CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

特別な何か

2021年12月06日 | CSN&Y

ニール・ヤングがバッファロー・スプリングフィールド解散後の1969年に出した初のソロ・アルバム、Neil Young。

ライブなんかでよく知られたThe Lonerが収録されているが、全体的には地味目なアルバム。

歌っている意味がわからなくとも、またユニゾンで歌えるような印象的なメロディー・ラインではなくともこの人が歌うと何故か惹かれる。

誰が聴いても一発でわかる特徴のある声による哀愁を帯びた歌唱。

やっぱりこれが売りなんですね。

ジャケ裏の小文、適当に訳すと

オイラがパーム・ツリー切っていると、ひとりの友人がやって来てもし伐採を手助けすりゃ孤独は感じないかどうか尋ねた。

オイラは言ってやった、いいや、孤独の世話のために俺たちここにいんるんじゃ無いだろう!オイラは87年の間このパーム・ツリーに関わってきたんだ。

奴は言った、失せろ!ってそして乗って来たキャデラックに歩を向けた。

オイラはパーム・ツリーを切り倒すとそれは奴の背中に落ちた。

NY

一体何のこっちゃ?

 


日曜日もレコード

2021年12月05日 | AMERICAN ROCK/POPS

1974年、CBSレーベル移籍第2作目のアルバムはセルフ・タイトル、Dave Mason。

今回自身のバンドを結成しレコーディング。

デイブ・メイスンと言えば何となくブルージーなルーツ系ロックのイメージが思い浮かぶが、このアルバムではほんわかムードのポップなフォーク・ロック調自作曲やサム・クックやディランの名曲のカバーなどが収録されていてリラックス・ムード溢れる好アルバム。

サクサク聴けて、あれっ、もうお終い?って感じ。

そらそうよ、収録時間がLP裏表合わせて32分程度だからね。

てな事で今回は余計な能書き垂れずにサクッと終了。


土曜日はレコードでも

2021年12月04日 | Chicago

1枚目はビートルズのMeet The Beatles! 日本編集盤。

英オリジナル・アルバム、Please Please Me から曲5曲、With The Beatles から5曲、そしてシングルのみで出た4曲の計14曲が収録され初期べスト・アルバムと言っていいぐらいの独自編集で1964年4月に発売された。

商魂逞しく没になった少々ダルさを感じさせるアウト・テイクをかき集めた最近のオマケ音源集よりは、多少荒削りでも若々しくパンチのある演奏の方がズッと価値がある。

2分前後のビート・ナンバーを息を付かせず立て続けに繰り出し、その様にコチラも熱くなる。

2枚目はシカゴのLive In Japan。1972年6月大阪フェスティバル・ホールで収録されたライブ音源で、当時は日本限定発売だった。

個人的には栄光のシカゴと題されたカーネギー・ホールのライブ盤より出来は良いと思う。

まあ、カーネギー・ホールのライブではまだ世に出ていなかった最新作Chicago Vの曲がタイムリーに収録されたことも理由の一つではあるけど…

彼らの熱い演奏に心も踊る。

とにかくこれからやって来る寒い冬を乗り切るためには、身体だけではなく心も温かくしなければね。


ディッキーのいないABB

2021年12月03日 | Southern Rock

デュアン・オールマン亡き後、長年バンドのリード・ギタリストを務めたディッキー・ベッツが解雇され、新たな編成で2003年に約10年ぶりにスタジオ・アルバム、Hittin’ The Noteがでた。

ディッキーのいないABBってどうなるのか心配したけれど、しっかりしたサザーン系ブルース・アルバムが完成。

70年代のチャート・アクションと比べるとかなり見劣りはするものの全米37位と健闘した。

ギターはドラムのブッチ・トラックスの甥でもある若きデレク・トラックスが左に、そしてベテラン、ウォーレン・ヘインズが右に配置されギター・バトルを繰り広げる。

それぞれの曲はしっかり作り込まれ完成度は高いけど、個人的にはカントリー・タッチや時にはジャズ調の軽快なディッキーのギターが無いとちょっと息抜き出来ないかな。

かって彼の作った曲や演奏がブルース・バンドにアクセントを加え、緊張と緩和を行ったり来たりしてアルバム全体を楽しむ事が出来た。

このアルバムでは、ストーンズのHeart Of Stoneをカバーがそのアクセントとなる役割を果たしているのかな?

オールマン流にカバーされていて中々楽しめるけど、やっぱり原曲の良さが光っている。

流石ストーンズって思えた。

毒キノコ、ベニテングダケのようなこれらのマッシュルームは一体なにを象徴しているのか?


ただ聴くだけ

2021年12月02日 | PROG ROCK

エキスパートのフリして語ってもボロが出るだけ。

英語でなにが歌われているかもよくわからないし、もしかしたら作者にとっては歌詞もそれほど意味のあるのもではないのかもしれない。

こんな時は大人しく耳を傾けるだけ。

ピンク・フロイドの1977年の作品、アニマルズ。

(ファンならジャケを眺めるだけで白飯3杯食えるとか...)

(1992年、デジタル・リマスターされた再発CD)

 


12月1日、暦の上では冬となる。

2021年12月01日 | JAPANESE

今日の天気図をチラッと見ると西高東低の気圧配置、道理で朝から風が強く肌寒い1日だった。

風が強いと体感温度もグッと下がって底冷えし、オジンの身には結構応える。

そんな時思い起こすのがこれ!

五輪真弓の1973年のセカンド・アルバム、風のない世界(Windless Day)。

前作と同じく、キャロル・キング一味の全面サポートによるロス・エンジェルスでの会心の録音。

まだまだJALパックも一般的でない70年代の初頭にデビューから連チャンで海外録音を敢行するとは、レコード会社からかなり期待されてたんだろうね。

曲のクレジットを読めば何だかアメリカのアーティストのアルバムようにも感じる。

でもレコードの再生が始まると日本語で歌われるから、一安心。

なぬ〜、風のない世界って3月初めの春の事じゃと!

冬は始まったばかり。

寒い日がこれから3ヶ月も続くのか....