ムッチャンのイレギュラーマガジン・35
『Facebook止めてみませんか』
昨夜(5/4夜) こんなツイートをしてみました。
Facebookをやめた。あれは、やっぱりバーチャルな繋がりでしかない。友だちの友だちは友だちじゃないし、リアルな関係もバーチャルにしてしまう。SNSは一つあればいい。Twitterは言いっぱなしでも済むし、わたしには、これが気軽で似合っている。
半日たつと、30人あまりの人がリツイートしてくださり、同じように感じている人たちが多いなと感じ入っております。
むろんFacebook愛好者の皆さんからの反対があることを承知で書いています。
水交という言葉をご存じでしょうか。
「 君子の交わりは淡きこと水のごとし」という「荘子」の「山木篇」に出てくる言葉からとったもので、海上自衛隊の「水交会」旧海軍の「水交社」に、その名前として残っています。
本当の友だちと言うのは、互いに深入りせずに、ここ一番と言う時に声を掛けるぐらいがいい。そう書いたあとで、「つまらぬ小人物の交際は、まるで甘酒のように甘く、ベタべタした関係であり、一時的には濃密のように見えても、長続きせず、破綻を招きやすいものだ」と書いています。
わたしはFacebookオンチで、「いいね」一つ押すのにも考え込んでいました。一部はいいんだけど、他はいいと思わない。それでも「いいね」は一択なのです。正直に書こうとすると、直ぐに原稿用紙5枚分ぐらいになり、それをアップロードすると、あらぬ誤解を受けて反発されたり、反応が無いと小人なので「コノヤロー!」と無用に憤慨してしまったりします。
また、Facebookの基本的な精神は「友だちの友だちは、みんなともだちだ。世界に広げよう友だちの輪!」というタモリでさえ止めてしまった幻想的な友達精神です。
当たり前に考えれば「友だちの友だちは他人」です。
友だちの投稿を読んでいると、その友だちが、意外にも不倶戴天の人間……とまではいかなくとも、全然意見も気質も違う人間だと知れます。人間はリアルな日常では「こいつは某のこと嫌いやったなあ」と忖度し、あえて話題にもせず、人の心を大切にします。
それがFacebookでは丸出しなのです。で、仲の良かったともだちも「こんなやつやったんか!」ということになります。
個人的な資質ですが、わたしは教職にある人には厳しいところがあります。
ある時、友だちの友だちの高校教師が。履歴の職業欄に「劇団名」を書いているのを発見。つい「兼職禁止規定にひっかります」と書いてしまいました。すると「私憤をぶつけんといてほしいなあ」と書かれました。そのころのわたしは高校演劇は、まだまだ救いがあると思い、ブログなどでいろいろ書いていました。それで大阪の高校演劇の世界では「変なオッサン」で、通っていました。
実際、この兼職禁止がやかましく言われるようになってから劇団活動(アマチュア)を自粛した人もいます。
で、わたしは、ご当人の管理職に電話までしました。府教委に言えば処分対象になり、教師たたきの好きなマスコミは、直ぐに三面のトップに出してしまいます。結果、ご当人の機嫌を損ねただけで、気持ちの悪い終わり方をしてしまいました。
つまり、知らなくていいことを知ってしまい、いらぬ人間関係のこじれを作ってしまい、極端な場合、現実の友だちを失うこともあります。
亡くなった米朝さんが弟子に、こんな言葉を残しています「人間知らいでもええこともあんねんで」 そう知らなくていいことまで知って、少し頭を冷やせば「どうでもいいこと」に時間と頭を使ってしまいます。
わたしは単細胞なのでFacebookをやっていたころ、かなり年下の後輩に「誕生日おめでとう……」を400字ほどで打ちました。結果返事は来ません。無性に腹が立ちます。調べると、この子には「友だち」が100人近くいました。いちいち返事は書いてはいられません。おそらく、その他大勢の中に紛れ込んで、本人も気づいていないのでしょう。
で、考えてみると、そいつに、いままで「誕生日おめでとう」などとリアル世界では言ったことなどないのです。Facebookは、よくできた総務課のように「友だち」の誕生日まで、教えてくれます。いらんお世話です。
関係が「友だち」「親しい友だち」など友だちのつくものしかないのも問題です。友だちなら「誕生日おめでとう」ぐらい言わなければならないような錯覚におちいります。
Twitterは「フォローする」しかありません。基本的にツイートもしっぱなしでいいのです。字数も少なく(何十回もチェ-ン投稿するような市長さんもいますが)受け取り側も読みっぱなしですみます。
脳みそとハートのキャパから言ってもTwitterぐらいがいいのではないでしょうか?
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お申込の際は住所・お名前・電話番号をお忘れなく。
青雲書房。 mail:seiun39@k5.dion.ne.jp ℡:03-6677-4351
『Facebook止めてみませんか』
昨夜(5/4夜) こんなツイートをしてみました。
Facebookをやめた。あれは、やっぱりバーチャルな繋がりでしかない。友だちの友だちは友だちじゃないし、リアルな関係もバーチャルにしてしまう。SNSは一つあればいい。Twitterは言いっぱなしでも済むし、わたしには、これが気軽で似合っている。
半日たつと、30人あまりの人がリツイートしてくださり、同じように感じている人たちが多いなと感じ入っております。
むろんFacebook愛好者の皆さんからの反対があることを承知で書いています。
水交という言葉をご存じでしょうか。
「 君子の交わりは淡きこと水のごとし」という「荘子」の「山木篇」に出てくる言葉からとったもので、海上自衛隊の「水交会」旧海軍の「水交社」に、その名前として残っています。
本当の友だちと言うのは、互いに深入りせずに、ここ一番と言う時に声を掛けるぐらいがいい。そう書いたあとで、「つまらぬ小人物の交際は、まるで甘酒のように甘く、ベタべタした関係であり、一時的には濃密のように見えても、長続きせず、破綻を招きやすいものだ」と書いています。
わたしはFacebookオンチで、「いいね」一つ押すのにも考え込んでいました。一部はいいんだけど、他はいいと思わない。それでも「いいね」は一択なのです。正直に書こうとすると、直ぐに原稿用紙5枚分ぐらいになり、それをアップロードすると、あらぬ誤解を受けて反発されたり、反応が無いと小人なので「コノヤロー!」と無用に憤慨してしまったりします。
また、Facebookの基本的な精神は「友だちの友だちは、みんなともだちだ。世界に広げよう友だちの輪!」というタモリでさえ止めてしまった幻想的な友達精神です。
当たり前に考えれば「友だちの友だちは他人」です。
友だちの投稿を読んでいると、その友だちが、意外にも不倶戴天の人間……とまではいかなくとも、全然意見も気質も違う人間だと知れます。人間はリアルな日常では「こいつは某のこと嫌いやったなあ」と忖度し、あえて話題にもせず、人の心を大切にします。
それがFacebookでは丸出しなのです。で、仲の良かったともだちも「こんなやつやったんか!」ということになります。
個人的な資質ですが、わたしは教職にある人には厳しいところがあります。
ある時、友だちの友だちの高校教師が。履歴の職業欄に「劇団名」を書いているのを発見。つい「兼職禁止規定にひっかります」と書いてしまいました。すると「私憤をぶつけんといてほしいなあ」と書かれました。そのころのわたしは高校演劇は、まだまだ救いがあると思い、ブログなどでいろいろ書いていました。それで大阪の高校演劇の世界では「変なオッサン」で、通っていました。
実際、この兼職禁止がやかましく言われるようになってから劇団活動(アマチュア)を自粛した人もいます。
で、わたしは、ご当人の管理職に電話までしました。府教委に言えば処分対象になり、教師たたきの好きなマスコミは、直ぐに三面のトップに出してしまいます。結果、ご当人の機嫌を損ねただけで、気持ちの悪い終わり方をしてしまいました。
つまり、知らなくていいことを知ってしまい、いらぬ人間関係のこじれを作ってしまい、極端な場合、現実の友だちを失うこともあります。
亡くなった米朝さんが弟子に、こんな言葉を残しています「人間知らいでもええこともあんねんで」 そう知らなくていいことまで知って、少し頭を冷やせば「どうでもいいこと」に時間と頭を使ってしまいます。
わたしは単細胞なのでFacebookをやっていたころ、かなり年下の後輩に「誕生日おめでとう……」を400字ほどで打ちました。結果返事は来ません。無性に腹が立ちます。調べると、この子には「友だち」が100人近くいました。いちいち返事は書いてはいられません。おそらく、その他大勢の中に紛れ込んで、本人も気づいていないのでしょう。
で、考えてみると、そいつに、いままで「誕生日おめでとう」などとリアル世界では言ったことなどないのです。Facebookは、よくできた総務課のように「友だち」の誕生日まで、教えてくれます。いらんお世話です。
関係が「友だち」「親しい友だち」など友だちのつくものしかないのも問題です。友だちなら「誕生日おめでとう」ぐらい言わなければならないような錯覚におちいります。
Twitterは「フォローする」しかありません。基本的にツイートもしっぱなしでいいのです。字数も少なく(何十回もチェ-ン投稿するような市長さんもいますが)受け取り側も読みっぱなしですみます。
脳みそとハートのキャパから言ってもTwitterぐらいがいいのではないでしょうか?
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