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お墓参りの途中で寄った
熊谷市妻沼にある聖天堂
『聖天山 歓喜院(妻沼聖天山)』
本堂の彫刻が国宝級のこと
【日光東照宮を彷彿ほうふつさせる本格的装飾建築で、その精巧さゆえに「埼玉日光」と称され、国宝に指定されています。】
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残念ながら入場は4時までで中には入れず
遠くからでも豪華絢爛なのは伝わってくる
彫刻の細やかさには神が宿っている気がする
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拝殿前はこんな感じ
神事の相撲の土俵もある
石舞台
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拝殿の彫刻も素晴らしい
聖獣オールスターがそろっている
逆光で見えにくいけど虎もいる
その下の飛竜も浅草寺以外で見かけた
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大根の家紋を見かけた
浅草の待乳聖天山と同じ
【日本三大聖天は、妻沼聖天(歓喜院)、待乳山聖天(本龍院)、生駒聖天(宝山寺)の3ヶ所を数えるが一般的。】
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前の入口
広いので記事にするのが難しい
時間も限られていたので要所をおさえる
表門へ
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東へ歩く
かなり広いけど
廃寺になったのも多い模様
石碑が建てられている
参道は東西に長く配置されている
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入口、正門
創建は鎌倉時代
江戸時代に彫刻とかが完成した
ブラタモリでもやっていたが、鎌倉時代の建物は京都の寺院がモデルになっている
でも災害などで当時モノはほとんど残らず
明治維新後の神仏分離でだいぶ変わったもよう
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貴惣門
狛犬と龍の彫刻がすばらしい
懸魚(げぎょ)も建物の見どころというが
個人的にはまだ魅力がわかない
破風の屋根が3枚で作られているのは珍しい
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中門
国宝という文字がなんかありがたい
熊谷は【暑い】で有名だけど歴史もちゃんとある
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他はこんな感じ
9か所くらい見どころがある
南側の離れたところにも本坊がある
駐車場も広い
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神社仏閣巡りでのポイントは『珍しさ』
他では見かけない希少性にある
(個人の感想)
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南の入口の灯篭が珍しい
鬼が付いている
龍はたまに見かるがお初かも
そして本来は南が入口が一般的なんだが
東が正門になっているのも珍しい
しかも少し斜めになっているのに意味がありそう
おそらくこのラインの延長に何かがあるのかも
榛名山か浅間山と関連があるのかな?
鎌倉や江の島から南に位置するも
そっちを向いていない
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神社仏閣自体もすごいけど
それを作った『技術者集団』の存在も見落としてはならない
江戸初期には日光東照宮のようなモノを創れるまでの技術レベル
鎌倉初期から500年くらいの時が過ぎている
今でもその技術は受け継がれている
なんかいいよね
余談ですが
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【仏教の天部の神々のほとんどはインドのヒンドゥー教を由来しますが、聖天(歓喜天)もヒンドゥー教のガネーシャ(Gaṇeśa)がルーツ。
ガネーシャとは、サンスクリットで「群衆(ガナ)の主(イーシャ)」で、インドでは富の神様として崇められています。
その父は、なんとヒンズー教最高神であるシヴァ神(シヴァ神は仏教に取り入れられ大黒天になっています)。】
池の噴水の象
本の『夢を叶えるゾウ』のモデルが象のガネーシャ
聖天様がルーツだなんて
何でこんなところにって
スーパーとかで掃除してるおじさんが実は社長だったみたな
そういった連想、妄想
では
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