80年代の声を聞くとディスコ・ブームは終焉を迎え、あの賑わいは一体何処へ行ってしまったのか?
ビー・ジーズも御多分に洩れず時代に合わせて芸風を転換して行くことに。
1981年に出た彼らのニュー・アルバム、Living Eyesはそれまでのディスコ時代を支えレコーディングとツアーを共にしたビー・ジーズ・バンドを起用せず著名なミュージシャンをバックに時間を掛けて練り上げ、新しい方向性を示すべくレコーディングに臨んだ。
ただ大成功を収めたディスコの湯にあまりにドップリと長湯し過ぎたのか、それまでのバンド・イメージから抜け出せないファンにはそっぽを向かれ失敗作となった。
その後、ビー・ジーズはそれまで所属していたレコード会社、RSOとその代表者、ロバート・スティッグウッドに対して訴訟を起こす事になり、当面バンドの活動は停止。
メンバー各自、他のアーティストのプロデュースやソロ・アルバム制作に取り組む事に。
そして1983年、ロビンのソロ・アルバム、How Old Are You?が双子の弟モーリスとビー・ジーズ・バンドのドラム奏者らの協力でシンセ・サウンドを中心とたエレ・ポップ・アルバムが完成。
内容的には癒しのアルバムで少々平凡かなと思えるも、ロビンの特徴あるハイトーン・ボーカルでの歌いまわしは唯一無二のものであり非常に印象的に感じ楽しめる。
他の凡百のアーティストからすればそれ反則!って言われるかもね...
エレ・ポップでヘンテコなディスコ・ダンスしているそこのあなた! How Old Are You?
わっ、私ですか?
年齢不詳のただのオジンです。
決して怪しい者ではありません。