団地の桜もようやく満開になった。野山は春爛漫である。
だが先月の26日以降、世間はお花見で浮かれているのに、森生には散々な日々だった。
今年になってから歯茎の状態が悪く、抜歯・ブリッジ・入歯の新調と続けてきたが、歯茎の状態は改善しない。
折角作った入歯は、歯茎が腫れているので殆ど使えない。
そこで26日、予約外で歯科医院へ。
若先生の提案を受け入れ、レーザー手術を敢行した。
歯槽膿漏菌が常在する歯周ポケットを無くすために、歯茎を引き下げる、という荒療治である。
出血はあまりなく、痛みは少ない、という事前説明だった。
なお、健康保険外の医療なので5000円を支払った。
ところが実際、口腔内工事が始まると、麻酔をしていてもかなり痛かった。
手術中の痛みはガマンするが、その後が悪かった。
出血が3日目に一旦止まったが4日目に再出血。1週間過ぎても止まらない。
また、酷い痛みが続いた。これまで、いろいろな治療を受けてきたが、こんなことは初めてである。
26日施術・27日経過診察・4月10日治療終了という予定だったが、ガマンできず、4月2・3日と予約外診察。
その都度、先生は患部に水を噴射、血糊を除き、消毒し、
はい、経過は順調です。出血は心臓の薬のせいです。
その後、痛みに耐えかね、毎日頭を抱えていた。
心臓と血圧の薬は3日間、自己判断で服用を中止。出血はようやく止まった。
しかし姉の葬儀は、不本意ながら欠席。
栄養豊富な柔らか食品の買い出し帰りに、歩道の縁石に躓き激しく転倒。頬骨ほかを擦りむき、眼鏡を壊してしまった。
林住記の更新どころではない最悪の日々だった。
こういう状態では、物事全て悲観的になるのは止むをえない。
これはひょっとすると、堀ちえみ氏と同じ口腔癌かも。普通、歯医者は気付かないそうだ。
大学病院の口腔外科を受診しよう。最近は癌にかかる割合は二人に一人と聞くし。
そういえば、あっちこっちに軋みが深刻だ。これはいよいよかも..........。
6日、激しい痛みは薄れたが疼痛がある。入歯はやはり使えない。
診察と消毒の後、紹介状をお願いしたら、
経過は良好です。痛みはあと1ケ月はあるかもしれません。
粘膜に異常がないのに、紹介状を書くわけにはゆきません。口腔外科の受診はどうぞご自由に。
今回のレーザー治療はこれで終了です。何かあったら何時でもまた来て下さいね。
はいっ、次の患者さん、お待たせしました。
おいおい、さっきから泣き言を並べてるとおり、経過はちっとも良好じゃないんだけどね。
手術は成功、患者は死亡かよ。
数年前に通っていた大学病院の口腔外科は、高額な初診料を払ってでも受診するつもりだ。
冷静に考えれば、人間ドックが先かもしれないが、乗りかけた舟だ。
その前に、眼鏡を新しく作らなくては。
190408