KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★ ベッドの方向

2005年07月19日 | KAORUの好きなものギャラリー
【アガパンサス】

この2連休は自分のベッドの向きを変えて、
ついでに部屋も大掃除。
ゆうべはプール目当ての息子とその友人達に誘われて、
けっこう渋々、近所のクアハウスに出かけたのだが、
思いもかけず温泉と露天風呂でゆったり気分。
掃除の疲れをさっぱり疲れを洗い流すことができた。


ベッドの向きを変えたのは、こんな理由からだ。

数ヵ月前、何人かとの会話の中で、
窓に頭を向けて寝ると、
夜中に魂が遊びにいっちゃうらしいよ。
そうすると起きてから疲れたり、
昼間気持ちが集中しなかったりするんだって!
と言う話を聞いた。

あっ!私、思いっきり窓に頭向けちゃってるわ。
ん~、でも別に元気だしな。
長細い部屋のベッドの方向を変えるのも大変だし。
気にしない、気にしない!
と実はちょっぴり気になりつつも、いつしか忘れていた。

だがしかし、ダメ押しする出来事が起きてしまった。

先月のハワイでのイベントで、参加者サイドと思われる
白人の中年男性に突然、指摘されたのだ。
(でも普通の一般の参加ではなく
何かしらの力を持っていたようだ。
私の周りにもなにやらメッセージを伝えていた。)

もちろん、彼は数ヵ月前の会話や私の思いを知る由もない。

「魂が夜遊びに行ってるよ。
だから心が地に足ついてないんだ」

何の脈絡もなくそんなメッセージを残していった。
私はとっさに頭上にある「窓」を思い浮かべた。
やっぱりすぐ変えよう。

この期に及んでそんなことあるはずないわ!
とさらに跳ね返せるほど
屈強な精神力は持ち合わせていない。

帰国後すぐに枕の位置だけを変えた。

1か月以上が過ぎ、ようやくこの休みで
ベッドごと方向を変える時間が持てた。
梅雨明けの昨日、汗だくになりながら。

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小さい体でベッドなどという重くて
大きなモノをよくぞひとりで動かせるものだ。
3姉妹で女子校育ち。花も女の世界で、
あまり周りに男性がいた記憶がない。
女の世界に身を置くということは、
女性らしさが身につくというより、
たくましくなる、ということである。

力仕事も含めていかに自分でできるか、
ということが思考回路の中心なので、
いい具合に知恵が働く。
もちろん、力も必要である。

重くてカサのはる花素材も
いつも気力と体力でなんとかなっている。

人間、なまじ頼れそうな相手がいると、
力になってくれない時にかえってストレスの原因と化す。
そんな頼り甲斐のあるツレや身内がいないと、
ひたすら自分の持てる120%の力を出し切るしかないのだ。

たまに気が向いた息子が手伝ってくれようものなら、
感謝感激だったりする。
人間は気持ちのありようで愛へと変わるか、憎しみへと導かれるか、
微妙でいて、実は単純な生きもののようだ。

できれば私は、憎しみや恐れや不安、
優越感も劣等感も脱ぎ捨ててシンプルに生きる
ライフスタイルを大切にしたいと思う。

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…で、ベッドの方向を変えた結果。

心が本当にすっきりとした。
まずは、それが第一番目。

そういえば今日、韓国人の生徒さんが言っていた。
漢方薬は効果が出るのに3か月はかかります。
西洋医学の薬みたいにすぐ効くことはありません。
だって、運動だって今日動いても
今すぐ健康にはならないでしょ!って。

なるほど私たちは、とかくすぐ目に見える
効果しか信じなくなってきているようだ。

向きを変えただけで、地に足がついたかどうかはわからない。
それでどこがどう変化していくのかまだ不明。

でも昨日、眠りにつく前、すごく嬉しかった。
今朝、目覚めた時、いつもより部屋が広々と感じた。
今日、ベッドカバーや枕カバーなど一式を
真新しいフローラルカラーで買い揃えた。

あ~、なんだかウキウキと気持ちいい!

速効性は期待せず、
まずはリフレッシュできたことに感謝をしたい。

まず、「いい」と言われることや、
チャレンジしたいなと感じたら、すぐに試してみる。
違ったな、と思えばすぐにまた方向転換。

そんな行動力も必要なようである。

そして思わぬ収穫にも出会うことができたら
それがなによりのギフトなのかもしれない。

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