日本では1974年の3枚目のアルバム、Crime Of The Centuryあたりからプログレ・ファンの注目を集めた。
今日は1979年のアルバム、Breakfast In Americaで世界的大ブレークを果たす一つ手前の1977年作5枚目のアルバム、Even In The Quietest Momentsでも。
このアルバムではまだ一発で一般大衆受けする必殺フックの様なものは次作のBreakfast In Americaと比べてまだ感じられないけれど、明るい雰囲気でポップ度も増して完成形に近付いた感じかな。
ただ次作で一気に世界的大ブレークを果たしてしまうと、忙しくなりそれまでの自由度も失われバンド・メンバーのモチベーションが低下するのは世の常。それに曲を作り演奏する人と演奏だけの人と比べれば、収入の格差が出てきて結構お金の問題でもゴタゴタするからね。
てな事で中心メンバーだったロジャー・ホジソンが家族の生活を優先する事によってバンドから脱退。それに従ってバンドの人気も低下し遂には解散へと。
やはりあまり売れ過ぎるのもバンドを継続するには良くないって事ですかね。SuperなTrampのポジションがバンドとしては快適なのかも...
それからロジャーがソロになってからイエスのアルバムにボーカルとして参加するってな話もありましたっけ。結局ジョン・アンダーソンがABWHからイエスに戻ってきてその話は無くなったけれど、1994年のアルバム、Talkにはロジャーがトレバー・ラビンと共作したポップな曲、Wallsが収録されている。
バグルスがジョン抜きのイエスと合体して出来た1980年のDramaなんて軽快なアルバムもあったので、もしロジャーがイエスに加入したらもっと面白い作品が出来たのかな?
90年代のイエスの作品ってマンネリ気味で結構眠たかったからね。