ワーナーに移籍し、プロデューサのトミー・リピューマとタッグを組み1976年、Breezin’ 、77年にIn Flight、78年 はライブ盤Weekend In LAとポップ・メロー路線を継続してきた。
その集大成がジョージ・ベンソンの1979年の2枚組アルバム、Livin’ Inside Your Loveではないだろうか?
This Masquerade、Breezin’やOn The Broadwayなど一般リスナーにとって著名な曲のカバーは見当たらないが、ベンソンの流れる様なギター・ワーク、お馴染みのスキャット、歌物そして心地よい響きのストリングスによるバック・アップなどは健在。
更に2枚組に12曲収録ということでレコード盤の物理的な収録時間の制約から少しばかり解放されたのか縮こまる事なく余裕を持って演奏しているのがこのアルバムの特徴だと思う。
ただCD化された後他のヒット・アルバムと比べて再発の回数が少ないみたいで中々手に入れにくいのが難点ですかね。