KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

春の味、南の国から。

2010年03月08日 | KAORUの好きなものギャラリー
            【博多 蕾菜】

博多のスーパーで見つけた
期間限定 福岡産の蕾菜(つぼみな)は、
全長5cmほどの小さなミニチュア白菜のようなカタチ。
天ぷらにしようと思って。

いったいどんな味なんだろう。
期間限定、というパックのシールに書いてあった言葉に
つられて思わず買ってみた。

その他にこごみ、新ゴボウ、ツワブキも一緒に。

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北九州で、つくし、ユキノシタの葉、きびなごの天ぷらなど
早春のほろ苦い味を食べてきた。

天ぷらのつゆではなく、
イタリアの塩にちょこっとつけるだけのシンプルさ。

素材の豊かな春の香りが口の中に広がる。


我が家でも、
早春の味、春野菜のてんぷらを作ろう~!と思って
野菜売り場に向かってみたのだった。

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やはりところ変われば
見かけないものが並ぶスーパーマーケットは大好き。

日本でも、海外でもかならず足を運び、
その地域に根ざした食材やスパイス、
そして野菜やフルーツなどをじっくりと探す。

お花は、意外と日本は世界から取り寄せているのか
はたまた日本が最先端なのか、
どの国に行っても、馴染みのあるもばかりで
新しい種類や品種に出会ったことがない。
いつもさっとチェックするだけで通り過ぎてしまう。

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先週、マミフラワーデザインスクールの
春の講師セミナーに参加して、
男性デザイナーのデモンストレーションを見てきた。

日本の新進気鋭、男性フローラルアーティスト25名による
作品集の出版記念のデモで、作家たちの作品を
実際に生けていくイベント。


そのうちの一人、30代のアーティストは、
野菜と果物にこだわった作品が特徴。


花と一緒に、カラフルにふんだんにあしらわれている。


花を生ける最中に解説者件、コメンテーターが質問する。


「どうして野菜を使おうと思ったのですか?」


すると、
「同じ植物なのにお花屋さんに並ぶと“見る”もので
野菜売り場に並んでいると、“食べ”ものになる。
それが不思議だな、と思っていました。」

たしかに、
お花屋さんにある菜の花は“きれい”と思うのに
八百屋さんだと“おいしそう”という感覚に変わる。

同じものなのに、急に意識が変化する。


「ちなみに、どの野菜が一番好きですか?」


「ボク、野菜がニガテなんです。
だから野菜売り場に行っても、
“きれい”と思って見てしまうんです。」

そう言うと、会場があ~、なるほど。と
ざわめきが起こった。

野菜を食べないからこそ、
花との境界線がないのだった。

彼の目には、チューリップもにんじんもパセリも
同じように美しい素材なのだ。

ガラスの四角い器に何十本とまっすぐに詰められた
白いネギは白とグリーンのグラデーションが
とてもきれいだった。

ネギって本当に真っ白で、
先端の鮮やかな緑色とのコントラストがこんなにも
素晴らしかったんだ。
遠目で見ると今までに感じなかった新鮮な発見がある。


「その、今使った素材はベリーですか?」

「いえ、(房つきの)ミニトマトです。」



「トマトは好きですか?」

「いえ、トマトは特に嫌いです。」


「では、今使ったニンジンは食べられますか?」

「あ、ニンジンは大丈夫なんです。」


「どんなニンジン料理が好きですか?」

「カレーに入ってるニンジンが一番好きです!」


黙々と花を生けながら、予想外のコメントが
次々と飛び出し、笑いとともに作品が仕上がっていく。


そのプロセスとライブ感が、
デモンストレーションの魅力である。


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たくさんの刺激を受けると、
いろんなイマジネーションが湧いてくる。


4月のイベントもゼッタイ楽しいものにしたいな。

なんだか、夢がふくらむ今日この頃。


清水薫の「花の世界」も、
どんどん広げていこう~





















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