地域の農耕地で育ったモズ(百舌鳥)のきょうだいたち
日に日にたくましく育ち 狩りの成功率も上がっているようです。
時にケンカや追いかけっこのような動きも見せますが、
三羽確認しているモズの幼鳥たちは仲睦まじい様子です。
日に日にたくましく育ち 狩りの成功率も上がっているようです。
時にケンカや追いかけっこのような動きも見せますが、
三羽確認しているモズの幼鳥たちは仲睦まじい様子です。
今日の主役は、モズきょうだいの父親になります。
その雄のモズには尾羽が一本もありません。
見晴らしの良い所に止まって尾羽を上下に動かすモズお得意の所作もできません。
巣立った子供たちを見守る後ろ姿は、まるで別種の鳥のようにも見えます。
この尾羽を失くしたモズ♂に気づいたのは、2カ月ほど前でした。
2023年4月22日撮影
上の写真の撮影時は、まだ一本だけ辛うじて尾羽が残っていました。
色艶を失った姿で高鳴きを繰り返す姿を見て、その辺りに巣があると察しがつきました。
以来、無事に巣立ってほしいと願いつつ その木の周辺を避けるように探鳥していました。
ほぼ2カ月後、こうして元気に飛び回るモズの幼鳥たちの姿を見ることができました。
モズ父さんの背景に見えるのは、農地の向こうに建ち並ぶ民家の屋根と高層住宅です。
モズ(百舌鳥)Bull-headed shrike 全長約20㎝
スズメ目モズ科モズ属
今日は「父の日」
野鳥の世界にも人間と同じく、身を粉にして我が子を育て上げるお父さんがいるというお話でした。
この農耕地は越冬するモズが多い人気のエリアです。
きっと縄張りを確保するため、激しい戦いもあったのでしょうね。
二か月経っても尾羽が生えてこないのは少々気になるところです。
本当に「ご苦労様」と声をかけたくなる姿でした。
これからは自分の栄養になるご馳走をたくさん食べて、滋養をつけてもらいたいですね。
緑の風さんのブログではエナガの子育てを紹介なさっていましたね。
尾羽がないと、バランスやブレーキなど飛ぶのに苦労するのでしょうね。
それでも一生懸命に子育てする野鳥の親の姿は尊いですね。
写真のお父さんモズも、立派に子どもたちを巣立たせ次世代に命を繋ぎました。
オズの尾、痛々しいですね。モズのお父さんは、抱卵していた奥様の餌運びから始まって、
子供たちへの給餌も加わって、とても大変だったと思われますね。
子供たちが元気に巣立っているということは、このお父さんは、こんな尾であっても、
立派に役割を果たしたということですよね。ご苦労様です!と言ってあげたいですね。
モズの尾はトレードマークのようなものですからね。再生できるといいのですが。。。
私は今年の3月、尾羽がないエナガに出会いました。
そのエナガもペアで巣作りから餌運びをがんばってしておりました。
しかし、やがて姿が見えなくなり、巣の近くに来るのはみな尾羽の長いエナガでした。
4月、やがてヒナは巣立ったようですが、尾羽のないエナガはとうとう見当たらず、
心配したことがありました。
闘いと子育て期、換羽期がかさなったのでしょうか。
二か月も尾羽が生えていないのは、異例の事のようにも思えます。
ひょっとしたら、高齢のお父さんなのかもしれません。
子どもたちの独立も近そうです。次は自分のために狩りをしてほしいですよね。
縄張り争いの渦中で尾羽を失ったのでしょうか?
そこへ換羽期が重なったのかもしれませんね?
ヒナに餌を運ぶため、親鳥の栄養状態が良くないのかもしれません。
おかげで子供たちは元気に育ちました。立派なお父さんですよね。
でもこのパパは別物、家族を守るために戦った跡でしょうか?。
早く尾羽が生えてくれば良いですね。
よくぞこんなに詳細な写真を写されましたネ。
身を粉にして子育てしたモズのお父さんの末路の姿かと思うと胸が締め付けられます。
親鳥であれば、達成感のある横顔と信じたいデス。