初期のディランって自身のアコギとハーモニカの伴奏そって単調なメロディーの数え歌を歌うような感じですかね?
抽象的な文言を含む歌詞を例のガラガラ声で英語で歌われると私のような英語不得手のリスナーにとっては一体何を歌ってんの?ってなってしまう。
ライナーに記載された和訳を眺めながら歌を追っかけるのも少々面倒。
ディラン通の方々はオリジナル・アルバムを聴いた方が良いっていうけれど、やっぱり私のようなとうしろディラン・ファンなら単調の中にも少しでも親しみのあるメロディーを持った曲の方が有難いのですけどね…
てな事で取り出しましたるは、1967年のBob Dylan’s Greatest Hitsでも。ちょうど前年にウッドストックでのバイク事故により重傷を負って当面活動休止となり、レコード会社は苦肉の策でそれまでのアルバムから選りすぐりの曲でコンピ・アルバムを制作。
(ディランにとっては、事故後の長い療養生活も多分良い息抜きになったのでは... その後ウッドストックの隠れ家でのザ・バンドとの充実したセッションが物語っている。)
アルバム、Blond On Blondに収録された気の抜けたマーチング・バンドのような演奏をバックにこれまた怠く歌い出すRainy Day Woman #12 & 35からゆるりとスタートし、Blowing In The Wind、Like A Rolling Stoneに Mr. Tambourine Manなど著名ヒット曲を挟み、同じアルバムのJust Like Womanで締めくくる。
オォ~!これなら全編どこかで聴いたことのある曲ばっかりで分かり易い。
100回ほど聴いてからオリジナルのアルバムに進めば、これでオイラもディラン通!
あの~ その意気込みは買いますがね。でも今夏、電力需給ひっ迫で節電しなきゃならないので…
いつまで経ってもオイラはとうしろファンって事か…