クリーム最後のオリジナルアルバムGOODBYEのジャケットで、気に入っているデザインのひとつです。
特に裏ジャケットでは体をぴったりと引っ付けて3人とも微笑んでいるのは、バンド内の対立が原因で解散する直前とは思えないくらいです。
また内ジャケットのデザインは、お墓で、各曲の題名がそれぞれ墓石に刻まれています。そして右端の墓石に立てかけられた花輪の文字にはREST IN PEACE(安らかに眠れ)と記されています。現在ならともかく、69年頃の日本では、このようなデザインの採用はあり得なかったのでは。
これもロックの表現の一つということでしょうか?
FRONT DESIGN
BACK DESIGN
INNER DESIGN
ここでのヘビー・クリームとは、1972年に発売された3人組でヘビーなサウンドが売りのロックバンドCREAMのアルバム・タイトルのことで、彼らのスタジオ録音された曲の約3分の2(トータル22曲)がその2枚組のレコードに収録されています。
彼らの残したオリジナル・アルバムは計5枚で(WHEEL OF FIREを2枚と数えて)、解散後にさらに2枚のライブ・アルバムを出しています。68年の2枚組アルバムWHEEL OF FIREの1枚はライブ盤、そして翌年に出した最後のオリジナルアルバム”GOODBYE”は半分に当たる3曲がライブ録音となっています。こうしたことから、このバンドはライブ音源もスタジオ音源と同様に重視していたようでした。
皆さんは、彼らのライブ音源とスタジオ音源についてどのように思われるでしょうか?
写真は、1973年発売の2枚組 国内盤(ダブル・ジャケット仕様)です。
1972年先行発売されたアメリカ盤は、同じデザインですが、ジャケットの3人個々の写真が漫画チックなイラストに変更になっていました。
現在のところ、このアルバムは廃盤となり未だCDのフォーマットで再発されていません。