林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

死ぬときは死ぬ

2017-09-11 | 先輩のお言葉

 

 ・長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい(アスコム)

 ・肺炎がいやならのどを鍛えなさい(飛鳥新社)

 ・疲れをとりたきゃ腎臓をもみなさい(アスコム)

いやはや、高い所からの命令口調。自信満々な出版社のお言葉です。
ふくらはぎもみもみは1カ月続けてみたけど、効果はなかった。
じじぃが異常体質なのかなぁ。



巷間「病は気から」ともいわれてる。
じじぃの医者に対する信心が足りない、ことは確かだ。
しかしながら良寛和尚のお言葉は、ひねくれじじぃの心にも響く。

良寛さんは大地震に遭い、見舞いの手紙を受け取った。
そのお礼の返書にある良寛和尚のお言葉です▼ 

  地震は大変でしたがこちらは無事でした
  そちらのご親戚にも亡くなった方はいなかったようでよかったです

  しかし人間は災難に遭うときは遭うし 死ぬときは死ぬ 
  それを静かに受け入れるべきです

  これが災難を逃れる妙法と思います

  

  この本は安くて読み易いけれど103頁もある。先をお急ぎの方はこちらをどうぞ。
  写真は良寛が59歳から10年間過ごした乙子神社草庵です。

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ヨコハマあこがれ

2017-09-08 | 風に吹かれて

横浜駅構内と西口界隈を歩いたのは20年ぶりのことである。
年がら年中工事中で、混み合う横浜駅は、いつも素通りしていた。

西武線の飯能駅から中華街まで、乗り換えずに行ける電車に初めて乗った。
着いた東急横浜駅は呆気にとられるほど広く、洗練された地下駅になっていた。



市営地下鉄を探し、西口の地下街を歩き、その広さと繁華さに、また驚いた。
歩く人たちは池袋や新宿よりも小綺麗である。

特にじじばばのセンスが良く、時々来て見習わなくては、と思った。

横浜には湘南の潮風が漂っている。....... 褒め過ぎかなぁ。
森生は横浜が大好きなのである。

現在の工事は西口の駅ビルを取り壊し、高層ビルに建て替える工事だ。

  

行った日は、浦舟町にある市大センター病院に入院している姉を見舞うためだった。
だからカメラは持って行かなかった。

最近の地下街について、予備知識がなかった。
加えて猛暑がぶり返し、じじぃには広過ぎる地下街を歩き回る余力が無かった。

日を改めて、東口そごう百貨店まで広がる地下街の全てを、歩いてみたい。
ヨコハマ港も、みなとみらいも、山の手も。本牧も。

今朝、酒饅頭をくれた先生と、時々安否確認をしてくれる友じぃにお土産を買った。

お土産は名物・崎陽軒のシウマイである。(シュウマイじゃないよ)
森生は貝柱を使った崎陽軒のシウマイが大好物だ。
もちろん自分の分も買った。

五木ひろしには「横浜たそがれ」という醤油味の持ち歌がある。
森生はバター風味の「ヨコハマあこがれ」だね。

   崎陽軒のシウマイ工場の見学はこちらからどうぞ。

                 170908


横浜市大病院で

2017-09-07 | 病院巡り

市大病院は巨大な病院だった。
正しくは「横浜市立大學付属総合医療センター」なんですね。

市営地下鉄「阪東橋駅」から徒歩五分。
街角に突如現れた病院は、圧倒的な存在感があった。

出入りする人が多く、入口で入館手続きの行列ができていた。
日曜日なので院内は灯りが消え、売店は閉まり、暗い気分になった。

6階の食堂で休日勤務の病院職員に混じり昼食。

1時半に姉の病室に入った。

姪の話では落ち込んでいるそうだったが、意外にけろりとしていた。

  あたし、肛門を取られちゃったよ。  
  癌は取り切れなかったんだって。

  ふ~ん、見える場所に肛門が移動したら、却って便利かもよ。
  残した癌とは、この先ず~っと仲良くやってけばいいさ。

きょうだいの情報センターである姉に、親戚の消息を尋ねた。
古い一族には、大河小説が2~3本書けるほどのどろどろがある。
少女の頃から行動派だった姉を励ますには、知り合いの消息を尋ねるのがいちばんだ。

手術後3日目から食事が出ていて、メニューでは、森生よりいい食事をしている。
しっかり者の姪が、万端を差配した。
姉は担当医にも、景色が良く快適な病室にも満足していた。

ただ病院食の薄味には閉口している。
次に行く時には、ふりかけか梅干しをこっそり差し入れようと思う。

病院の15階には展望室があり、山下公園からみなとみらい地区まで一望できる。
まだ日が高いので歩いて行ってみるつもりになった。

しかし病院から出ると、真夏の猛烈な日差しにくらくら。
ヨコハマ港の見物は、またの機会に先送りした。

 

 170907


なす嫌い

2017-09-06 | 林住期

茄子が嫌いだ。
ブラック企業として有名になった某社の宅配弁当ときたら、殆ど毎日、茄子を使っている。
狭い仕切りの中にどろりと蹲っている姿は、腐乱死体のようにブキミかつブザマで、思わず目を背けてしまう。

この会社は他にも、隠元南瓜人参薩摩芋、そして鶏肉を頻繁に使う。どれも苦手なじじぃは閉口している。
多分これらの食材なら安値で調達できるので、飽きずに多用しているのだろう。
厳しい原価管理に耐える、食材仕入部門のご苦労が察せられますな。

宅食は土日祝日を除く週5日。じじぃはおかずだけ配達してもらい、3080円を前払いする。
1食分で610円は、まぁ妥当な値段か。

但し茄子・隠元等が嫌いだからといって食い残せば、高くつく。
全てをガマンして飲み込んでいるので、胃腸の調子が少しヘンだ。調理工場担当者はもっと工夫して欲しい。

子どもの頃は食料不足のため、おやつ代わりに茄子の糠漬けを丸ごとしゃぶっていたものである。
あの頃の茄子はうまかったよ。濃紺の茄子の姿形がまだ残っており、盛りの夏を味わえた。
近頃は、秋茄子もへちまもなくなった。

あと一言付け足すならば。
魚類は、資源保護の立場からも、もう少し育ったものを供したらどうか。
アスパラガスだって、ニラと間違えたくらいに細いぞ。

170906


朝の電話

2017-09-05 | 林住期

布団から出て直ぐ、まだ目が覚めきっていない時に電話が鳴った。

  ドッキン!!!

姉が大手術をしたばかりなので「もしや!」と思ったのだ。

しかし電話は、古くからの友だちからで、共通の友だちの展覧会へ行く日時と、それをだしにした昼食会の相談だった。
友だちじぃさんの言い分が悲しい。

  こんなに早くからごめん。
  思いついた時に電話しないと、忘れちゃうからね。

そうそうそのとおりだ。他人ごとではない。

この展覧会だって、知らせを受け取ったのは7月末だった。
あまり早くから行く日を決めると、忘れてしまうし、途中、何が起きるか分からない。
だから8月中旬過ぎに決めようと約束していた。それを互いに忘れていて、展覧会が始まった今、思い出したのである。

もう一人のおじぃさんへの連絡を頼まれたので、忘れないうちにと直ぐ電話した。
だが、朝早いのに電話に出ない。

ヘンだなぁ。.................でも朝早いといっても、8時だもの、普通、じじばばの朝は早いからなぁ。
それとも、この前会った時、奥方がリハビリ入院してると言ってたから「もしや!」かも。
それよりなにより、おじぃさんは森生より年上だ。.........ん? もしや!

  

急に心配になり、30分おきに電話したけど、ちっとも電話にデンワ。
おじぃさんちの電話に用件の録音を勧められたが、森生だって受話器の点滅信号を1日2日は気付かないことがある。
まして、もう一人のおじぃさんにおいておや。

  そこでメールをしてみたけれど、今日中にパソコン開けてくれるかなぁ。
  百年近く生きてると、心配が尽きないのである。

   170905


All for All だとさ

2017-09-04 | 床屋放談

民進党の代表が前原誠司に決まった。

自民の別働隊長には、全く期待していない。この人、安倍晋三に負けず劣らずの嘘つき、と見ているからだ。
政権奪回などと、出来もしないことをペラペラと、口が達者なのも同じである。

  All for All

が前原のスローガンだそうだが、I my moko である。誰に向かいもの言ってるんだか、笑っちゃいますな。
蓮舫の「神ってる」にも呆れたが、前原も受けを狙いながら見事な上滑り。何言ってんだか。

格好つけて「旗を高く掲げる」だなんて宣言したけど、旗は何色だぇ?

負けた枝野幸男のスローガン。

  多様性を認め合い、困ったときに寄り添い、お互いさまに支え合う。

いやはや。何を今更浪花節。もたもたしてますな。しかも「さま」が余計だ。

この間、安倍自民は北のミサイルを追い風に着々と。
内憂外患のさなか、コップの中の生暖かいジュースを掻き回している民進党のセンセイたち。

こんな徒党はさっさと消滅すればいい。

170904


秋は突然

2017-09-01 | 高麗便り

うんざりさせられた猛暑が嘘だったように、突然秋が来た。
コンビニへ急ぎ足で往復しても、半袖Tシャツでは寒かった。

秋物を出すにはまだ早い。まだ宵の口だけれど、長袖のパジャマを羽織ることにした。
硝子戸に写る姿は、まるで病み上がりのじじぃに見えた。

今日から9月。涼しいというより肌寒い。
9月も突然やって来た感じがする。

今年も、あと4カ月だ。

170901