CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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炎のロックンローラーがBUCKET OF URINEて、何ですのん?

2015年02月27日 | Queen


クイーンのファンの間では有名な話ですが、英国の音楽評論家が英ロックバンド、クイーンのファーストアルバムが出されたあとに、その言葉を使って彼らをこき下ろしたと言われています。

たしか、彼らのセカンドアルバムQUEEN IIのライナーノートに当時の英国の状況が書かれていて、その中にBUCKET OF URINEを直訳したしょんべん桶と言う言葉が使われていた記憶があります。残念ながら当時購入したQUEEN IIのレコードが行方不明のため、確認はできませんが。

その評論家がどのような意図を持ってBUCKET OF URINEという言葉を使ったかは判りませんが、ハード、プログレそしてグラムの要素全てを纏うかのような単なる欲張りなバンドのように見え、それらの要素を完全に消化し世に出すには10年早いと評論家達の目に映ったのでは?

しかしながら、クイーンのデビュー盤はアメリカとイギリス音楽協会の両方でゴールドティスクの認定を受けていることから、新人バンドデビューとしてはそれほど悪くありませんでした。実際のところプロと称する評論家達がクイーンの作り出したサウンドについていけなかったことからくるやっかみを含んだ英国人特有のシニカルな発言ではなかったかと思います。

日本のレコード会社による“戦慄の女王”という邦題は英国伝統のハードロックというイメージ作りと彼らの作るサウンドがそれにマッチし日本人のロック好きに受け入れられたのでしょう。ロックの場合、日本人は真っ先にビートやメロディーに反応しますので、これでもか、これでもかと次々とくる音の仕掛けの連続に、当時驚き感動したことだったでしょう。

複雑な曲の構成、スピード感もあり、めまぐるしく変わる曲調、美しいメロディーなどなど最初から最後まで一気に聴いて楽しめます。特にライヤーのイントロでのギターのかっこよさ、これがロック。

初期のクイーンぜひ楽しんでください。

ところで、KEEP YOURSELF ALIVEが炎のロックンロールて、何ですのん?

当時、日本ではアメリカのワーナー系(エレクトラレーベル)から販売されジャケットカラーはピンク色、英盤はEMIから販売され紫色でした。