CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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モノ・トーンの世界 その4

2020年07月30日 | Southern Rock

デュアン・オールマンのスライドがうなりをあげてStatesboro Bluesが始まるともうそこはオールマン・ブラザーズの世界。

1971年の2枚組アルバム、AT The Fillmore East。日本に上陸したのはその2年後の1973年で当時はアトランティック・レーベルから発売。

彼らの存在を認識したのは、翌年1972年のアルバム、Eat A Peachからで、デュアン・オールマンはすでにこの世に別れを告げていた。当時はパープル、ツェッペリンやイエスなど英国のロック・バンドを追いかけてEat A Peachまでは手が回らなかった。

(1976年の再発盤。日本ではビクターがキャプリコーン・レーベルと新たにライセンス契約を結んでいた。)

彼らのアルバムを手にしたのは、次作Brothers & Sistersからで、FMでRumblin’ Manがよくオン・エヤーされていて、そのギター演奏のかっこよさに惹かれて購入と相成り、さらにグレッグ・オールマンのサザーン・ブルースの虜となる。

てな事で、彼らの古いアルバムを遡って聴いていったことから AT The Fillmore Eastに遭遇。

ジャケはクールなモノ・トーン。

しかしその内側には熱気にあふれた演奏でオレンジ色に染まっている。

当然、タブロイド判の“オレンジ色のニクい奴ら”のことではない。