1973年ジャズ・ロック・バンド、コロシアムのドラムス担当だったジョン・ハインズマンを中心に高度なギター・テクを持つ同じくジャズ・ロック系のギタリスト、アラン・ホールズワースらを加えた4名でバンドを結成し、同年セルフ・タイトルのアルバムを引っ提げてデビューした。
そしてギタリストのオリー・ハルソールが加入しツイン・ギターとなってパワー・アップしたものの、その後残念ながらジョンとボーカルがバンドから脱退し、翌年残った3名でアルバムを制作。
それがテンペストのセカンド・アルバム、Living In Fear(邦題は眩暈)。
オリジナルLPのジャケの口の部分には切れ込みが入っていて、それを取ればお口の中で3人が演奏している写真が出てくる仕掛けだった。
ジャズ色は薄れポップなハード・ロックに。
ここではビートルズのPaperback Writerが高速バージョンでカバーされているのと、ギターとボーカルを担当しているオリーのボーカルがポール・マッカートニーによく似ていてビートルズ・ファンもニンマリ。
特にサイドー2の2曲目のYeah Yeah Yeahを初めて聴いた時ポールが歌っているのかと勘違いしたぐらい声と歌い回しがそっくり。
てな事で、イギリスの出身のB級バンド結構楽しめる。
テンペスト:誰がB級やねん!
ちょっと言い過ぎてしまったようで...
どうも失礼いたしました。