ロギンス&メッシーナの1974年のライブ・アルバム、On Stage は結構イケてるライブ・アルバムじゃないかと…
2枚のスタジオ・アルバムを発売後、1972年から翌年にかけてのツアーから収録されたもの。
出だしの数曲はケニー・ロギンスに弾き語りで始まり、5曲目の後半からバック・バンドが加わる。
そして6曲目からジム・メッシーナが登場しロギンス&メッシーナとしての曲が次々披露されいくという構成。
フォーク・ロック、軽快なカントリーそして長いインプロビザーションを含むロック・サウンドと盛り沢山の内容でステージはどんどん盛り上がっていく。
特にレコードの片面全てを使った20分以上にわたるラテン系のノリを持つ拡大版、Vahevalaはもうプログレ・ロックって言って良いのではないかと…
バッファロー・スプリングフィールドそしてポコを渡り歩いたジム・メッシーナが目指していたのはそれまでのカントリー・ロックではなく、まさしく一味違うコレじゃなかったかと…
ただ当時少し残念に思ったのは、2枚目のスタジオ・アルバムを出した後まだその余韻も冷めぬうちにこれを矢継ぎ早に出したならもっと盛り上がったのではないかと…
何故か次作のスタジオ・アルバム、Full Sailが先に発売されこのライブ・アルバムが翌年の忘れた頃に出てきて何か拍子抜けしたような記憶が…