*茶じる
茶じるは、江戸時代煎茶の製法が永谷宗円によって考案され、今も宗円の生家の残る、宇治田原では、自宅から離れた畑仕事のおり、お茶を沸かし簡単に作れる汁物が食べられた。
身欠ニシンを茶じるの具に、花カツオやネギを乗せて食べるとか。
身欠ニシンを米のとぎ汁に前日漬け、ナスをそれぞれ焼き器に入れ、焼き薬味を入れ熱々のお茶を注ぐ、具材は決まりが無く、旬の野菜と塩干物の魚で良い。
時代の流れで農家の生活様式も変わり、茶じるも庶民の食べ物から遠くなったが、宇治田原(湯屋谷地区)ではウナギ茶漬けが受け継がれている。
*滋賀県の伊吹山の麓の農作業などに食べられた素朴な懐かしい味です。入れ物は、めんつといった木製の弁当箱だったとか。
① ニラは採りたての物を、3~4cmの長さに切る。
② 身欠き鰊を固いので叩いて、軽く焼く。
③ 焼いた鰊の上にニラを乗せ、鰹節や味噌を乗せて番茶(熱いお湯でも良い)をかけて出来上がり。