夜になると途端に冷え込んでくる。
そんな時はラテン系の音楽を聴けば温まるかも。
カルロス・サンタナはサンタナ・バンド以外にも、ジョン・マクラフリンやバディー・マイルズらとのコラボや個人名義でアルバムを出したりしている。
今回はその個人名義第三作として1983年に出したアルバム、Havana Moonでも。
アトランティック・レーベルの共同経営者だったベテランのジェリー・ウェクスラー(アレサ・フランクリン、ウイルソン・ピケットにレイ・チャールズ、さらにはディランのSlow Train Comingなどのプロデュースで有名)やブッカー・T・ジョーンズもプロデュースに加わった。
前二作は宗教的もしくは教条的なイメージがあったが、今回はオールディーズ感も溢れるラテン系の陽気なアルバム。
一曲目のWatch Your Stepやアップ・テンポのR&Rのカバー、Who Do You Loveなんか聴けばこれがサンタナ?って思うくらいのイメチェン。
それまでのサンタナ・ファンにはちょっと軽いかなって受け止められるかもしれないけれど、個人的には楽しめた。