CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

本日はローズでも

2020年07月04日 | AMERICAN ROCK/POPS

昨日の夜、発作的に押入れの中の整理を思い立ち、夜遅くまでガサゴソ。

ミニ断捨離と言うか、押入れの中から要らないものを掻き出し廃棄処分。

その中の大物はポータブルのCDプレーヤー、ここ何年も使わなかったけれどまだ動くならハード・オフにでも持ち込もうかとCDを挿入すると、CDを読み込むことが出来ない。

多分読み取りのピック・アップの故障、もしくはレンズだけが単に汚れていたのだろうか?

動作不良の場合、買取りをしてくれない場合もあるので中古ショップへの持ち込みは廃案、また本体をバラして綿棒にアルコールを含ませてレンズを清掃しようかと思ったものの、これも面倒臭くなって却下。

もったいないと思ったものの、最終的に役所のマニュアルに従って不燃ゴミで廃棄することに決定。大物の処分が決まるとあとはガラクタばかりで、全て廃棄処分と仕事はサクサク。

ついでにレコードも整理し、アーティストごとに小分けした。

整理をしていくと、オォ〜、ありました、これこれ。

ベット・ミドラーが主演した1979年の映画のサントラ盤、The Rose。ジャニス・ジョプリンのその短い生涯をベースに脚本が書かれ映画となった。

ロック、R&Bやジャズなんでも来い!の圧倒的な彼女の歌唱力に、たとえその映画を見ていなくとも、非常に楽しめるアルバム。

タイトル曲のThe Roseはシングル・カットされ彼女のベスト・アルバムに収録されたバージョンを聴く機会が多いが、このアルバムにはオーケストレーションを排した歌とピアノだけの別バージョンが収録されていて、私としてはこちらの方に軍配を上げる。

この曲は、非常にシンプルな繰り返しの構成で、それほど起伏に富んだメロディーでもなく、普通の人が歌えば結構スカスカに聴こえる。

この歌を感動的に聴かせるにはかなりの歌唱力をもっていないとね。

もちろん大ヒットに導けたのはベット・ミドラーの歌唱力もさることながら、このアルバムをプロデュースし、またジャニスの最後のスタジオ・アルバム、Pearlをプロデュースしたポール・ロスチャイルドの手腕も大きかったと思う。

何しろ映画のために数多くの曲を聴きこみ、この映画のPearlとでも言えるThe Roseを見つけ出したわけだから。

たまには、発作的な整理整頓もよろし〜。

忘れていた何かが出てくるかも。