テクノとかエレ・ポップ呼ばれるシンセ中心の無機質な音楽が世界的に注目されたのはやっぱり1974年クラフト・ワークのAutobahnとか我らが誇る冨田勲氏のクラシックと融合させた一連のシンセ作品群ですかね。
70年代末になるとYMOなどシンセ技術の発展で高度なテクノ・ポップが楽しめるようになり、英国でもニュー・ウェイブのジャンルで新たなグループが登場。
Bugglesと言うテクノ・ポップのバンドで、メンバーは後にイエスやエイシアで活躍したトレバー・ホーンとジェフリー・ダウンズのデュオ。
ビートルズのカブトムシと言うイメージからバンド名にBug(昆虫)を採用した事と、またバグるって言えば不具合とか欠陥と言う意味で今じゃ日本語化していることもあって個人的に結構親しみを感じる。
1980年に出た彼らのアルバム、The Age Of Plasticに収録されたVideo Killed The Radio Star(ラジオ・スターの悲劇)はそれまでラジオからスターが産まれてきたが、今後はテレビでのビデオ・クリップのオン・エヤーが主流スターを作るって趣旨の歌で結構インパクトがあった。
1982年のMTVによる24時間連続でビデオ・クリップが流される様になり、聴覚だけでなく視覚にもうったえる手法が主流となり音楽業界も様変わり。
ただ個人的にはビデオ・クリップはあまりみないことにしている。何故ならビデオからの視覚的な印象がその曲のイメージを固定してしまう事が多々あるからである。
個人的に言わせてもらえれば”ビデオは曲に対する個人的な妄想を殺す!”ですかね?