昨日アマゾンのプライム・ビデオのサイトでThe BandのOnce Were Borthersを発見。
エグゼクティブ・プロデューサーにマーティン・スコセッシやロン・ハワードら映像界の大物が並ぶ2020年製作のThe Band自伝的作品で中々見応えがあった。
ただこの作品ロビーの視点から制作されたもので、5人のメンバーのうち3人は既に鬼籍に、さらにガースこの映画についての発言が無かったのが残念。
多分バンド・メンバーによるドラッグ摂取がバンド崩壊の引き金になった事など概ね事実を描いていたと思えるも、他のメンバーからの解散に至った当時の発言なんかも盛り込めばよりバランスが取れた作品になったのでは…
兄弟のような存在だったメンバーが兄弟のようで無くなっていくのをみるのは悲しいことだが、最後の打ち上げ花火、ラスト・ワルツを催せた事で何とか帳尻が合わせられたと思う。
それにしても、ラスト・ワルツに出演したロニー・ホーキンスもまさか自身のバック・バンドだったThe Hawksと共に自身が世界のロック・スター達に囲まれて大団円を迎えるとは感慨深かったのではないかと….
なにしろロニーに乞われてロビーが若干16歳で単身でアメリカのディープ・サウスに乗り込まなければThe Bandは存在しなかったからね。
改めて彼らの1968年のデビュー・アルバム、Music From Big Pinkを聴いてみる。
当時から名盤と言われたこのアルバムを初めて聴いた時、1曲目のくら〜いイメージのTear Ofg Rageを聴いてなんて地味なアルバムかと...
あれから50数年、この映画のおかげでこのアルバムがさらに味わい深く感じられるように。
博士:オイラもこれでようやく大人になったって事。
通りすがりの人:大人ってよりはもうオジンでっせ!
兄弟だけでなくファミリー集合!