いや〜 あれほど面倒がっていたシングル盤のレコード鑑賞、久々に盤を取っ替え引っ替え聴いていくうちにこの一連の面倒な作業がいつしか快感に。
かっては自動で12インチ盤や7インチ盤の頭の無音部にゆっくりと針を落とし、演奏が終わればまた自動的に針が持ち上がり、アームは所定の位置に戻る優れ者のフルオート・プレーヤーがよく出回っていた。
斯く言う私も、一時期アームが平行に動くリニア・トラッキングのプレーヤーを使っていた時があってフルオートの機能を楽しんだこともあったが、所持していたプレーヤーが安物でカートリッジ交換も出来ず、またメーカー指定のスペアの針の入手も現在のような通販全盛の時代ではなく結構面倒だった。
そして80年代CDプレーヤーが登場し、プレーヤーとメディアであるCDの価格がこなれ始めるとこれは便利と面倒な操作手順が必要なレコードを聴くことがなくなった。
現在は2周程回ってレコードへの回帰となったが、これはオジンになった故若い頃と比べると仕事に追われる生活から一応解放されたことで趣味により時間を割けることが出来、面倒な作業もさほど厭わぬようなったと思える。
今の若い人なら、お金をかけてわざわざ機材やメディアを揃えるよりスマホ一台とサブスク加入する方が手軽でスタイリッシュと考えるだろうね。
しかし今日もオジンは意地でも時代に逆行してシングル盤を聴いてみる。
1970年のシカゴの通算4枚目のシングルで、彼らのセカンド・アルバムからカットされた、25 or 6 To 4(直訳4時25−6分前、邦題は長い夜)。
皆様、お若い。
この曲って分かるぐらいのインパクトのあるイントロが始まるや否やブラスが加わり一気にエンジン全開!
とても深夜3時半頃の心象を表現したとは思えないぶっ飛んだ演奏、これぞロックだってば!
とわかったようなわからないようなことをぶつぶつ呟いていつの間にか夕刻に。
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