CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

忘れ去られたHeep

2022年02月12日 | URIAH HEEP

前年のアルバム、High And Mightyを最後にHeepの看板の一人とも言えたオリジナル・ボーカリスト、デビッド・バイロンが解雇されバンドを去る事に、またゲイリー・セインのステージでの事故死の後釜として加入したベースのジョン・ウェットンもHeepでは思い描いた居場所がなかったのだろうか去る事となる。

代わりのボーカリストとしてジョン・ロートン、更にデビッド・ボウイのジギー時代のバック・バンド、スパイダーズからベーシストのトレバー・ボルダーが加入。

新たなライン・アップで1977年に11枚目のオリジナル・スタジオ・アルバム、Fireflyを制作。

(このジャケのデザインが結構好きでジャケ買い。)

残念ながらこのアルバムはサード・アルバム、Look At Yourself(対自核)以降続いていた英国チャートに入ることはなかった。

ケン・ヘンズレーの作る曲のクオリティーが落ちたわけでもなく、また新加入のジョン・ロートンの伸びやかなハートーン・ボーカルも悪くない。

やっぱり1977年というパンクやディスコが全盛だった時代に彼らの作るハード・ロックがマッチしなかったのだろう。

個人的にはアルバム・タイトル曲のFireflyなんか、中々の力作だと思うのですがね...