林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

生態系のかなめ石

2017-08-17 | 拍手

その難しそうな本の題名はヘビのように長く、

  「セレンゲティ・ルール 生命はいかに調節されるか」 ショーン・B・キャロル著 高橋洋訳 紀伊国屋書店刊 2376円)

であります。
普段ならスキャンしここに貼り付けるところですが、指先がカビてこないように、指先作業で天気、いや転記します。
長くなるけど、面白いよ。

   あの秘密知らないと絶滅するぞ

 どうぶつ村は大さわぎ。

 「ついにニンゲンが の秘密に気づき始めたぞ」
 

 「なんと、あの か」

 「そうだ。神秘の 、生態系のバランスをつかさどる<調節>の理(ことわり)だ」

 「お、フジツボっ娘から着信だ。
 もう50年も昔、アメリカのとある西海岸で動物学者がくぎ抜きでヒトデを岩からひぺがし片っ端から海に放り込んでたってさ。
 ご酔狂に何をやっとるんじゃとじいさまたちはあきれたが、この本を読んで分かった。食物連鎖の実験だったのね、って。
 ヒトデを除去すると、ヒトデの食物のフジツボやイガイが急増して、フジツボたちの食物の藻が食いつくされる。
 あれこれ連鎖が起きて、入江の生物は15種から8種へ急減してしまう。
 この『蹴っ飛ばして観察する』方法で、入江の『キーストーン種』はヒトデだと判明したってわけさ。
 ヒトデ フジツボ等、つまりヒトデがフジツボやイガイを<調節>してたのが生態系のかなめ石(キーストーン)だったんだな」

 「うぜぇ。バスのオヤジが威張りだしたぜ。湖Aのバスを湖Bに移したら湖Bの藻の繁茂が止まった、
 バス 小魚 動物プランクトン 藻、わしがキーストーン種だわいって」

 「ねえ、どうして『セレンゲティ・ルール』っていうの?」

 「お前、まだ読んどらんのか。情報に遅れると絶滅するぞ。
 タンザニアのセレンゲティ国立公園でライオンやゾウやヌーの個体数を長期に観測した結果、
 捕食者による精妙な調節機能をニンゲンたちが発見したからだよ」

 「同じような調節の原理が、生命体の分子レベルでも働いてるって話も載ってたわ。
 ミクロとマクロの両面からニンゲンの探索が進んでる。きゃー」

 「なあ、わしらも蹴っ飛ばして観察してみるか、ニンゲンをさ」

 「だな。除去作業はウィルス坊主たちに頼もうぜ」

 「もっと賑やかで活気のある生態系になるかもな」

                     評・山村恭子 東京工業大学教授・歴史学

ふぅ。如何ですか?ご同輩。軽妙洒脱なこの書評の方が原本より良さそうですね。
じじぃは、この本1冊を読み終えた気がしてきて「セレンゲティ・ルール」ってのも知ることができた。
そうして、実物をめくってみたくなってきた。

ところで文中に「」という記号がある。意味は凡そ分かりますよね。
林住記は原文の縦書きを横書きにしたので、記号を左90度に傾けるべきかもしれない。
これ、何と読むのでしょうか?

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容疑者は功労者

2017-08-16 | 先輩のお言葉

漫才師の西川のりおさんが森友加計問題を論じている。
補助金不正受給容疑で逮捕された籠池容疑者夫妻について、ある意味、功労者ではないか、と思っているそうだ。
そして典型的な弱い人間で、安倍晋三や昭恵夫人など強い人に踊らされ、一方的に悪人にされたのではないだろうか、と。

流石、漫才で成功した西川さんだ。観察眼洞察眼ともに鋭い。
籠池夫妻は大いに頑張り、岩盤に大穴を開けて下さい。

ご高説は、いちいちご尤もなので、是非お読みください。

この論、小肥りさんに先を越され、残念です。

ところで。安倍晋三としては忘れさせたい森友疑惑に、新たな動きがありました。
昭恵夫人付秘書官として、森友学園の口利きに動いた、経産省ノンキャリア官僚・谷査惠子がイタリア大使館に異動した。
秘密を守り抜いて、理財局長から国税庁長官に栄転した佐川宣寿と同様、破格な論功行賞ですね。

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墓参り

2017-08-16 | 林住期

両親の墓参りをしていない。
母の存命中は、月遅れのお盆には必ず、実家の兄が管理する父ほか先祖代々の墓参りをしていたが.....。

両親が亡くなると、きょうだいは他人の始まりで、実家との縁は切れた。
湘南ライナーに乗れば、2時間で墓参りできる近さも、墓参りをしない理由になっているかもしれない。

朝の「羽鳥慎一」の番組に現職の住職が出演し、墓参りの作法を解説していた。
覚えていることを下に列記します。

 1.墓石をたわしで水洗いしてはいけない。最近の墓石は中国産で、表面を薄い皮膜で覆っている)

 2.墓石に水をかけることは、ご先祖さまに水をかけることになり、避けなければならない。(水かけを推奨する人も多いが)

 3.拝む時はご先祖さまを見下ろさないように、しゃがむこと。(身体に故障がある場合は、立ったままでもさしつかえない)

 4.ご先祖さまに味や香りを楽しんで頂くために、お供え物は開梱する。(鴉や野良猫が跋扈している墓地では、開梱しないこと)

 5.お墓参りでは「お願い」より「感謝」をしよう。

 6.事前と事後には墓地管理人(住職)に挨拶すること。

年に一度も墓参りをしない人が、23%もあるそうだ。
そのほか、最近、墓の引越しが増えている、という話もあった。
墓じまい
には厄介な手続きが必要で、墓石の引越しには巨額な費用がかかる。

80歳になり、自分の葬式と墓を時々考える。

母が生きていた頃は、父方の叔母たちと同様に、先祖代々の墓に入るつもりだった。
だが、実家と疎遠になるとともに、そういう考えはなくなった。あの古い墓は、藪蚊が多いしね。

葬式や墓のことで、後に残った人たちに迷惑や世話をかけたくない。

人は死んだらゼロである。亡くなった両親や親しかった人は、心の中にいればいい。
だから、葬式やお墓は不要で、火葬し散骨してくれれば十分である。
果たしてどうなることやら...........。

5.は愛読している学法和尚のブログで読んだことかもしれません。
学法和尚の作法はおおらかで自由。安心できますよ。

写真上は重森三玲作東福寺庭園。下は鹿台橋から見える高麗川の水面です。

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戦災孤児に涙

2017-08-15 | 床屋放談

安倍晋三は長崎市で、被爆者団体の代表から激しく詰られた。

  「あなたはどこの国の総理ですか?」

核兵器禁止条約を批准しないどころか、アメリカに気を使い会議に加わっていないのだから、詰られるがいい。
トランプに追随したまま、何が「戦後レジームからの脱却」だ。「積極的平和主義」とは聞いて呆れる。
広島長崎の平和祈念式典や戦没者追悼式に、安倍晋三ほど似合わない首相はいまい。

     

NHKの特番「本土空襲全記録」はやりきれなかった。アメリカを赦せないと思った。
戦争は勝たなければならない。だからアメリカ人にとって、1億総動員体制下にあった日本無差別爆撃は、当然だったのである。

番組最後で、爆撃に参加し戦後来日。銀座で幼児の笑顔に接し、激しく落ち込んだ老飛行士の述懐を聞き、この人なら赦せると思った。

アメリカに勝てるわけがない無謀な戦争だったが、何も知らない多くの日本人は開戦に喝采したのだ。
再び騙されないように、安倍晋三と自民党をしっかり監視していなければならない。

   

NHKの朝のニュースで見た、3人の戦災孤児の凄惨な証言に、涙がこぼれた。

上野駅地下道で自分のねぐらだった場所を指し示す老婆。
今でも週に何回かアルバイトをし、僅かな収入を戦災孤児を記録する会に寄付する。
上野駅地下道で過ごした過酷な過去を、43年間連れ添った夫に打ち明けられなかった。

親戚に虐待され、上野駅に棲み、盗みで飢えを凌ぎ、失明。助けてくれた仲間は、目の前で電車に飛び込み自殺。
世間を恨み、徹底的に逆らうことを誓った。
京都で救われ、施設の先生と入浴。疥癬の背中を流してもらい更生を決意。マッサージ師として独立。
空爆に遭った福井の両親の墓前で嗚咽する。周囲とは異なり墓石はごろた石だった。

学童疎開中、両親が焼死し孤児になった老人は、疎開先を再訪し、母からの手紙を何枚も見せた。
東京大空襲直前、疎開先へ面会に来た母に、教師は5分間しか会わせてくれなかった。

   

8月は、原爆忌、終戦(敗戦)記念日、日航機墜落など死者を追悼するTV番組や新聞記事が多い。
本来なら、高校野球や3年後のオリンピックに浮かれている場合ではない。日本中が喪に服し、過去現在未来を考える時だ。
戦争を知らない、知ろうとしない安倍晋三と自民党議員には、戦争の惨禍を記録した映像を毎年見ることを義務付けよう。
70年前の戦争は、いつまでも拘り、語り継がなくてはならない。

   

  お叱りを恐れず書く。
  日航機墜落は32年前のことだった。33回忌を過ぎたら、航空機関連業務に関わる人以外は、もう忘れようではないか。
  一般人は安全に関わりようがないし、いつまでも過ぎた大事故に拘り、悲しみ続けるのは建設的でない。
  幼児や足元がおぼつかなくなった高齢者の御巣鷹山慰霊登山は控えよう。
  逆に航空会社の社員は、慰霊登山を義務付けよう。

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山の日だった

2017-08-14 | あらら!

  

零細不人気ブログ「林住記」は原則土日祝日は休日とし、記事の更新はありません。

だけど、11日金曜日が「山の日」という新しい祝日だったとは、知らなかったなぁ。

それで祝日にも拘わらず、ウッカリ「めくばり」と題した、手間暇かけた記事を出してしまいました。
ネタ枯れなのに、勿体ないことをした。

そういうわけで、今日は振替休とし、記事の更新はしませんからね。
じじぃの「働き方改革」であります。では。

とかなんとか捏ね回していたら、記事が1本出来上がりました。
世間は今、盆休み中とか。いつにするか成り行きだけど、じじぃも人並みに休みをとろうと思ってます。

挿絵は山の木版画家・畦地梅太郎の「火の山」と「山男」です。
他の作品は「あとりえ・う」をご覧くださいね。

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めくばせ

2017-08-11 | 知ったかぶり

森生が愛読している、小肥りじいさんのブログの記事は、謎々から始まった。

  眴せ

をどう読むか、という問題です。
確かに簡単な漢字だけれど、生まれてから80年、見たことがない。
小肥りさんは読めない漢字を調べるには「手書き検索が便利」と、ヒントをくれる。

  たしかにそうだったが、それは以前のこと。
  少し前に言語バーが消えてしまった時に、あれこれ試行錯誤しやっと復活させたら、酷く使い難くなったのだ。
  窓十は進化したつもりでも、退化しているじじぃには不便になった。

泣き言はさておき。
早速、手書き検索をしてみたら、問題の漢字と音読み訓読みが出ました。

  眴 ケン シュン またたく まじろぐ

ん?「またたく」は「瞬く」で「瞼を瞬間的に開閉させる」という意味だが、「まじろぐ」って何だ?

それで、何日も何日も考えました。目に関係し「せ」が付けられる言葉と漢字はないか。
う~む、ぜんぜん思い浮かばない。

そうしたら昨夜、突然閃いたのだ。これはもしかしたら「めくばせ」ではないか、と。
だがうちのパソコンに「め・く・ば・せ」とあ般入力(強制的更新後は般がありません)し、変換すると

  目配せ

となり、小肥りさんが出題した「眴せ」ではない。
しかし試しに手元の古い電子辞書(広辞苑)に当たってみたら、

  めくばせ【眴せ】
  目つきで知らせること。目交(めまぜ)。目弾(めはじき)。「そっとめくばせする」

と期待どおり「眴せ」が出たのだ。流石、広辞苑だ。窓十の日本語はヘンテコだからね。

 

小肥りじいさんのブログには、部首検索についてのへーなご体験も書いてあります。
勉強になりますから、是非ご覧ください▼

小肥りじいさんが見た風景

「タモリの地図」は途中までですが、こちらをどうぞ。タモリ氏は昔、イグアナでした。

「まじろぐ」は、ご自分で調べて下さいね。

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ひまわり

2017-08-10 | 重箱の隅

朝、目覚めた時の関心事は、今日のお天気である。
国営放送の気象予報士は、毎朝暑さに明るく茹だっている酒井千佳子さんと、外れても余裕しゃくしゃくな平井信行君だ。

このふたり、どういうわけか雨は「パラパラ降る」んですな。
今朝だって、酒井さんは「しとしとと降る霧雨」なのに、やはり「霧雨がパラパラ降って」いた。

ま、それはいいとして。
今朝、酒井さんは埼玉県の某「ひまわり畑」に実況中継に出かけたのに、「菜の花畑」とご報告。
渋谷のスタジオにいる女子アナに指摘され、やっと「ひまわり畑」に訂正するお粗末。

ま、それもいいとして。
ひまわりを「向日葵」と書くことをご存じだろうか。
そして、漢字で書くとおり「ひまわりの花は太陽を追いかけ、ぐるぐると首を回す」という「常識」も。

ところがじじぃが観察するところ、この常識は間違いですね。
実態は、ひまわりの花は太陽に顔を背けている。写真をご覧になればお分かりと思う。

 

向日葵と決めた昔、ひまわりは向日葵だった。
しかし最近の厳しい暑さに目が回り、太陽が嫌いになったのかもしれないね。

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この夏いちばん

2017-08-10 | 林住期

午前9時。猫額亭でいちばん涼しい居間にある温湿度計は、30度81%だった。
朝の天気予報は「さいたま市47度」と言っていた。

普段、エアコンは昼食後に点けるが、9時からにした。
午前中は、新聞を読んだり、不人気ブログを書いたり、TVを見たり......。

昼飯は総合福祉センターで蕎麦にし、電磁浴で一休みしてから、市内でいちばん広いベイシアモールへ行くつもりだった。
あそこはバカでかいスーパー館、電器館、スポーツ館が、これまたバカ広い駐車場に並んでいる。
涼しい売り場を1周するだけで、相当な歩数が稼げるはずだ。

12時前にエアコンを停め、玄関を出た途端、物凄い熱気に包まれ堪らず逆戻り。
エアコンをまた点けた。

昼飯は冷たい素麺にしたいが、それには湯を沸かす必要がある。
熱くなることは一切したくないので、煎餅4枚を麦茶で胃袋に流し込み、デザートはヨーグルト。

結局、午後は猫額亭に引き籠り、ぼーっとしていた。
時々、居眠りをしていたようだ。

で、一日の歩数は600歩丁度。歩行距離は0.2kmだ。煎餅4枚で充分だね。

夜は更けた。まだ暑い。
あしたは今日より涼しくなるそうだ。
ただ、涼しいといっても30度は楽に超えるとか。いい加減にカンベンして欲しい。

さてと......。明日はどうしよう。
明日は明日の風が吹けばいいけれど、多分、風は吹かないだろうね。
また一日、ぼーっとしてるしかないわぃ。

全国1位は群馬県館山市37.8度。次いで埼玉県越谷市38.2度、熊谷市37.8度、鳩山町37.2度だった。
放送記者が持ってた温度計は41度と言ってた。そうだと思うよ。ふぅ。

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自称「仕事人内閣」の嘘

2017-08-09 | 床屋放談

安倍晋三が自称する「仕事人内閣」という嘘に騙されてか、内閣支持率が少し上がった。
信頼を回復する、丁寧に説明する、などと約束しながら、加計孝太郎や稲田朋美を匿い続ける安倍千三つである。
どこまでも甘い、治め易い国民だ。

その「仕事人内閣」に早くもボロが出た。嘘内閣のバカ正直、江崎鉄磨沖縄・北方領土担当大臣である。
本当は大臣に就任したくなかったのに、二階俊博親分に𠮟られ、仕方なく就任したそうだ。

  北方領土問題については何も知らない素人です。
  
自分はもう老人で、もっと有能な若い人がいる。大臣就任は荷が重い。
  国会答弁は、立ち往生するといけないので、官僚が書いた原稿を朗読します。

いやはや、安倍も安倍なら二階も二階である。
こういう老いぼれを国会に送り込んだ愛知県10区(一宮市ほか)の選挙民は、さっさと身柄を引き取ってくれないか。

安倍をよいしょする田崎史郎ですら呆れて「嫌なら辞めな」と匙を投げている。

江崎の初仕事は沖縄訪問だった。県知事への挨拶は原稿朗読だった。県側の対応は庶務係長で十分だ。
プーチンに会わせたら、知床半島を盗られちゃうだろう。

江崎の釈明なんか聞いてもしょうがない。
むしろ安倍晋三の釈明を聞いてみたい。次はどんな嘘をつくだろうか。

  

  ついでに書き加えます。

  小池百合子都知事の相棒、若狭勝衆議院議員が「日本ファーストの会」を設立した。

  この先生、失礼ながら色事師か詐欺師のような風貌である。
  始めは清新な感じがしないでもなかったが、二人は安倍晋三と同類なんではなかろうか。
  こう騒いでばかりいると、そんな気がしてくる。

  都民ファーストとか日本ファーストとか、紛らわしいだけでなく極右臭い。ネーミングを安倍晋三に頼めばよかった。
  トランプ大統領の「アメリカファースト」の真似だろうが、真面目に仕事をしなさい。

始めのかぼちゃは北海道サロマ町産「くりかぼちゃ」です。
冬至用なので写真のようになるか、お天気次第です。

二つのかぼちゃは茨城産の「坊ちゃん」というブランドかぼちゃです。
だけどこの二つは、規格外品なので値段が付けられない、と業者は釈明しております。

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のろのろ台風

2017-08-08 | 知ったかぶり

のろのろと迷走する5号台風である。
進路は森生の予想どおり、和歌山県に上陸し北陸地方を進み、日本海に抜けた。
全国各地では猛烈な雨が降ったそうで、被災した方々、避難中の皆さまにお見舞い申し上げます。

お蔭さまで、ここ埼玉県日高市高麗の里は、猛烈に蒸し暑いだけで、雨風とも静かなものだった。

昨夜は窓を閉め切りエアコンを点け、しっかり夏掛布団にくるまり、お叱呼に1回も起、朝7時まで熟睡することができた。
これらは昨夜の記事にも書いたように「簾外し・鉢移動のおまじない」が効いたのだ。

台風はまだ新潟沖を進行中だが、関東地方には大した被害はなかったようだ。
むしろ、台風は荒川上流の秩父山地と利根川上流に大雨を降らせ、渇水中の水源地帯を潤した、ともいえるのではないか。
不謹慎かもしれないが、そう思う。

ところで、台風にはいまでも名前があるそうだ。アジア各国が談合し、毎年各国語であらかじめ名前を決めてある、とか。
今度の5号台風は、韓国が「ノルー」と命名し、「ノロジカ(鹿)」という意味。韓国では動物名を使うそうだ。

因みに近く発生する13号台風は、日本が受け持ち、その名は「ハト」。
これは平和な「鳩」ではなく、星座に因んだ。日本側は、船乗りの関心が高い、星座名を使うのが慣例になっているそうだ。
星座名だって「ハト座」は「鳩座」だろうに、解せない話だ。

以上は「羽鳥慎一のモーニングショー」で、今朝、聞きかじりました。
特別出演した気象学先生がもぐもぐしていて、先回りする常連出演者たちの疑問を招き、質問続出。
先生の解説はもぐもぐと、迷走また迷走。

森生にもよく分からなかったので、ど
なたかスッキリ説明して下さい。

  

  日本がアメリカなどに占領されていた頃、日本を襲う台風の名前は、カスリン、ジェーン、デラ、キティなど、アメリカ女性の名前だった。
  カリブ海で発生しアメリカを襲うハリケーンには、女名だけだったが、現在は、男女の名前を交互に付けているらしい。

  狩野川、洞爺丸、第二室戸台風などの名前も記憶しているが、台風の命名の仕方がイマイチ分かりません。

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台風は来ない

2017-08-07 | うわごと

のろのろと海上を迷走していた5号台風は、近畿地方から日本海に抜け、埼玉県には来ないと思う。
80年間生きてきた、じじぃの観天望気の方が、気象庁のスーパーコンピューターよりずっと正確なのでアル。

またもや「午後から雨」予報が外れたので、茹だる暑さに大汗を長しながら、軒先の簾を外したり、庭の鉢を移動した。
これ、台風よけのオマジナイとしてたいへん有効で、ここ10年、外れはありません。
団地の住民は、じじぃに感謝して欲しい。

今朝の高知市春野漁港(毎日新聞)

最近、気象庁は「過去に経験したことのない」とか「50年に1度の猛烈な」などと、恐ろしい枕詞を付けて予報する。
引き摺られて、予報士もアナウンサーも、早目の避難を盛んに呼びかけるようになった。

そこで、台風が接近すると、じじぃは台風報道について、NHKと民放TVを見較べることにしている。
映像の迫力は、どうも民放が勝っているようだ。

民放ではうら若い女性記者でも、暴風雨に吹き飛ばされそうになりながら、眼前にある台風の猛威を報告する。
ところがNHKときたら、風雨が静まった頃を見計らい、各地にある放送局の玄関前から、小雨に濡れる街角を中継する。
そして「いまから1時間前は猛烈な吹き降りでしたが、いまは」などと言い訳をする。
避難を促してたのに、間が抜けてるね。

誰よりも、いちばん先に避難するのが、NHKの記者なのだろう。

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夏祭チョトマテクダサ~イ

2017-08-07 | 高麗便り

夏祭りには、日が暮れてから行った。会場は団地でいちばん広い公園だ。
上り坂が多い右下がり団地に、こんなに大勢の住民が、特に子供たちがいたとは驚きだった。

班長は朝9時に集合し、午後から始まる夏祭りの準備作業を、という指令があったけれど、じじぃは当然知らんぷり。
猛烈な蒸し暑さがぶり返し、こんな日に作業を手伝ったら死んじまい、却って迷惑だろ?

だがあらかじめ、夜の部での給水係兼駄菓子配り役を仰せつかっていたので、5時半に会場入りしたのだ。
そして、森生班長が所属する部の部長から、盆踊りに出演するおばばたちの溜まり場に配属された。

  

準備はすっかり済んでおり、溜まり場を取り仕切るおばさんは、薄いアッパッパーを汗だくにして大張り切り。
何もかも自分でやってしまうので、森生じじぃは完全にお邪魔虫。
部長も同じような境遇で、コンデジ持ってウロウロ。

でも森生はね、おばばたちに気に入られたみたいで「お父さん、これ」と駄菓子を分けて下さいましたよ。えへへ。
ばぁさんたちに、お父さんと言われる謂れはないけれど、物を頂くのは悪い気はしない。

そういうわけで、結局3時間半、駄菓子を前歯で食う以外、何もすることは無かった。
相棒になる予定のおじぃさんは、お祭を忘れたらしく、最後まで顔を出さなかったが、何の問題も無かった。

  

親しい人は、団地選出の市議先生とグリーじぃの他は、誰も会場に来なかったみたいだ。

丸川珠代先生の、背は高いが腰は低い旦那と、アブラ切った県議先生と、痩せた市長が来臨し、それぞれ舞台上にてご挨拶。
日本国埼玉県日高市の未来は安心だ。場所が場所だから当然の約束だが、民進党はどこでどうしているのやら。

市議先生は気配りに忙しく、グリーじぃはフランクフルトの売店で、美声を張り上げていて、近づけなかった。

幼児も混じるチンピラ男女のモダンダンスは騒々しく、御免蒙りたい。
土管おばば連のフラダンスは良かった。中でも、

    チョト待テクダサ~イ

がユーモラスでトロピカルでホンワカで哀感もあり、特に良かったなぁ、音楽が。
余裕の笑顔で踊れば、もっと良かったのにね。

   

夜9時丁度、今夜2回目、最後の出し物の盆踊りが、めでたく終了。おばぁさんたち、相当消耗したようだ。

お祭り最後の挨拶で自治会長は「このあと、役員さんたちは、冷たいものでも飲みながら、反省会をやりましょ」などという。
後片付けは、明日の日中に、ゆっくりやるらしい。
じじぃは行かないよ。

  

   数年前まではわが猫額亭でも、祭太鼓や炭坑節やドラエモン音頭が聞こえたものだ。
   ところが最近、全然聞こえないのね。ウルサイっていう苦情があり、自治会が音量を絞ってるのか、じじぃの耳が遠くなったのかも。
   相棒の予定だったおじぃさんにも、聞こえなかったんだろうな。

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その一線

2017-08-04 | 林住期

梅雨空が続く。
ここ数日は大分涼しいけれど、空気をぎゅっと絞れば水が滴るようだ。
湿気に弱いじじぃとしては、ご町内を徘徊する気持が萎え、猫額亭に引き籠っていることが多い。

現在、最大の関心事である体重は78キロ台が続き、そろそろ79キロに達しそうだ。
78.9キロが最後の一線で、この一線を超えたら、昼飯は控えなければならない。

毎年、最後の一線が1キロずつ増えている。

安倍チルドレン先生と神戸市議先生との略奪愛は、一線を越えたはずだ。
網タイツ伊達眼鏡の朋美チャンを、丁寧に庇い続ける嘘つき晋三クンは。もしかすると...........。
いけない、話題が露骨になってきた。

ところで、ご同輩の最後の一線は?

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人心一新内閣

2017-08-03 | 床屋放談

昨日一昨日と、テレビは内閣改造報道に熱中していた。
自民党の狸や狐が、どこの大臣になったって構わないじゃないか。
何をこんなに大騒ぎするんだろうか。

安倍晋三は人心一新を狙ってるそうだが、本人が居座っていたら、それは無理。
せめて悪代官ヅラの菅と二階を引っ込めないと。

だけど支持率は少し回復するかも。
野党は全く頼りにならないし、選挙民は大甘だもの。
ま、当分の間、安倍かもね。

いま、安倍に選ばれた新任の大臣は、嬉しくて舞い上がっているだろう。
今後、支持者に囲まれた宴会で、何を口走るかが楽しみだ。
政治記者諸君は頑張ってもらいたい。

そして、稲田、金田、山本、丸川前大臣たちの、その後の動静も教えて欲しい。
じじぃは、落ちぶれたヒトが好きだ。

田原総一郎や田崎史郎など、伴食じじぃは引っ込め。

なんて書くのは、誰もご馳走してくれないじじぃの、僻みだろうな。

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大気の状態

2017-08-02 | 知ったかぶり

  大気の状態が極めて不安定のため、局地的に激しい雨が降る。

これ、気象予報士の常套句になっている。

  上空に寒気が張り出してきたので、雷雲が発生し、局地的に激しい雷雨がある。

と気象予報士は力説する。本当だろうか。
当地は毎日、大気は安定し、じとじとむしむし。たまの雷は音だけだ。
かれらは「局地的に」という逃げ言葉で、予報責任を回避しているのが腹立たしい。

昨今の甚だしい蒸し暑さは、気象予報士の責任ではない。
それは分かっているが、嬉しそうに、あるいは得意げに言われると、予報士に八つ当たりしたくなる。

毎日、家中べとべと。
玄関で脱ごうとしたサンダルは、素足にへばり付き、床に上がってきた。
便座は、尻と共に持ち上がる。

団地の北に連なる日和田山系は、濃い霧にぼんやりと霞んでいる。

エアコンは午後から点けることにしていたが、午前点けても罰は当たるまい。
さぁ、きょう一日、どう過ごそうか。

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