林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

風刺漫画

2018-11-12 | 拍手

お見事ですね。実に巧い▲
片山さつき大臣のイメージそのもの。前夫・舛添さんのご苦労が偲ばれる。

桜田義孝大臣。五輪に足を取られ、惨めで情けなく、小さくて可哀想。
大臣任命の翌日なら仕方ないが、祝賀会巡りをしてたんだろう。チコちゃんに𠮟られるぞ。
たとえ事前通告が無くても、蓮舫程度の質問に答えられないとは。

でもね、大いに笑えた。
オリパラ本番まで大臣を続け、レガシーじゃなかった、レジェンドになってもらいたい。

山田紳の漫画は、毎回、鋭く毒がある。(誉め言葉ですよ)
弱小チクチク野党は、見習ってもらいたい。

  

  漫画は投書欄に載っていた。投書欄には「無断転載を禁止します」とある
  この漫画は9日付朝日新聞朝刊で見つけた、と書いたら無断ではないと思いますがが........。
  
褒めてるんだし、何十年も購読費を定価どおり滞りなく支払い、ごみ袋しか貰ってない。見逃して下さいね。

     そこでもう一つ。10日付です▼

  

  181112


終の棲家

2018-11-09 | 重箱の隅

素晴らしい。流石、大手住宅メーカーが勧める住宅の一部分である▲
写真の脇にある宣伝文句は現代詩のように洒落ている▼(諸般の事情により、隙間は詰めました)

  光も、陰も。
  風のかたちも。
  時間の色も。
  ものたちの位置も。

  その家は
  まぎれもなく
  そのひとでした。

   私という家。 SH〇〇D

   家に帰れば、〇〇ハウス。

でもなぁ......。この新聞広告を見て、こんな立派な家を買える読者が何人いるんだろうか。
家は高額な売物だから、買う人が少なくても費用対効果はあるのかもしれない。
広告費を増やし会社の儲けを小さくし、法人税を節約するためかもね。

まぁ、いずれにしても森生は買わない。(正確には買えない)
天井が高く開口部が広いので、光熱費が恐ろしく、地震は大丈夫か。それに広くて掃除が大変だ。
固定資産税も高くなると思う。

  

  高校生時代に、兼好法師の教えを学んだ。
  いくつかあったと思うが「家は夏向きに建てるべし」だけを記憶している。
  つまり、開口部を広くし、風を入れ涼しく過ごし、冬の寒さは厚着でやり過ごそう、という教えだ。

  ただそれは兼好法師が生きていた頃の話で、いまは違う。
  なにしろ夏の外気の猛烈な熱さと来たら堪らない。外気は遮断しなければならなくなった。
  冷房を効かすには、開口部を小さくし、天上を低くしたい。
冬だって同じだ。
  また、建坪は小さくしておけば無駄な買物をせず、終活に都合がいい。

  これから家を、と考えている現役世代の人々に。
  家は、老後を想定して建てるべし。
  森生はもぅダメだけどね。

  硯はメルカリさまから拝借。お求めはこちらからどうぞ。

  181109


衰えてなお

2018-11-08 | 林住期

気温が下がるにつれ、朝の血圧が上がってきました。
毎日の歩数が頑張っても3-4000歩程度では、血圧が下がるわけがありません。
もっと歩けばいいんだけど、歩くと心臓が苦しくなるのでね。

塩分摂取は相当減らしました。
酒も煙草も、あれもこれもやらないじじぃにとって、もう止めることは残ってません。
まだ人間を止めるわけにはいかないし.........。

もう一つ、先が暗い話がある。それは師走入り前の忘年会のことです。

会社を卒業して21年。毎年、生き残った同期生が早めの忘年会を行ってきました。
今年の幹事は森生と、もう一人のおじぃさん。

二人で準備を始めたけれど、どうも先へ進まないのね。
お互い、何もかもが衰えたのに、自己主張だけは衰えず、何かと言えば揉めるのです。

また、何とか開催できたとしても、会員がどこかしら衰えている。
だから次回の幹事役は後継者難であります。

平成の終わりと共に、会はこれにてお終い、になるかも。

  

  駅前の喫茶店で、ギクシャクと騒音を立ててる二人のじじぃがいます。
  それは森生たちです。もう直ぐいなくなるから、あとしばらく我慢して下さいね。

  181108


床屋で消費税

2018-11-07 | うわごと

いよいよ消費税を2%上げるようだ。
アベ
お得意の「新しい判断」で先伸ばしする予感もあるが。
げる場合は消費が冷え、アベの人気が下がるので、数々の対策をぶつけるとか。

その対策になる軽減税率とかプレミアム商品券とかポイント還元とかがよく分からない。
そもそも消費税を上げるそばからバラマキをしたら、元の木阿弥ではないだろうか。

そんなことをするより、また「新しい判断」をしろ。

貧しい森生には記憶が不確かだが、昔「料理飲食税」や「物品税」があった。
〇万円以上飲み食いした時や、〇万円以上のネクタイピンを買った場合に支払う税金だった。

消費税は全ての国民が同じ税率で負担する公平な税金だ、と言った評論家がいた。
とんでもない間違いである。
消費税は中流層以下にのしかかる税金で、富裕層には何の痛みもない、と想像する。

アベは消費税を廃止し、料理飲食税や物品税を復活すればいい。

2%増税は、盟友・日銀黒田総裁の物価2%上昇目標を応援するためかもしれない。
黒田は2年で物価を2%上昇させると公言し、意気揚々と総裁席に着いた。
そして異次元の金融緩和政策を発動した。

結果は、大企業と投機家が大儲けし、銀行業界がへたり、中流層以下に恩恵はない。
あれから幾年か、黒田の公約は達成できず、打つ手がない。

しかし物価が上がらないことは、じじばばにとっては何の不都合もない。
鰻や長葱は2倍以上に値上がりしたが、食わなければいいだけだ。

森生が感じる物価には消費税が含まれている。
消費税を2%上げるなら、年金支給額も同時に2%増やせ。

  などと、森生は馴染みの床屋で演説。主人を感服させたのだった。
  どうだっ。

  181107


マシュマロ

2018-11-06 | 林住期

また歯茎が疼きはじめた。
この前、ブリッジを架けた下の前歯の周りだ。
こんな状態では週末に予定している、奥歯があった歯茎の型録りは無理だろう。
春からの艱難辛苦は、何だったんだろう。

いっとき、食べものが前歯で咬み切れるようになったが、ここ数日は無理になった。
奥歯の入歯を作らなければ、固いものが食えない状態は当分続く。
つまり、まともなものが食えない、という状態です

窓硝子を拭いた直後だ。朝から雨なので拭き残しは見えず、庭先の八重むぐらがクッキリ目に入る。
誰か猫額亭を訪れてくれないかなぁ。
手土産はマシュマロにしてね。

  八重むぐらしげれる宿のさびしきに 人こそ見えね秋は来にけり
                                        
...........恵慶法師

  

  181106


窓ガラスを拭く

2018-11-05 | 林住期

秋の空が高い。それは3-4年ぶりに、窓硝子を拭いたからである。
あらかじめ、雑巾や古いタオルを何枚も用意し、名前は知らないが、丁字型のゴム付硝子拭き用具も準備した。

  硝子拭きは、いい全身運動になりますな。
  掃除に取り掛かる前は寒かったのに、硝子戸1枚拭き終えたら、汗ばんできた。
  運動不足のおじぃさんたちにお勧めしたい、大切な家事です。

杉花粉や埃がこびり付き、視界不良だった硝子窓がスッキリし、青空がクッキリ見える。
白内障の手術後がこんなものだろうか。

などといい気分でいたら日が傾き、秋の日差しが室内に入り始めた。
すると、あれれ、スッキリしたはずの硝子窓には、雑巾の後がクッキリ残ってるわぃ。
丁字型硝子拭きの効果は全くなかった。

  硝子拭きをまたやり直す気力と体力は、もはや残ってない。
  まぁいいや。あとは4-5年先のことだ。

  汚れていない雑巾の数が、足りなかったんでしょうか?
  毎年、硝子を拭いていれば、こんな虚しいことは避けられるだろうか。
  
窓硝子拭きは難しい。

  181105


毎日わいわい

2018-11-02 | 重箱の隅

樹木希林最期の出演3作品の一つ「モリのいる場所」は、洋画家熊谷守一とその妻の日常を描いた映画である。

画家は仙人暮らし。30年間、殆ど外出しなかったそうだ。
妻は夫にすこし不満はあるようだが、観音様のように何もかもを包み込む。

功成り名を遂げた洋画家夫妻の家は千客万来。
毎日、がやがやわいわい。家の中はごった返している。

山崎努と樹木希林の老夫婦役は絶妙である。
庭の昆虫や植物、それに暗がりが多い家屋内が美しい。

冒頭の昭和天皇、文化勲章を断られた長官、隣に完成した模型じみた高層マンションはどれも嘘っぽく、要らなかった。
熊谷守一の作品を随所に映し出して欲しかった。

映画を観終わったあとの余韻はない。
よくできた連続テレビドラマのような映画だった。

だが「日々是好日」よりは面白かった。

  

  熊谷守一作品はこちらをご覧下さい。

  181102


日々是退屈

2018-11-01 | 重箱の隅

映画「日々是好日」を観た。
樹木希林人気で座席は埋まっていたが、退屈だった。

典子(黒木華)の24年間には、就活失敗・婚約解消・父急死などがあったが、物語の展開に活かしていない。
駅で号泣したり、大雨の片瀬海岸でずぶ濡れになり、渚に立つ父の幻に向かい「有難う」と絶叫する。
そんな行動を実際するだろうか。

武田先生(樹木希林)は人生訓めいた話を典子に度々聞かせる。
しかし「只者じゃない」と近所で噂される先生の過去が曖昧なので、利いてこない。

茶道具や茶室や日本庭園を拝見できると期待していたが、無駄だった。
横浜三渓園で大きな茶会が開かれた場面でも、ありきたりの和室に着飾った女たちが鮨詰めになるだけ。
武田先生と典子の家は鎌倉か藤沢にあるようだが、京都にすればもっと見せ場ができたはずだ。

  芸達者な黒木華と樹木希林を活かしていない、残念な映画だった。
  茶道をこれから習いたい人には参考になるかも。

  

  和菓子はこちらさまから拝借しました。

  181101