仲良きことは美しき哉。
普通はそのとおりだけど、シンゾー・ドナルドの場合、そうも言ってられない危うさと怖さがある。
戦後レジームからの脱却や、日本を取り戻す、積極的平和主義といったスローガンはどこへ行ったのか。
客人を手厚くもてなすのは当然で、事故も事件も起きず良かった。
ただ歓迎一色に染まらず、広い東京のどこかで「トランプ帰れ」の掛け声が上がる方が、健全だと思う。
晋三クンからドナルド君へのプレゼントを調べてみた。
・パイロット社製の蒔絵の万年筆
・龍村製の早雲寺文台裂のテーブルセンター
などのようだ。どれもがキンピカで数万円程度の上等品らしいが、ここまでは目を瞑ろう。
佐賀牛のステーキもマンチズバーガーも、まぁいいだろう。
問題はこの他、
・イバンカ嬢へは57億円
・自衛隊も消化できない最新鋭の武器弾薬の購入
・シェールガス採掘インフラ支援1兆円
等々も大統領への贈り物と考えられる。
ところがプレジデント・トランプから、わが晋三クンへのプレゼントが分かりません。
ゴルフシャツは、晋三クンがフロリダでドライバーをプレゼントした時のお返しだったはず。
どうやら21世紀にも朝貢外交があるようですな。
在日米軍基地は、アメリカ本土を守るのが本当の目的で、日本を守るのはついでのこと。プレゼントではない。
日本は世界一高額な思いやり予算だって付けている。そんなに有難がることじゃない。
ドナルド君は、日本でアメ車が売れないのは不公平だ、と自国自動車産業の怠慢を棚上げし、脅した。
有能なビジネスマンではなく、まるで押し売り、強請り、たかりの振る舞いだ。
軽自動車があるなら、森生だってアメ車を買ってあげてもいいのにね。
171108