CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

野獣生誕

2020年07月07日 | American Hard Rock

まさかこの後これ程までに売れるとは当時は誰も想像出来なかったんじゃないかと…

1973年に出たデビュー・アルバム、Aerosmith(野獣生誕)がメジャー・レーベルのコロンビアから発売。

(バンド名のエアロからバックに航空機から空を撮影した写真を使っているが、肝心のバンド・メンバーの写真がこれまたその青空を背景にしてジャケ中央に小さく配置するレイ・アウトはメンバーの存在があまり目立たなくなってしまって如何なものかなと?)

(Music On Vinyl社からの2013年再発盤)

まだ、エアロ・スミスの良い意味でのアクの強さがまだ出ていない普通のハード・ロック・バンド誕生って感じだった。

それでもシングル・カットされ中ヒットを記録したDream Onを足掛かりに何とか活動を継続。

(Dream Onはもちろん、オープナーのMake It、ドラムスのたどたどしいドコドコ感が中々よろし〜)

その後は習得した“らしさ”十二分に発揮しスーパー・バンドの地位に、近年新しいスタジオ・アルバムの制作は聞かずとも、未だ解散せずに現在に至る稀の存在である。

やっぱり、夢を見続ける(Dream On)という意志を常に持ち続けるのが成功の秘訣ですかね?

大学を卒業して、いつかはビッグになるなんて夢見た事もあったけど…

そんなに悲観する事ないってば!

今歳を重ねて、小さい頃から集めてきたレコードに囲まれシコシコとブログをアップするのも悪くないって。

そっ、そんなもんですかね〜?

それじゃ改めて、ここにヘボ・ブロガー生誕を宣言!

よっ、読んでくれるかな〜?


ストーンズのライブ

2020年07月06日 | ROLLING STONES関連

ABKCO/DECCA時代に2枚公式ライブ盤が発売された。

そしてストーンズ・レーベル設立後、初のライブ盤として1977年世に出たのがLove You Live。

(ご存知アンディーさんによるプリミティブ・タッチのなぞり描きがこれまたポップ!)

過去の代表曲とストーンズのルーツとなるR&Bのカバーを2枚のレコードに収録したアーカイブ的な内容の代物である。

演奏がスカスカだとかちょっと雑っぽいなんておっしゃる方々もいるかもしれないが、彼らのコンサートに行くことのできない者にとっては大変重要なアルバムだった。

もしこれを聴いていて何となくだる〜くなったら、体のどこかをひと噛みすればお目々がパッチリ!

そうタイトル通り、生きたやつが好みって事。

1987年にCBSより再発された米盤です。


ブルース・スプリングスティーンの2作目

2020年07月05日 | AMERICAN ROCK/POPS

1973年のメジャー・デビューしたアルバム、Greeting From Asbury Parkの売り上げが思っていたよりイマイチだったことから、ネジを巻き直しなんと同年にもう一枚内容の濃いスタジオ・アルバムを出すというエネルギッシュな創作活動から生まれたのが、The Wild, The Innocent & The E Street Shuffle(青春の叫び)だった。

このアルバムでは前作よりもグループとしての一体感を強調したかったのか、曲によってはバンドの演奏が少々前に出過ぎているように感じないでも無いが、まあ若さ溢れる演奏と思えば納得ですかね。ヒット狙いで老獪に制作すれば若さ故の荒削りではあるが膨大なエネルギーが萎んでしまうことはよくある話で…

(バンド全体像、この中のブルース、ゲイリー・タレント、ダニー・フェデリシとクラレンス・クレモンズの4名に新メンバーが加わりEストリート・バンドが結成された。)

日本では私も含めて大ヒットしたその次の作品Born To Runからブルースのことを知った人が多く、私の場合このアルバムを後追いで聴いた感想としては、なるほど!とは思うもののやっぱりブルース・スプリングスティーンの成長過程における途中経過的な印象を抱くのはこのアルバムにとって少々残念かも。

(このアルバムはCD化されてから初めて聴いた。)

時間を巻き戻す事が出来、もしBorn To Run発売以前に聴く事が出来たとすれば、このアルバムに対する印象は更に肯定的に変えられるのではないかと思う今日この頃であります。

まあ無理筋なんですが。


本日はローズでも

2020年07月04日 | AMERICAN ROCK/POPS

昨日の夜、発作的に押入れの中の整理を思い立ち、夜遅くまでガサゴソ。

ミニ断捨離と言うか、押入れの中から要らないものを掻き出し廃棄処分。

その中の大物はポータブルのCDプレーヤー、ここ何年も使わなかったけれどまだ動くならハード・オフにでも持ち込もうかとCDを挿入すると、CDを読み込むことが出来ない。

多分読み取りのピック・アップの故障、もしくはレンズだけが単に汚れていたのだろうか?

動作不良の場合、買取りをしてくれない場合もあるので中古ショップへの持ち込みは廃案、また本体をバラして綿棒にアルコールを含ませてレンズを清掃しようかと思ったものの、これも面倒臭くなって却下。

もったいないと思ったものの、最終的に役所のマニュアルに従って不燃ゴミで廃棄することに決定。大物の処分が決まるとあとはガラクタばかりで、全て廃棄処分と仕事はサクサク。

ついでにレコードも整理し、アーティストごとに小分けした。

整理をしていくと、オォ〜、ありました、これこれ。

ベット・ミドラーが主演した1979年の映画のサントラ盤、The Rose。ジャニス・ジョプリンのその短い生涯をベースに脚本が書かれ映画となった。

ロック、R&Bやジャズなんでも来い!の圧倒的な彼女の歌唱力に、たとえその映画を見ていなくとも、非常に楽しめるアルバム。

タイトル曲のThe Roseはシングル・カットされ彼女のベスト・アルバムに収録されたバージョンを聴く機会が多いが、このアルバムにはオーケストレーションを排した歌とピアノだけの別バージョンが収録されていて、私としてはこちらの方に軍配を上げる。

この曲は、非常にシンプルな繰り返しの構成で、それほど起伏に富んだメロディーでもなく、普通の人が歌えば結構スカスカに聴こえる。

この歌を感動的に聴かせるにはかなりの歌唱力をもっていないとね。

もちろん大ヒットに導けたのはベット・ミドラーの歌唱力もさることながら、このアルバムをプロデュースし、またジャニスの最後のスタジオ・アルバム、Pearlをプロデュースしたポール・ロスチャイルドの手腕も大きかったと思う。

何しろ映画のために数多くの曲を聴きこみ、この映画のPearlとでも言えるThe Roseを見つけ出したわけだから。

たまには、発作的な整理整頓もよろし〜。

忘れていた何かが出てくるかも。