【博多 蕾菜】
博多のスーパーで見つけた
期間限定 福岡産の蕾菜(つぼみな)は、
全長5cmほどの小さなミニチュア白菜のようなカタチ。
天ぷらにしようと思って。
いったいどんな味なんだろう。
期間限定、というパックのシールに書いてあった言葉に
つられて思わず買ってみた。
その他にこごみ、新ゴボウ、ツワブキも一緒に。
*************************
北九州で、つくし、ユキノシタの葉、きびなごの天ぷらなど
早春のほろ苦い味を食べてきた。
天ぷらのつゆではなく、
イタリアの塩にちょこっとつけるだけのシンプルさ。
素材の豊かな春の香りが口の中に広がる。
我が家でも、
早春の味、春野菜のてんぷらを作ろう~!と思って
野菜売り場に向かってみたのだった。
*************************
やはりところ変われば
見かけないものが並ぶスーパーマーケットは大好き。
日本でも、海外でもかならず足を運び、
その地域に根ざした食材やスパイス、
そして野菜やフルーツなどをじっくりと探す。
お花は、意外と日本は世界から取り寄せているのか
はたまた日本が最先端なのか、
どの国に行っても、馴染みのあるもばかりで
新しい種類や品種に出会ったことがない。
いつもさっとチェックするだけで通り過ぎてしまう。
*************************
先週、マミフラワーデザインスクールの
春の講師セミナーに参加して、
男性デザイナーのデモンストレーションを見てきた。
日本の新進気鋭、男性フローラルアーティスト25名による
作品集の出版記念のデモで、作家たちの作品を
実際に生けていくイベント。
そのうちの一人、30代のアーティストは、
野菜と果物にこだわった作品が特徴。
花と一緒に、カラフルにふんだんにあしらわれている。
花を生ける最中に解説者件、コメンテーターが質問する。
「どうして野菜を使おうと思ったのですか?」
すると、
「同じ植物なのにお花屋さんに並ぶと“見る”もので
野菜売り場に並んでいると、“食べ”ものになる。
それが不思議だな、と思っていました。」
たしかに、
お花屋さんにある菜の花は“きれい”と思うのに
八百屋さんだと“おいしそう”という感覚に変わる。
同じものなのに、急に意識が変化する。
「ちなみに、どの野菜が一番好きですか?」
「ボク、野菜がニガテなんです。
だから野菜売り場に行っても、
“きれい”と思って見てしまうんです。」
そう言うと、会場があ~、なるほど。と
ざわめきが起こった。
野菜を食べないからこそ、
花との境界線がないのだった。
彼の目には、チューリップもにんじんもパセリも
同じように美しい素材なのだ。
ガラスの四角い器に何十本とまっすぐに詰められた
白いネギは白とグリーンのグラデーションが
とてもきれいだった。
ネギって本当に真っ白で、
先端の鮮やかな緑色とのコントラストがこんなにも
素晴らしかったんだ。
遠目で見ると今までに感じなかった新鮮な発見がある。
「その、今使った素材はベリーですか?」
「いえ、(房つきの)ミニトマトです。」
「トマトは好きですか?」
「いえ、トマトは特に嫌いです。」
「では、今使ったニンジンは食べられますか?」
「あ、ニンジンは大丈夫なんです。」
「どんなニンジン料理が好きですか?」
「カレーに入ってるニンジンが一番好きです!」
黙々と花を生けながら、予想外のコメントが
次々と飛び出し、笑いとともに作品が仕上がっていく。
そのプロセスとライブ感が、
デモンストレーションの魅力である。
*************************
たくさんの刺激を受けると、
いろんなイマジネーションが湧いてくる。
4月のイベントもゼッタイ楽しいものにしたいな。
なんだか、夢がふくらむ今日この頃。
清水薫の「花の世界」も、
どんどん広げていこう~
博多のスーパーで見つけた
期間限定 福岡産の蕾菜(つぼみな)は、
全長5cmほどの小さなミニチュア白菜のようなカタチ。
天ぷらにしようと思って。
いったいどんな味なんだろう。
期間限定、というパックのシールに書いてあった言葉に
つられて思わず買ってみた。
その他にこごみ、新ゴボウ、ツワブキも一緒に。
*************************
北九州で、つくし、ユキノシタの葉、きびなごの天ぷらなど
早春のほろ苦い味を食べてきた。
天ぷらのつゆではなく、
イタリアの塩にちょこっとつけるだけのシンプルさ。
素材の豊かな春の香りが口の中に広がる。
我が家でも、
早春の味、春野菜のてんぷらを作ろう~!と思って
野菜売り場に向かってみたのだった。
*************************
やはりところ変われば
見かけないものが並ぶスーパーマーケットは大好き。
日本でも、海外でもかならず足を運び、
その地域に根ざした食材やスパイス、
そして野菜やフルーツなどをじっくりと探す。
お花は、意外と日本は世界から取り寄せているのか
はたまた日本が最先端なのか、
どの国に行っても、馴染みのあるもばかりで
新しい種類や品種に出会ったことがない。
いつもさっとチェックするだけで通り過ぎてしまう。
*************************
先週、マミフラワーデザインスクールの
春の講師セミナーに参加して、
男性デザイナーのデモンストレーションを見てきた。
日本の新進気鋭、男性フローラルアーティスト25名による
作品集の出版記念のデモで、作家たちの作品を
実際に生けていくイベント。
そのうちの一人、30代のアーティストは、
野菜と果物にこだわった作品が特徴。
花と一緒に、カラフルにふんだんにあしらわれている。
花を生ける最中に解説者件、コメンテーターが質問する。
「どうして野菜を使おうと思ったのですか?」
すると、
「同じ植物なのにお花屋さんに並ぶと“見る”もので
野菜売り場に並んでいると、“食べ”ものになる。
それが不思議だな、と思っていました。」
たしかに、
お花屋さんにある菜の花は“きれい”と思うのに
八百屋さんだと“おいしそう”という感覚に変わる。
同じものなのに、急に意識が変化する。
「ちなみに、どの野菜が一番好きですか?」
「ボク、野菜がニガテなんです。
だから野菜売り場に行っても、
“きれい”と思って見てしまうんです。」
そう言うと、会場があ~、なるほど。と
ざわめきが起こった。
野菜を食べないからこそ、
花との境界線がないのだった。
彼の目には、チューリップもにんじんもパセリも
同じように美しい素材なのだ。
ガラスの四角い器に何十本とまっすぐに詰められた
白いネギは白とグリーンのグラデーションが
とてもきれいだった。
ネギって本当に真っ白で、
先端の鮮やかな緑色とのコントラストがこんなにも
素晴らしかったんだ。
遠目で見ると今までに感じなかった新鮮な発見がある。
「その、今使った素材はベリーですか?」
「いえ、(房つきの)ミニトマトです。」
「トマトは好きですか?」
「いえ、トマトは特に嫌いです。」
「では、今使ったニンジンは食べられますか?」
「あ、ニンジンは大丈夫なんです。」
「どんなニンジン料理が好きですか?」
「カレーに入ってるニンジンが一番好きです!」
黙々と花を生けながら、予想外のコメントが
次々と飛び出し、笑いとともに作品が仕上がっていく。
そのプロセスとライブ感が、
デモンストレーションの魅力である。
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たくさんの刺激を受けると、
いろんなイマジネーションが湧いてくる。
4月のイベントもゼッタイ楽しいものにしたいな。
なんだか、夢がふくらむ今日この頃。
清水薫の「花の世界」も、
どんどん広げていこう~