六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

4年ぶりの南東北へ(2日目-2・阿武隈急行編)

2024-01-07 |  出撃 at 東北地方
 前記事の続きになります。
 1/4午前中は会津若松を朝7時前に出て福島に着いてから福島交通(飯坂電車)に乗って飯坂温泉まで往復と途中2駅で下車して1時間半ほどで福島に戻ってきました。

 購入した切符は福島交通と阿武隈急行の1日乗り放題きっぷなので、福島で下車して改札を出ずにそのまま向かいのホームに停車している電車に乗ります。
 11:29発の富野行きに乗ります。

 阿武隈急行の車両は大半がこのE721系互換タイプのAB900系に置き換えられていて、外観も中身もほぼE721系と変わりません。
 槻木から仙台まで一部の列車がJRに乗り入れてるので、仕様を合わせているのでしょう。残り3編成となった従来型の8100系とは一度すれ違っただけでした。
 前記事でも書きましたが、阿武隈急行は昭和57年(1982 )夏休みの東北地方乗り潰しで国鉄丸森線部分は乗っていたので、阿武隈急行としての新規開業区間が乗り残しています。

 福島学院前付近 以前2015年の8月に早朝に上りのカシオペアを撮影するため、福島学院前近く(と言っても徒歩20分)のネットカフェで仮眠して朝4時過ぎに出発し、東福島-伊達間の鉄橋で撮影したものです。

 福島学院前を出ると、それまでの市街地から一気に畑の風景に変わります。
 阿武隈急行の特徴は、福島学院前付近を除いてほとんど地平区間を走るのに踏切が全然無い事です。国鉄丸森線で開通した区間も槻木の手前で踏切があるだけで、それ以外では見事にありません。

 12:00 長〜〜〜い駅名で知られる、やながわ希望の森公園前駅で下車しました。
 福島から槻木まで乗換なしで直通する列車がほとんど無いので、途中の簗川で乗り継ぐ必要があるのですが、私が訪れた時間はたまたま2駅先の富野まで行って折り返す電車だったので、簗川では降りずに、この長い名前の駅で降りることで、下車駅も増やせます。

 ホームからは駅名にもなっている、やながわ希望の森公園が見えるのですが、残念ながら冬場は営業しておらず、公園内のSLに乗ることもできません。

 駅舎は閉鎖されており、中には入れませんでした。
 埃まみれになっていますが、そこまでの廃墟感はないので、希望の森公園の営業が再開する4月になったら開けるのかもしれません。

 12:10 富野から折り返してきた先ほどの電車に乗って、1駅手前の梁川に戻ります。

 12:12 梁川で下車。この列車はそのまま福島へ戻っていきます。
 槻木行きの列車までまだ30分弱あるので、外に出てみます。

 梁川駅は近くに車庫もある拠点駅ですが、駅舎自体はそんなに大きいものではないです。

 駅舎の中には手打ちそばが食べられる蕎麦屋がありました。
 お昼時なのか提供に少々時間が掛かっていて待っている人もいるみたいで、また時間がある時に食べてみたいですね。

 梁川駅の南側には車庫があり、この駅が路線の車両運用の拠点となっています。

 12:35 槻木からの列車が到着、折り返し12:41発の槻木行きとなるので、この列車に乗ります。
 紫の次はピンク色で、何やらラッピングがしてあります。

 車内はポケモンのラッピングがしていて、福島寄りがピンク、槻木寄りがブルーのカラーになっています。
 子どもらが乗るのに楽しそうな装飾です。

 富野を過ぎると列車は山間に入っていき、阿武隈川を見ながら進みます。
 富野から丸森までの3駅ほどが川沿いの風景を楽しめます。
  
 13:01 梁川から20分で丸森に到着します。

 1982年8月に来て以来となる41年ぶりの丸森駅ですが、今回は時間がないので下車はせずにホームにだけ下りて、そのまま乗っていきます。

 丸森を過ぎると一気に車窓が開けて、一面の田んぼになります。
 昔はここをのんびりと気動車で走ったものですが、遠い昔の思い出。

 左から東北本線の線路が近づいてきて、いよいよ終点の槻木に近づいてきます。

 13:28 終点の槻木に到着
 乗り継ぎ時間も含めて2時間のあぶくま線の旅が終わりました。

 2日目の続きは仙台市地下鉄完乗編としてお送りします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4年ぶりの南東北へ(2日目-1・福島交通編)

2024-01-07 |  出撃 at 東北地方
 .南東北3県をぐるっと回る
 前編では名古屋から会津若松までの往路の様子を書きましたが、次は2日目の様子として、福島編をお送りします。
 2日目は早朝に会津若松を出発して、福島・宮城県内の乗り残している区間を乗り潰して、夜に会津若松に戻ってくるという予定です。
 青春18きっぷを使う方法もありますが、南東北エリアを回るのにちょうど都合のよいきっぷがあるのでそれを使うことにします。

 それが左にある「小さな旅ホリデーパス」で、宮城県を中心に山形・福島の一部がフリー乗降エリアになっていて、1日乗り放題で値段も2,720円と、関東圏や東海圏のホリデーパスと変わらない値段なので十分に使えます。
 しかも福島-新庄間では特急券を買うだけで山形新幹線にも乗れるので、青春18きっぷよりも効力が強い1枚です。
 ホリデーパスなので土休日しか使えない筈ですが、学生利用を考慮して、夏休みや冬休みなどの期間中は平日でも使えるよう便宜を図っているので、今日は1/4平日ですが、この切符を買って1日回ることにします。
 なお未乗区間はいずれも私鉄・第三セクター・公営交通などのJRではないため、実際の乗り潰しにはそれぞれの区間の乗車券が別途必要になります。JR東海や九州のように管轄区域の16私鉄もまるごと1枚で乗れる切符があればいいのですが、東北地方も昔一時的にそのようなきっぷを企画されていましたが、今はありません。




 6:36 会津若松発 朝2番の郡山行き列車に乗ります。
 朝の通勤時間帯ということで、4両編成だったのですが、まだ学生が休みなので、電車は空いていました。

 異常ともいえる暖冬で、全然雪景色が見られません。
 ここは磐越西線の中でも標高が高い猪苗代周辺なのですが、全く雪がありませんね。こんな光景見たことないです。スキー場とか悲鳴を上げてるかも知れません。

 郡山に朝8時前に到着、福島方面行きの電車の接続が悪くて、磐越西線の列車が到着する数分前に出る意地悪ダイヤを組んでいるので、50分程度郡山で待つ羽目になります。(急ぎたいなら新幹線に乗れという誘導施策には乗りません、しかもぼったくり価格ですからね)
 時間があるので駅から外に出てみます。

 駅前のアーケード通りを歩いてみます。
 郡山には何度か寄っていて、駅を出て正面にあるローソンや、ヨドバシの入っているビルなどに入る事はありますが、こうして通りを歩いたのは東日本大震災の翌月、ちょうど最大余震に見舞われて再び鉄道がストップしてしまった日以来の約13年ぶりとなります。あの時に夕食で入った洋食屋のお店はもうなくなっていました。
 正月休みがまだ長めに取っているのか、人通りも全然ありません。

 郡山8:42発の福島行きの電車を待っていたら、あーあ、やってきました。
 「東北本線大嫌い」となる元凶の車両、701系です。これも4両編成でしたが、福島方の2両が1500番台だったので、クハの便所横の壁にもたれられる席を確保。少しは楽に移動できます。
 
 電車の中で朝食にしようと、パンとカフェラテを買ったのですが、電車が出発するまでにパンはさっさと食べて、コーヒーはゆっくり飲もうかと思っていたのですが、この駅カフェの上蓋が優秀で、紙製のため唇当りが熱くなくて、すぐに飲めてしまいました。薄いプラスチックの蓋って、口当たりが熱くてなかなか飲めないんですよね。この改良をマクドでもなくセブンでもなく、JRのコンビニがやってしまう所が凄い!


 .まずは福島交通から 
 福島県内で残っているのは福島交通全区間と阿武隈急行の丸森-福島、あとは野岩鉄道の3区間で、今日は全社の2区間の乗り潰しを行います。

 福島駅でJRの改札を出て、北側の飯坂電車と阿武隈急行の窓口が並んでいるのですが、阿武隈急行の窓口でこの切符を購入。
 1,500円で福島交通と阿武隈急行の2路線ともに乗り放題となる切符なのでお得です。
 福島→槻木の片道だと980円ですが、福島→飯坂温泉の片道だけで370円するので、往復すると740円ですから、この時点で元が取れています。

 福島駅の私鉄ホームは、それぞれの鉄道が片側だけを使用するので、両鉄道ともに単線行き止まり区間となっています。阿武隈急行の場合はすぐにJRの線路に合流するのでいいですが、福島交通の場合は2駅手前の美術館図書館前駅から単線終端駅となるので、福島駅では比較的早く折り返していきます。

 元東急1000形は18m3扉の車体なので、地方私鉄には引っ張りだこのお手頃車体になっていて、相互乗り入れしていた営団日比谷線の3000形や、03形ともども人気車両でrす。

 電車は福島市の市街地の中を進む、これと言って何の見どころも無さそうな沿線ですが、最後の2駅ほどで急に辺たりの景色が広がるようになってきます。

 住宅街が切れて、パッと果樹園の景色に変わります。
 桃の木かな?

 景色が広まったのも束の間、電車はスピードを落としてまた街の中へ入っていきます。
 まもなく終点の飯坂温泉に着きます。

 飯坂温泉駅の構内
 電車が到着した時だけ、改札口に係員が立ちますが、乗車時はICカードを持っていなければ窓口で切符を買うだけなので、入場時に係員は立ちません。

 改札内には貸自転車が置いてあり、中には温泉娘のボードが取り付けられた痛自転車もあります。
 この痛自転車で温泉街を回る兵はいるかな?

 飯坂温泉駅は道路より1階分低い場所にあり、改札を出たら階段を上がって、駅前に出ます。
 ここでも温泉娘の看板が観光客を出迎えます。

 駅がある建物の一角には、このような温泉娘をモチーフにしたミニ神社なるものがあって、狭い一角なので見逃してしまいそうですが、見つけた人は中に入ってみるのもよいでしょう。

 飯坂温泉といえば、東北を代表する温泉街の一つですが、結構営業していなさそうな建物も見られました。
 インバウンドの外国人客からしたら、フクシマの宿とかまだまだ抵抗があるのかも知れませんね。社民党や立憲共産党・れいわなどのゴミクズ国賊政党が未だに福島の風評加害してますからね。
 さて今日はゆっくり温泉に漬かっている時間は無いので、次の電車で折り返します。

 10:49 途中、福島の2駅手前にある「美術館図書館前」駅で下車しました。
 東北本線と住宅地に挟まれた狭い空間に行き違い交換用のスペースがある狭隘な駅です。

 小さいながらもキレイな駅舎がありますが、座れる椅子はありません。
 寒いときはここに入って待つと良いでしょう。

 11:11 美術館図書館から飯坂温泉方面へ逆戻りして泉駅で下車します。
 昼からの阿武隈急行の列車本数が少なく、乗り継ぎ時間まで1本余裕があるので、こうやって逆戻りすることで、2駅分下車駅を増やすことができました。

 この後、阿武隈急行の乗り潰しになりますが、続きは次の記事で。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする