CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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不気味な歯の正体

2021年12月20日 | BRITISH ROCK

直訳すれば”不気味な歯”って事になるのだけれど、何でこれをバンド名に採用したのかは定かではない。

ご存じ英ブルース系ハード・ロック・バンド、Spooky Thoothの事である。

1968年に出たデビュー・アルバムは時代がそうさせたのかサイケデリック調のアルバムだったが、翌年の2枚目のアルバム、Spooky Twoではハード・ロック路線に舵を切った。

専任ボーカルのマイク・ハリソンとキーボードのゲイリー・ライトのツイン・ボーカルは迫力満点。

更にこのアルバムの後スティーブ・マリオットとピーター・フランプトンが中心となって結成された新バンド、Humble Pieに加わるグレッグ・リドレーとドラムスのマイク・ケリーによるリズム・セクションもタイトで中々よろし~

忘れてはいけないのがルーサー・グロヴナー(後にMott The Hoopleに加入するa.k.a.エリアル・ベンダー)のギターの切れ味がこれまたよろし~

イギリスじゃ売れなかったけれど、アメリカではチャート44位とそこそこ売れた。彼の地は活きの良いハードなブルース系がお好きって事ですかね。

この後メンバーの出入りが激しく、原形を留めないようなバンド編成となり74年に解散。

一番バンドとしてもまとまっていたのはやっぱりこのアルバムですかね。

2015年のリマスターCD