、年中無休で、その後火曜休館になってるはずだ。
一家が住んでるお宅も留守のようだった。

そう言うわけで、折角切株さんと来たのに、巨大な梁が錯綜する内部が見られず、呵々大笑する奥さんとも会えない。
奥さんが自慢するうどんも、囲炉裏端で焼く串団子も、頂けないじゃないか。

新聞記事が出たばかりなのに、一家に何かあったのか......。

仕方がない、また来ることにして、写真を撮ったのは屋根だけ。
わが猫額亭から移植した、箱根空木・びっくり茱萸・斑入り沈丁花などが、旺盛に育っていたのは土がいいからだろう。
その前からあった木々も大きく伸びて視界を遮り、写真が撮り難くなっていた。


茅葺屋根は苔生したのも悪くはないが、畳同様、新しい茅葺屋根はもっといい。
屋根の角や隅など細部がキリリと引き締まり、クッキリし、小股が切れ上がった大柄美人のようだった。

木久扇師匠とは違い、藁葺の大屋根は、いいねぇ

このあと、近くの蕎麦屋で昼食にし、更に.........。その話はあしたに先送り。

      下に5月22日付朝日新聞埼玉県版を貼り付けました。森生の記事より、下の記事の方が正確です。但し、蕎麦でなく饂飩のはずです。
      恥ずかしながら、休刊日のところを読み落としておりました 
      木久扇師匠じゃないけど、やぁねぇ

      150608  


豆大福

2015-06-05 | 林住期

山々じぃさんが、おニュゥの軽で猫額亭にやってきた。今まで乗ってたオフロードカーよりずっと運転し易いそうだ。
いいなぁ、ウチの軽なんぞは侘び錆びて、もはや産業遺産だぁ.........

普段は前触れもなくふらっと立ち寄るので、何のおもてなしもできかったが、今日は珍しく前の日に予告があった。
それならたまには、と小さな豆大福を用意した。

団地内のスーハーで購入した豆大福は、黒豆大福3個。
小さいのにした
のは、お互いに甘いものは控えるベシ、と考えたからだ。(それしか売ってないしょぼい店でもある)
じぃさんは酒も相当いけるけど、あんこを使った和菓子も大好きという両刀使いである。

豆大福は、誰かさんの引き出物として頂いたとっておきの皿に載せて、それを鎌倉彫のお盆にまた載せて、出した。
スーパーの豆大福は、老舗の豆大福に化けた。馬子には衣装、豆大福にはお皿、ということ。

.....と。

あららぁぁぁ。山々じぃさん、待ってましたとばかりに3個をペロリと平らげてしまった。

噛まなかったみたいだ。流石、うわばみ!

だけど、その1個は森生が食うつもりだったんだけどなぁ.........

同じ上等の皿は5人分あるけど、出したら仕舞うのが面倒なので、1皿にしたのが間違いだった。
いや、これからは普段使いにしよう、先があんまりないんだからね。

山々じぃさんからは手土産として、鄙では見たこともない立派なキウイや、赤と緑の大きい林檎を頂き、差引き勘定は森生のプラス。
でもねぇ、それとこれとは違うんでないの、と思った。

と一晩経っても、まだあの豆大福が目に浮かぶ。

150605


ぎゅぎゅっと奇天烈

2015-06-04 | 重箱の隅

国営放送、朝のニュース番組「おはよう日本」を時々見る。
民放のガヤガヤおバカ番組に引きずられ、ますます奇天烈になってきた。

例えば.....。

スポーツ関連ニュースを「ぎゅぎゅっとまとめる」と「オハスポフラッシュ」になるそうだ。
ふ~ん、そういうもんかいな。だったら続く「オハスポチョイス」って、一体全体なんなんだぇ?

健康関連ニュースという「ケンコン」も、なぜこうなるのか分からん珍。

まちかど情報室の悪乗りでれでれ局アナ二人がいなくなったのはいいけれど、後任の二人もじゃれあっている。
お寒い駄洒落を連発する南予報士は健在だ。

揉み手会長、じゃないモミイ会長が、官邸しか見てないから、現場の「白痴化」が進行中だ。

「外国のTV局が放送したニュース」を「世界のニュース■ッピング」と、のたまう。
■は「ZA」か「RA」か「DA」か、教えてたもれ。スペルもね。

150604


骨休めの雨

2015-06-03 | 林住期

珍しく、朝から雨が降っている。
今日は一日ゆっくり骨休めができそうだ。

4月から始めた庭の手入れが、やっているうちにムキになり、何年振りかの大掛かりな作業になってしまった。
老後のことを考え、椿・山茶花・梅・花水木ほか高木を低くし、躑躅皐月・庭桜・雪柳など灌木は小さく丸め、枝透かし。
所構わず版図を広げる紫蘭・蛍袋・杜鵑・雪の下・羊歯・龍の髭などを毟り取る。
この際、今年来年の花なんかどうでもいいや、と手間暇がかかる作業です。

既に両手指の関節はキリキリ痛み、昨日の夕方は左尻の筋肉がギクシャクし始めた。
立ち上がる時は、地面に両手をつかないと.......

これは、ちょっと休め、というご先祖さまからの信号だろうな。

はいはい、素直に休みましょう。
雨よ降れ降れ(今日だけは)。

150603


怖い花

2015-06-02 | あらら!


ギョギョッ! この花、感電しそうで触りたくない。
あとで手が腫れてくるかも。

ご町内を歩き、庭を覗く。カタカナ名前の草花が、小さな庭を席巻している。
「庭いじり」は死語になり、今や「ガーデニング」だからね。

この花の名前、教えて下さい。

150602


周辺困惑事態

2015-06-01 | 床屋放談

近頃、盛んに「事態」が取沙汰されるので、どんな「事態」なのか朝日新聞をひっくり返し調べてみた。

 ・重要影響事態・存立危機事態・武力攻撃予測事態・武力攻撃事態・切迫事態

などさまざまな「事態」があり、この順番で日本本土への危険度が増すらしい。

このほか少し前までは「周辺事態」や「グレーゾーン事態」があったような気がするが、今は無くなったのだろうか。
また、例えば口永良部島の噴火や小笠原沖マグニチュード8地震などは「周辺切迫事態」といっても差支えないのでせうかね。

どうも積極的平和主義者・安倍晋三は平和を守るために、どんな事態であっても、アメリカの戦争を応援し易くしたいらしい。
好戦的なアメリカを支援するのは、相当危険なことだとじじぃは考えるが、自衛隊は切迫事態では直ちに逃げ出すので安全らしい。

えーっ! アメリカ軍を世界の果てまで支援するんじゃなかったのかぇ? 
イザとなったら逃げだすなんていい加減な晋三坊ちゃまだなぁ。
だからオバマ大統領に嫌われるんだよ。

安倍晋三の天敵・朝日新聞を広げて、いろんな「事態」の違いや、晋三と朝日の言い分を読み始めると頭が痛くなる。
詳しいことはデジタル版に回して、紙の新聞は1件についての記事の分量を3行以内にして、他は全部図解にして欲しいものだ。
なんでまぁ、こんなに「事態」がごちゃごちゃしてるんだ。困った「事態」だ。

事態がこうなったのは、虚言癖がある安倍晋三が「事態」を並べて立て故意に分かり難くしているのかもしれない。
晋三は、坐りのいい昼行燈のような中谷防衛大臣にカリカリして、指名されないのにしゃしゃり出て一方的にアベコベジロンを語りまくるらしい。
野次は止めるように成蹊一貫大学で学んだはずなのに、自分は「早く質問しろよ」と辻本清美センセイを野次ったようだ。
辻本センセイは呆れてないで、「シッカリ答弁しろよ」と野次り返せよ。

 

以上、「らしい」とか「ようだ」とか「はず」とか「かもしれない」が多い記事で申し訳ありません。

森生は育ちが悪いので捻くれているし、チマタの周辺に棲む後期高齢者だから、みんなが大好きな安倍晋三が大嫌いである。
せかせかと小賢しい晋三がTVに写ると慌ててチャンネルを変える。朝日新聞は裏返しにして記事を読まない。
千三つ・晋三の言動を、見たり読んだりしていないので、厳しい晋三ヒハンができません。

誠に困った事態となっておりますです。

150601