80年代になるとディスコやパンクのブームが過ぎ去った後ロックはどの方向に向かって行くのだろうかなんてもう真剣には考えなくなってしまったし、また贔屓のアーティストが新譜を出しても以前のように心が踊るなんてこともなくなってしまった。
丁度就職したばかりで仕事中心の生活に一変し、趣味の世界にそれほど時間もお金も費やす余裕がなくなり少しづつ関心が薄れていったのかも知れない。
そんな時に出たのがこのアルバム、ジョン・クーガーの1982年の6枚目のアルバム、American Fool。
CCRにも通じるシンプルなバンド・サウンドに乗せてジョン・クーガーが豪快に歌う様に久々に心を揺さぶられた。
しかもそれぞれの曲も良く出来ていて捨て曲なし。
やっぱりロックはこうでなくちゃ。
当時は車を運転しながらカセットから流れる曲を一緒によく歌ったものだ。
Hurt so good, Come on baby, make it hurt so good〜♪♪ とか A little ditty about Jack and Diane〜♪♪ なんてね。
ただ外から見れば車の中で一人口をパクパクさせている様に、このに〜ちゃん一体何やってんだろうね?って思われたかもね...