CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

アフロ・ロックで行こう〜!

2021年03月20日 | BRITISH ROCK

コモンウェルス・オブ・ネーションズって言葉ご存知だろうか?

ざっくりと言えば、世界における旧イギリス領だった地域が独立を果たし、イギリスを中心に緩やかな枠組みで連合した諸国のことである。

主要国はイギリス以外では、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、インド、パキスタン。そしてアフリカ、東南アジアと西インド諸島などの旧英領も含まれる。

かってシンガポールに居住していたこともあって、当地ではコモンウェルス諸国による会議とかスポーツ大会なんかがよく当地の新聞やテレビのニュースで報道されていた。

本日はそのコモンウェルス連合とでも言えるバンド、オシビサでも。

デビューアルバム、Osibisaはトニー・ビスコンティによるプロデュースで1971年に登場し、イギリスではそこそこヒットした。

(ロジャー・ディーンによるジャケ、中々よろし〜)

(このレコードは以前中古レコード・ショップに冷やかしで出かけた時、何と無くショップの棚の奥から“買ってくれ〜”ってこのレコードに呼びかけられたような気がして即購入。ンな訳ないってば!)

メンバーはアフリカのガーナやナイジェリアと西インド諸島出身の7人組で、イギリスで結成。

打楽器と管楽器が前面出てきてシンプルで陽気なアフロ・ビートだけでなくラテンの香りも匂わせてくれる当時としては新しいサウンドは、アメリカのソウルやファンク・ミュージックなんかに結構影響を及ぼしたのではないかと...

それだけでなく60年代のビートルズ、ストンーズをはじめとするブリティシュ・ビート・グループによるインヴァージョン、更にジャマイカ出身のボブ・マーレィのレゲエなど、アメリカを含む全世界に大きな影響を与えた。

コモンウェルス・オブ・ネーションズ、中々やるやん。