林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

大統領への貢ぎ物

2017-11-08 | 床屋放談

   

  仲良きことは美しき哉。

普通はそのとおりだけど、シンゾー・ドナルドの場合、そうも言ってられない危うさと怖さがある。
戦後レジームからの脱却や、日本を取り戻す、積極的平和主義といったスローガンはどこへ行ったのか。

客人を手厚くもてなすのは当然で、事故も事件も起きず良かった。
ただ歓迎一色に染まらず、広い東京のどこかで「トランプ帰れ」の掛け声が上がる方が、健全だと思う。

晋三クンからドナルド君へのプレゼントを調べてみた。

  ・パイロット社製の蒔絵の万年筆
  ・龍村製の早雲寺文台裂のテーブルセンター

などのようだ。どれもがキンピカで数万円程度の上等品らしいが、ここまでは目を瞑ろう。
佐賀牛のステーキもマンチズバーガーも、まぁいいだろう。
問題はこの他、

  ・イバンカ嬢へは57億円
  ・自衛隊も消化できない最新鋭の武器弾薬の購入
  ・シェールガス採掘インフラ支援1兆円

等々も大統領への贈り物と考えられる。

  

ところがプレジデント・トランプから、わが晋三クンへのプレゼントが分かりません。
ゴルフシャツは、晋三クンがフロリダでドライバーをプレゼントした時のお返しだったはず。
どうやら21世紀にも朝貢外交があるようですな。

在日米軍基地は、アメリカ本土を守るのが本当の目的で、日本を守るのはついでのこと。プレゼントではない。
日本は世界一高額な
思いやり予算だって付けている。そんなに有難がることじゃない。

  

  ドナルド君は、日本でアメ車が売れないのは不公平だ、と自国自動車産業の怠慢を棚上げし、脅した。
  有能なビジネスマンではなく、まるで押し売り、強請り、たかりの振る舞いだ。

  軽自動車があるなら、森生だってアメ車を買ってあげてもいいのにね。

   171108


おたんこなす

2017-11-07 | 知ったかぶり

ドナルド君とジョンウン君の罵り合いは、危なっかしく傍迷惑である。
汚い言葉をあんなにたくさん知ってるなんて、二人とも、育ちが相当悪いようだ。

子どもの頃、相手を罵り嘲る言葉に「おたんこなす」があった。
だが大人になってからは、相手に対しそう思ったことはあっても使ったことはない。また言われたこともない。
あれは相模湾沿岸地方の方言だったのかも。

それでも時々、使いたくなるじじぃは反省しなければ。
で、念のために電子辞書に入っている広辞苑で調べてみたら、ありました。

 【おたんこなす】
  人をののしる語。間抜け。とんま。おたんちん。

ん?  おたんちん?
おたんちんは小学生の頃、相手を嘲る時、おたんこなすと同様に盛んに使った懐かしい言葉だ。
そこでおたんちんを調べた。

 【おたんちん】
  人をののしる語。間抜け。おたんこなす。

へー!! 同じ意味だったんだ。だけどおたんこと、茄子と、ちんとの関係が分からない。
こういう時はネットで調べるのがいちばんですね。

  

やっぱりあった。日本語俗語辞典やヤフー知恵袋に載っている。
二つを要約すると、

  おたんこなすは、おたんちんが変化した言葉で同じ意味である。
  おたんちんは吉原の花魁の隠語で、たんちんは短小野郎という意味。相手がお客なので「御」を付けた。
  つまり御短ちんちんが、御短ちんになった。

ということ。
おたんこなすは昭和になってから使われた言葉らしい。
そして息子さんの形状を小茄子に見立てて、御短・小茄子に変化した、とじじぃは愚考する次第であります。

   因みに手許にある広辞苑第二版第一刷(1969年)には「おたんちん」しか載っていません。
  広辞苑は10年ぶりに改訂するそうです▼ おたんちんは生き延びただろうか。
  
    
         記事は
10月28日付朝日新聞朝刊から。
       挿絵は日能研さまの新聞広告から。

        171107


弱り目にたたり歯

2017-11-06 | 林住期

目と歯がすっかり弱くなり、弱っている。

先ず、目です。

せっかくいい季節になったのに、黄班変性症が進行し、おいそれとドライブが出来なくなった。
だからバスや徒歩で行ける近場しか愉しめない。

そういう時便利なのが新聞に折り込まれる「奥武蔵エリア新聞」である。
記事は飯能日高TVが提供しているようだ。

今朝の新聞には、行ってみたいイベントが4件あった。

  秋のお散歩マーケット  紅葉あかり展  なぐりブラさんぽ  企画展

  

そこで4件のお知らせを切り抜いたけど▲、あなた、これ読めますか?
期日は分かる。お散歩マーケットは過去3回行ってるから、まぁ分かる。

だけど他の3件は拡大鏡を使っても、活字や地図が潰れているので、ちっとも読めないよ。
じじばばにも読めるように、もう少し工夫してもらいたい。

次に、歯です。

最近、いろんな味をした煎餅が発売されている。柚子塩・パイナップル・枝豆・ヨーグルト味ほかいろいろ。
値段は手頃で、味も結構いけ、昼飯代わりにもなる。

ただ困ることは、齧って見ないとその煎餅の硬さが分からないこと。
硬いのを無理して食うと、口の中は傷だらけ。歯茎が腫れて後々まで祟ることになる。

買う前に、袋の上から中の煎餅を押し潰せば、分からないこともないけど、まさかそれはね。

というわけで、買ったはいいけど硬さに閉口し、小袋のまま粉々にしてから口に入れ、柔らかくして飲み下す。
歯ブラシのように、外袋に、硬・軟・普通を明記して頂きたい。
これ、賞味期限より重要です。

  

  ダメになったものは目と歯だけではない。
  それは・・・・・。泣き言はこの辺でやめようね

   171106


このまま死んでしまいたい

2017-11-02 | 林住期

おととい、木枯らし1号が吹き荒れた。
あの日以来、毎朝、この秋一番の寒さで、宇都宮は初霜、奥日光の戦場ヶ原では初氷とか。

朝6時、夜中、寒かったせいか、今日4回目のお目覚め。4回目の用を足した。
涼しくなったらラジオ体操にゆくつもりだったが、急に寒くなり、結局、今年は行かずじまいである。

用足し以外、他に用事はなく、まだ布団から出るのは早過ぎる。
TVを点けて、世間の出来事をぼんやり見ているうちに、また眠り込んでしまった。

布団から這い出したのは8時半だった。

春宵一刻値千金というけれど、秋の朝は一刻万金、極楽極楽、である。

朝の二度寝は、誠に気持ちいい。
このまま死んでしまいたい、とすら思った。

   なぁんてことを呟きながら、今年も10ヶ月生き、まだ生きております。

  

    画像はニトリさまの新聞折込ちらしから。

    171102


自然園の秋の歌

2017-11-01 | 歌の翼に

新聞に載った綺麗な紅葉の風景は、やはり「赤城自然園」だった。

群馬県の赤城山が好きで、何度も行っている。

赤城自然園へは、今からおよそ30年前、西友の所有だった時、開園前の工事中に行ったことがある。
当時は、世界中の石楠花を集め、サテライトオフィスを兼ねた、壮大な植物園にする構想だった。
しかしバブル経営が破裂し、現在のこじんまりとした姿になったようだ。

あの頃は仕事上不愉快なことが多く、ウンザリしていた。しかし、時は全てを浄化し、今では懐かしい。
現在の素朴で美しい赤城自然園になって、本当に良かった。

その後、自然園へ行ったのは数年前の今頃、匠さんの車に乗せてもらい、うさじぃと3人で行った。

入園し暫くすると、生憎土砂降りになり、林も渓流も何もかもが雨の中。屋根がある昆虫館に逃げ込んだ。
広い園内をろくに歩けなかったけど、工事中だった風景は、実に美しく修景されていて、感動的ですらあった。

いま、こういう美しい風景を見ると、必ず思い出す歌がある。それはね、

         ♪ Try to remember

です。この歌はナナ・ムスクーリやペリー・コモほか、多くの歌手が歌っている。
中でもいちばん好きなのはハリー・ベラフォンテだ。
日本にはこういう、大人の歌手がいないですね。

赤城自然園は年齢を重ねるたびに、遥か遠くになってしまった。

関東平野でも紅葉の季節になる。
県内にある「森林公園」の紅葉園を、見に行きたい。

  

  紅葉の写真はわが団地の公園です。14年12月2日に写しました。
  赤城自然園は間もなく冬季休園になります。

  171101