CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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川からオリジナル2枚組みレコードへ その3

2016年07月16日 | AMERICAN ROCK/POPS
今週は何をトチ狂ったのか、連投に継ぐ連投で、記事を毎日アップ。

前回、ジョンの2枚組みアルバムで真打登場と書いてしまったが、この一連のオリジナルアルバム・シリーズのトリを務めることが出来るのは、やはりこのお方しかいない。

1969年当時60万ドル(当時のレートは1ドル=360円の時代で、円換算で2億1600万円、高額と言われたあのZEPでさえもアトランティックとの契約金は20万ドルだった。)という破格の高額契約金でコロンビア・レコードとサインしたブルース・ロック・ギタリストのスーパー・スター。

そうジョニー・ウィンター。

彼のセカンド・アルバム、セカンド・ウィンターは当時2枚組みで出された。

とは言っても、音源がカットされたのはレコードのサイド1,2と3のみでサイド4はブランクとなった。

サイド1と2にカバー曲を収録し、サイド3には自作曲4曲。

なんとも清いアルバム編成ではないか!

個人的には退屈に感じるであろう曲や不必要に長尺と思われる曲で無理やりレコードの4面すべてを埋める必要は無いと思う。

もちろん発売されたすべての2枚組みがそうだとは思わないし、同じ曲を聴いても人それぞれ感じ方も違う。

だから、今回声を小にして言ってみた。

当時は、このレコードは買わなかった。

と言うか、歌謡曲や洋楽ではビートルズや、S&G、ストーンズなどに関心を寄せている中坊では、ジョニーのブルース・ギターの真髄を理解するなんってのは不可能。


2004年になって、レガシー・エディションとして出された2枚組みのCDをようやく買った。これには、ボートラが2曲追加され、2枚目のCDには1970年のロイヤル・アルバート・ホールでのライブ音源が収録。

そのため、当時の3面のみの2枚組みのレコードの面影はまったくなくなっており、このCDで初めてセカンド・ウィンターのアルバムを手にした人にとっては、当然“なんとも清いアルバム編成ではないか!”なんてまったく感じないわけで…

やっぱり、この件、声を小にして言う他ない。