六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

4年ぶりの南東北へ(1日目・往路編)

2024-01-04 |  出撃 at 北信越地方
 元日に能登地方で震度7の大きな地震があったり、羽田空港での大事故があって、国内の交通が混乱していますが、当初の企ての通りに南東北へ行くことにしました。
 前回は2020年に磐越西線や只見線のキハ40系気動車が見納め・乗り納めということで、信越本線の115系も併せて撮影&乗り鉄をしたのですが(その時の記事がこちら)、今回は福島・宮城県内で乗り潰しということで、未乗の私鉄・地下鉄を乗るべく、状況視察も兼ねて青春18きっぷ等で回ることにしました。
 前回は信越線の朝の115系快速を撮るために、前日夕方前に出発して、上越市内で滞泊後に直江津から新潟方面に向かいましたが、今回は名古屋を朝8時過ぎに出て、丸一日かけて会津若松まで移動するというもので、費用も安く抑えられて、クロスシートの気動車に包まれる至福の時間を楽しもうと、直江津回りではなく、飯山線経由で行くことにしました。
 左の旅程表がそうですが、どのみちかなり特急を使わないと、新津17時台の列車には乗れないので、最終の新潟20:07発の会津若松行きに乗るプランにしました。
 新しくなった新潟駅に降りてみたいのですが、残念ながら折り返しが9分しかないので、前々回もそうでしたが、駅弁だけ買ってすぐに折り返すというパターンです。駅弁を買うチャンスはこの他にも長岡で10分、更にながのだと1時間以上ありますが、長野で買うと5時間近く持ったまま移動となるので考えものですね。


 中央西線の名古屋口は基本的に新ボロ電の315系に替わってしまいましたので、旅情も糞もありません。旅人を拒むJR東海の姿勢が伺えます。

 朝はバタバタして食べていなかったので、中津川で時間が少しあるので蕎麦でもと思っていたのですが、残念ながら開店時間が10時からということで、仕方なくコンビニでサンドイッチでも買って電車の中で食べることに。

 サンドイッチなどを買ってホームに戻ると、見てはいけない物を見てしまいました。
 アッチャ〜。
 そうです中津川からもロングシート地獄なのです。1日に2往復JR東日本の211系の運用があって、この10時発と夜の20時頃に入っていたのをてっきり忘れていました。しかもクロスシートの1000番代はあまり入線せずに、ロングの3000番代ばっかり入るので困ります。

 松本からはE127系100番代だったので車窓左側になりますが、ようやくクロスシートに座れました。
 姨捨の絶景もいいのですが、こちらの方が目と心の保養になります。

 長野駅に到着し、飯山線の列車まで1時間以上あるので駅の外へ出ました。
 仕事始めの日にはなっていますが、まだ正月休みを長めに取ったり、スキー場で過ごした人たちて結構賑わっていました。

 新幹線側の改札前では地元のテレビ局がUターン帰省客のインタビューを取ろうと、獲物の客を待ち構えていました。
 近くで外国人のスキーヤーがコンコースで大胆にも荷物広げてガサガサやってる間に、TV局クルーたちは改札内に突入していきました。

 長野15:04発の越後川口行が入線してきました。
 この列車は2両編成ですが、後ろの1両は戸狩野沢温泉で切り離すため、先頭の1両に乗らないと行けないのですが、せっかくおいこっとの車両が来たので、途中の飯山までこの車両に乗り、飯山で前の車両に移動しておきます。

 北長野斎場。
 EF65PFがか両置かれていました。多分解体されるのでしょうね。

 戸狩野沢温泉で後ろおいこっと車両を切り離します。
 車内放送で促されて前に移動したら、もうロング部分ぐらいしか空いていないので注意ですが、それでも今日は空いている方です。

 車窓右側の定位置に着いて、暖房のよく効いた幸せな空間に体を預けます。
 キハ110系は東日本のゴミ車両ばかりの中にあって唯一孤高の優良車両ですね。

 今冬は異常な程の暖冬で、全然雪景色を見ることが出来なかったのですが、戸狩野沢温泉を過ぎた辺りでようやく雪景色が見られるようになりました。
 1998年の五輪の時なども雪が少なかったですが、ここまで少なくはなかったように思います。

 長野県最後の駅である森宮野原に到着。
 ここから先は新潟県に入ります。

 十日町付近でも全然雪が無かったのですが、終点の越後川口に着いた時には少し根雪が積もっていました。
 この辺は雪深い所なんでしょうか?

 上越新幹線の遅れの影響で、接続待ちを取ったために各列車とも5〜10分程度遅れていました。
 私が乗った列車も越後川口で5分、長岡で乗り継いだ列車も8分遅れで走行中。ヤバい、新潟で折り返しできない!弁当はどうする?
 もう途中の亀田で降りようかな?

 列車は回復運転をして5分遅れの20:03に新潟に到着しました。
 向かいのホームには20:07発の会津若松行きが出発を待っています。
 さて気になる夕食は?

 ジャ~ン!
 実は列車の遅れを想定して、やっぱり長野駅で買っておくことにしたのです。
 長野駅で買って6時間近く持ち歩く格好になりましたが、何とかこれで食事にありつけます。

 会津若松行きの最終列車は、五泉を出るとガラガラになり、完全に空気輸送になっていますが、夜の県境超えの列車が長い4両編成なのが摩訶不思議なところ。
 2両で十分な気もしますが、新潟から五泉までの通勤輸送と、翌朝の通勤通学輸送のためにわざわざ4両で走らせているようです。
 磐越西線の場合、途中に戸狩野沢温泉のような拠点駅がないので、連結・開放は行なわず、全区間走り切るようです。

 22:49 会津若松に到着。
 磐越西線の列車なのに短い4番線に入れるとか意地悪というか何というか。
 
 本日の移動距離 570.6km 青春18きっぷ2,450円+しなの鉄道260円、正規運賃だと10,230円+260円
 というわけで、朝からず〜と乗りまくりの1日目が終わりました。あーしんど。
 2日目は、福島・宮城の未乗区間の落ち穂拾いの巻になります。
コメント
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