CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ジェリコって何処?

2020年07月11日 | Bob Dylan, Byrds, Band and etc.

1993年のザ・バンド再結成のアルバム、Jericho。

再結成とはいえ、ロビーは不参加、さらにリチャードは1986年に物故。

仕方がないので、旧メンバー3名に新たに3名の新メンバーを加えて制作された。

昔のザ・バンドを思い起こさせるノスタルジックな雰囲気が漂っているに過ぎないなど辛口のレヴューも目立つが、もともとザ・バンド自体が古き良きルーツ・ミュージックを追い求めてきたのだから、昔の雰囲気がまたまた楽しめるアルバムと言うか、私としてはよくぞ再結成してくれた、パチパチパチパチの出来です。

(ファースト・アルバムに登場したBig Pink)

因みに、アルバム・タイトルのJerichoは旧約聖書に出てきたパレスチナの古代都市かと思いきや、このアルバムの3曲目の曲、The Cave Of Jerichoを聴いてみると、ジェリコ〜、ケンタッキ〜♪♪って歌っていますね。

フランスのパリと思いきや、近所の洋品店、パリって感じですかね?

 


Last Concert In Japanと銘打ったにしては、その後も結構日本公演ありましたけど…

2020年07月11日 | DEEP PURPLE-RAINBOW関連

普通のロック・バンドならギリ及第点のライブかな。

本日は1975年東京のBUDO-KANで録音されたパープルのライブ・アルバム、Last Concert In Japan。物故されたトミー・ボーリン先生を追悼ってことで1977年に日本だけで発売。

しかし、これがパープルとなるとそうはいかない。なぜなら、そのわずか3年前の1973年に歴史的な名盤Live In Japan(もしくはMade In Japan)を残しているから比較されるとどうしても分が悪い。

リッチー師匠の代わりに加入したトミー先生、東京公演時、腕の不調でまともにギターが弾けない状態だったとか。また薬をやっていたてな話も聞こえてきたけど

結局第4期パープルは約2年活動後解散し、その後直ぐに薬のやり過ぎでトミー先生は冥界に旅立たれた。

私にとって、トミー先生といえば以前このブログでもアップしたフュージョン・サウンドが炸裂したビリー・コブハムのアルバム、Spectrumでの客演で大活躍された印象が非常に強く残っていて、このアルバムを聴いた時同じ人がギターを弾いているとは思えなかった。

ただ、ギターが不調ならその穴埋めはキーボードで、またボーカルもドモ・アリガートの連発で日本公演を盛り上げようとするなど、このライブはバンドとしての一体感は感じられた。

その後のパープルの日本公演でボーカルに返り咲いたイアン・ギラン氏、かってのように高音でのスクリーミング出来なくなってしまっているしね...

今改めて聴き返せば、もうこれはこれで良しとなるのではないかと。