気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

スズメを撮ろう!

2022年12月16日 | スズメ

信号待ちの間に見かけたスズメ 

冬の朝日に照らされた横顔が無垢に見えて
思わずシャッターを押しました。



「撮られている」と気づくいて表情に険しさが

スズメは意外と厳しい目つきに写ることが多いです。
自然界ではそれだけか弱い存在で常に緊張して生きているのでしょう。



特に住宅地や人家から距離を置いて暮らしているスズメは警戒心が強いです。




自家菜園にモミ殻がまいてありました。
脱穀の際に出るモミ殻をこうして畑にまくと、肥料や霜よけにもなるそうですね。
中身が残っているのか、100羽を越すスズメの大群が押し寄せていました。




ヒトや車が通ると一斉に飛び立って、近くの電線に連なって止まり待機。
安全を確認するとモミ殻を食べに戻る動きを繰り返していました。




スズメ(雀)Tree Sparrow 全長約15㎝
スズメ目スズメ科スズメ属


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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朝日に輝いて イソシギ

2022年12月13日 | シギの仲間 2021~

イソシギの背の茶色は「べったりした」「単調な」と表現されることが多いですが、
朝日を浴びると、金色に輝く幾何学模様が浮かび上がります。
「目から鱗が落ちる」と感じる瞬間です。










後はマガモ♀でしょうか。


コガモ♂の近くへ


イソシギ(磯鴫) Common sandpiper  全長約20㎝
チドリ目シギ科イソシギ属

◆イソシギ e-bird
https://ebird.org/species/comsan?siteLanguage=ja


同じ護岸壁ではコガモたちが日光浴していました。
イソシギに限らず、昇る朝日は鳥たちの羽をひときわ美しく見せてくれます。





コガモ(小鴨) Common Teal 全長約37㎝
カモ目カモ科マガモ属



今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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私が!ここにいる! モズ子の叫び

2022年12月12日 | モズ

対岸からギチギチギチギチ・・・というモズの高鳴きが聞こえてきました。

その声に対抗して電線に一羽のモズが止まって高らかに鳴き始めました。
鋭い爪のある足でワイヤーをしっかりとつかむメスのモズ
「私がここにいる! ここは私のもの!近づくな!」
大きく口を開け四方に向けて 叫ぶように鳴き声を響かせます。












秋から冬にかけて単独で縄張りを構えて暮らすモズ
より多くの食物を得るため環境の良い縄張りの確保は重要です。
まずは高鳴きで「なわばり宣言」を繰り返し、侵入者が現れればスクランブル発進!ケンカ上等!
冬の訪れとともに、モズの高鳴きもだんだんと聞かれなくなっていきます。




モズ(百舌鳥)Bull-headed shrike 全長約20㎝
スズメ目モズ科モズ属


◆野鳥の鳴き声を楽しもう モズ   日本野鳥の会埼玉
https://www.wbsj-saitama.org/yacho/koe/12.html


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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ヒシクイ 黒いクチバシで

2022年12月11日 | ガン・ハクチョウの仲間

前回登場のマガンの相棒は、ヒシクイです。
マガンより一回り体が大きく、兄貴分と言った風体です
頑強そうな黒いクチバシの先端近くは鮮やかなオレンジ色です。










マガンと同じく、群で越冬することの多いヒシクイですが、このヒシクイもなぜかお一人様
右目を痛めているように見えるのが気になるところです。



ヒシクイ(菱喰)  Bean goose 全長80~100㎝
カモ目カモ科マガン属 


◆ヒシクイの特徴は?
https://er-animal.jp/pepy/24871



オオヒシクイ(大菱喰) 

2022年2月撮影

ヒシクイの亜種・オオヒシクイが昨年、地域の別のため池で越冬。
その間に撮影した写真を三枚






◆オオヒシクイってどんな鳥? 茨城県稲敷市
http://relaxbach.sakura.ne.jp/hisikui/menu/donna.html




今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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マガン 白い額の雁

2022年12月10日 | ガン・ハクチョウの仲間

地域のため池に滞在しているマガンとヒシクイ
今回は、マガンにスポットを当ててみました。

群から離れてヒシクイと行動をともにしていますが、
この朝のは、池の水鳥たちの間に埋もれるように過ごしていました。














相棒のヒシクイ 


マガン(真雁)Greater white-fronted goose 全長約72cm
カモ目カモ科マガン属



2019年撮影

↑ マガンの一番の特徴は「白いおでこ」 英名のwhite-fronted goose、中国名は白額雁、いずれも白い額のガンという意味です。
↓ もう一つ、お腹の黒い縞模様もマガンの特徴です。


2019年撮影

◆マガンってどんな鳥? 美唄市
https://www.city.bibai.hokkaido.jp/site/miyajimanuma/35.html



今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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師走の木の実

2022年12月09日 | 花や昆虫 2022~

師走の散策で見かけた木の実を並べてみました。
まずは、マユミ
紅色の紙風船のような外皮が裂けると真っ赤な実が顔を出します。






ピラカンサ




トウネズミモチ




ガマズミ
 野鳥が好んで食べに来ますが、人通りが多い時間は待ちぼうけ率が高いです。




サンシュユ
 黄色い花が咲いていたのを覚えていました。



ホンコンヤマボウシ
 一般的なヤマボウシよりずっと実が小さいです。




ボケ
 実りの時期は10月頃なのに、一個だけ残っていました。木守?


プリペットまたはプリベット
 イボタノキやネズミモチの仲間だそうです。


 
??  樹木ではなく、公園の花壇の植物の種子?
なんでしょう?


ソングバードさんよりコメント欄にて カンナの仲間の「ダンドク」と教えて頂きました。
ソングバードさんいつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
https://mirusiru.jp/nature/flower/dandoku



今日も最後まで見ていただきありがとうございました。


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マガンとヒシクイ

2022年12月09日 | ガン・ハクチョウの仲間

地域のため池にマガンヒシクイが滞在しています。
種の異なるお一人様が2羽寄り添うように行動を共にしています。

通常は、群で行動することの多い マガンやヒシクイ
この二羽がコンビを組むに至るまで どんないきさつがあったのでしょう。









クチバシの黒いのがヒシクイ(菱喰)  Bean goose 全長80~100㎝
クチバシがピンク色の方がマガン(真雁)Greater white-fronted goose 全長約72cm


 


撮影時は曇天で色が出ませんでした。
日を改めて晴天時に写真も撮ったので、後日掲載したいと思っています。

アオサギさんと



カルガモと


ヒドリガモ♂と



セグロカモメ?でしょうか?


タゲリ


ヒシクイ(菱喰)  Bean goose 全長80~100㎝
カモ目カモ科マガン属 

マガン(真雁)Greater white-fronted goose 全長約72cm
カモ目カモ科マガン属



◆ヒシクイってどんな鳥? 茨城県稲敷市
http://relaxbach.sakura.ne.jp/hisikui/menu/donna.html


◆マガンってどんな鳥? 北海道美唄市
https://www.city.bibai.hokkaido.jp/site/miyajimanuma/35.html



今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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ヤマガラ 木の実大好き!!

2022年12月08日 | ヤマガラ

ヤマガラがハナミズキの赤い実を採りにやってきました。
食べずにどこかへ持ち去って貯食しているようでした。

働き者のヤマガラ 仕事の合間に枝に止まって一休み。
次はどの実にしようか?選んでいるのでしょうか?





ジョウビタキ♀に追い立てられて、赤い実をついばむ瞬間は撮れませんでした。



先日も掲載したのと同じユリノキで種子を採取するヤマガラ
二羽が繰り返し飛来して仕事に精を出していました。




器用に翼果を一枚抜き取っては 根元から種を外しどこかへ運んでいきました。






ヤマガラ(山雀)Varied tit 全長約14㎝
スズメ目シジュウカラ科ヤマガラ属




◆ヤマガラの貯食 あきた森づくりサポートセンター 森と水の郷 あきた
http://www.forest-akita.jp/data/bird/44-yamagara/yamagara.html



今日も最後まで見ていただきありがとうございました。



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ツグミ密猟で焼き鳥に!?

2022年12月07日 | ツグミの仲間

渡来後間もない初冬の頃は 樹上にいることの多いツグミですが
日曜の朝 出会った一羽は二歩踏み出せば手が届くほどの近さでした。

落ち葉にまぎれるように微動だにせず どこか一点を見つめています。
私も動きを止めて その場に立ち尽くしたまま撮影を続けていると、
やがてツグミは数歩進んでは止まる「だるまさんが転んだ」を始めました。

通常は静音に設定しているので、シャッター音で鳥を脅かすことはありません。







その昔、ツグミかすみ網で大量に捕獲され「焼き鳥」にされていたそうです。
『鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律』でかすみ網は「鳥獣の捕獲等の目的での所持や販売は原則禁止」されていますが、
現在でも観賞用や食用としての野鳥の需要は高く、かすみ網を用いた密猟は後を絶たないのが実態だそうです。
 (参考:ウィキペディア)

野 鳥 の 密 猟
このページでは、メジロやオオルリ、ウグイス等の野鳥の密猟や違法飼養の実態、野山で密猟を見かけた場合の対処方法について紹介します
https://www.asahi-net.or.jp/~hf8k-nsmr/mitsuryou.html











ツグミ(鶇)Dusky thrush 全長約24㎝ 
スズメ目ツグミ科ツグミ属


◆かすみ網 ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%99%E3%81%BF%E7%B6%B2



今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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タゲリを探せ!

2022年12月06日 | チドリの仲間

水抜き中のため池は日に日に水かさが減っていきます。
浅瀬で休息中のカモたちの群の中に5羽のタゲリの姿も。

玉虫色に輝くメタリックカラーの羽毛 ちょんまげ風の冠羽
タゲリは田んぼの貴婦人・貴公子と讃えられる美しいチドリの一種です。



オナガガモの近くでいっしょになって羽のお手入れ








ヒドリガモやオナガガモの群はお休み中
タゲリもウトウト 眠くなってきたようです。












在庫より 
徒歩で散策中 農道に降りたところを撮りました。

警戒心の強いタゲリには珍しいことです。


タゲリ(田鳧、田計里)Northern lapwing 全長約32cm
チドリ目チドリ科タゲリ属


最後まで見ていただきありがとうございました。


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ヨシガモ 華麗なる男子ペア

2022年12月05日 | カモ 2022年秋~
 
華麗な姿のヨシガモ男子ペア
 つかずはなれず 仲良く池で採食
 群の仲間より一足早く到着したのでしょうか。


















ヨシガモ(葦鴨) Falcated duck 全長約48㎝
カモ属カモ科マガモ属



◆e-Bird ヨシガモ
https://ebird.org/species/falduc?siteLanguage=ja


※ 前回の続きなので今回はコメント欄を閉じています。

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エナガとセイタカアワダチソウ

2022年12月04日 | エナガ

一年中緑の葉をつける松の木は、小さな虫の宝庫
エナガ、シジュウカラ、メジロ、冬にはキクイタダキなど
小鳥たちの混群が採食に訪れることが多い樹木です。

この朝は、エナガの群がにぎやかに松の枝から枝へ飛び回っていました。




松の木を離れたエナガたちは、続いてセイタカアワダチソウに飛び移りました。








  







エナガ(柄長)Long-tailed Tit 全長約14cm
スズメ目エナガ科エナガ属


蜜源植物として北アメリカから移入されたセイタカアワダチソウ
名前のとおり丈高くあたり一面に繁茂する性質から嫌われものの外来植物の筆頭にあげられます。
セイタカアワダチソウは、他の植物の成長を阻害するような化学物質を出すそうです。
このアレロパシー物質は、微生物に分解されにくく土壌に蓄積していくとのこと。
やがて、セイタカアワダチソウ自身もアレロパシー作用の悪影響を受け
年々代を重ねるごとにかつての勢いは衰えていく物悲しい運命だとか・・・

◆外来種セイタカアワダチソウの生存戦略
https://biome.co.jp/biome_blog_042/



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ハナミズキの赤い実を食べるシジュウカラ

2022年12月03日 | シジュウカラの仲間

公園のハナミズキの実が赤く熟して食べごろとなりました。
シジュウカラは次々と実をもいで「おかわり」しています。

「どれにしようか?どの実が美味しいかな」
しっかり吟味しているように見えました。

















シジュウカラ(四十雀) Japanese tit/ Oriental Tit  全長約14cm
スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属


◆シジュウカラ アニマルマガジン(動物とカメラがもっと好きになる)
https://goopass.jp/animal/bird/book/sizyukara


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ナベヅル 緊急避難??

2022年12月02日 | 強く記憶に残る鳥たち

世界的なツルの越冬地として知られる鹿児島県の出水平野に激震が走っています。
鳥インフルエンザの感染が急激に拡大、11月30日時点で衰弱や死亡が確認されたツルの数は995羽に上るそうです。

一方で、韓国の有名な越冬地・順天湾で、最近になってナベヅルが「急増」し、1万羽近い個体が観察されたとのこと。
鹿児島県出水平野の鳥インフルエンザ感染を避け、ナベヅルが大挙して移動しているのでは?と推察されています。

ナベヅルの生息数は世界全体でも1万5千羽程度と推定され、世界的に絶滅が危惧されています。
毎年8~9割のナベヅルが出水平野で越冬するだけに、今後の感染状況が心配されます。


※2019年11月撮影  郊外の農耕地にナベヅル二羽が飛来した際の写真です。









◆ルポ「死のトンネル」を避けて日本から韓国移動したナベヅルの群
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/45204.html

◆ツルも危険を察知? 鳥インフル急拡大の出水から韓国に緊急避難か 
 「北に帰って行った」目撃情報も複数  西日本新聞社
https://nordot.app/970873746904498176?c=62479058578587648








ナベヅル(鍋鶴) Hooded crane 全長約100cm
ツル目ツル科ツル属

◆ナベヅル・マナヅルってどんな鳥? 日本野鳥の会
https://www.wbsj.org/activity/conservation/endangered-species/crane-hogo/crane-whatis/


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マガモ何色? 紫?緑?

2022年12月01日 | カモ 2022年秋~

朝日を浴びて飛ぶマガモを撮影した際の写真です。
オスのマガモの頭部は緑色に見えることが多いのですが、
連写した中の一枚ではオスの頭部は紫色に写っていました。

他のカモ類と同じく マガモのオスは繁殖期以外はメスに似た地味な羽色をしています。
恋の季節を迎えるとメスに求愛するため、構造色を使った目立つ姿に変身します。
光の加減によってきらめく構造色は、一瞬で緑から紫、紫から緑へと変わります。




同じ時に撮った飛翔写真でも先頭のマガモ♂の頭部は緑色に写っています。


この一枚では紫色に。緑から紫へとあっという間に色が切り替わります。











マガモ(真鴨)Mallard  全長約60㎝
カモ目カモ科マガモ属


◆生物の構造色
東京理科大学 理工学部 物理学科 吉岡研究室(Yoshioka Lab)
http://www.yoshioka-lab.com/research/rsindex.htm


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